
【ワイシャツの基本】襟の形10種類を解説!特徴やスーツに合う選び方をチェックしよう
ビジネス メンズ
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ワイシャツの襟の形が何種類もあるのをご存じですか?ワイシャツの襟の形にはそれぞれ特徴やデザインなど細かな違いがあるため、着用シーンに合わせて使い分けられます。今回は、ワイシャツの襟の種類や選び方、具体的なメンズコーデをご紹介します。ぜひチェックしてみてください。
目次
ワイシャツの襟の形【10種類】の特徴をチェック

ワイシャツの襟のデザインは、生地の面積や襟の角度などに個性があり、選択肢が豊富です。ここからは、それぞれの襟のデザインや特徴をチェックしていきましょう。スーツやネクタイとの合わせ方もあわせてご紹介します。
レギュラーカラー

レギュラーカラーは、最も基本的なワイシャツの襟の形です。ほどよい大きさの襟で、角度は65~80度程度開きがあります。
ビジネスシーンに限らず、フォーマルな場面でも着用できる襟のデザインであり、さまざまな着回しを考えている方におすすめのワイシャツです。
レギュラーカラーは、ノンアイロン加工やストレッチ素材を採用しているものもあります。また、色や柄なども豊富に展開されており選択肢の多さも魅力です。そのため、ワイシャツの襟以外の部分にも注目して選んでみるのもよいでしょう。
ワイドカラー

ワイドカラーは、左右に100~130度ほど大きく襟が開いた形のワイシャツです。基本の形であるレギュラーカラーと同じく、ビジネスからフォーマルまで幅広く着用できるというメリットがあります。
襟のVラインが美しく出るのが特徴で、すっきりとした好印象を与えられます。ボタンを外すと首元にゆとりが生まれるため、オフィスカジュアルスタイルやゆったりとした襟の形が好みの方におすすめです。
ワイドカラーにネクタイを着用する際は、襟の形に合わせて締めつけすぎずに大きな結び目のスタイルを取り入れてみてください。
セミワイドカラー

セミワイドカラーは、ワイドカラーより襟の開きが小さいタイプのワイシャツです。襟の角度はおよそ80~90度のものが多いため、レギュラーカラーとワイドカラーの中間のデザインといえるでしょう。
セミワイドカラーのワイシャツもスーツやネクタイと合わせやすく、シーンを問わずに着用しやすい点が魅力です。
レギュラーカラー以外の少しラフな印象のワイシャツを探している方や、オフィスカジュアルなどのビジネスシーンで着たい方は、襟の開き具合や見た目の印象などを見比べてみるのがおすすめです。
ボタンダウンカラー

ボタンダウンカラーは、襟の先端部分に小さいボタンが付いているタイプのワイシャツです。襟をボタンで留めて着用するのが一般的で、第一ボタンを外しても襟の形が崩れず長時間きれいに着こなせます。
ボタンダウンタイプの襟のワイシャツをビジネスシーンで着用するなら、ノーネクタイやジャケットなしなどカジュアルな場面で着用するのがおすすめです。
襟が崩れにくい機能面から、ワイシャツのみでも首元をすっきりと見せられるさわやかなコーデが完成するため、特に夏場に活躍する形の襟です。
ドゥエボットーニカラー

イタリア語が語源の「ドゥエボットーニ」とは「ボタンが2つ」という意味で、襟の土台部分に2つの第一ボタンが並ぶタイプのワイシャツです。他のワイシャツと比べて、襟の土台が高めで台襟の帯部分が大きいのが特徴です。
襟部分がしっかりと自立しており、襟先をボタンで留めるボタンダウンデザインが多いため、着用時に崩れにくくノーネクタイで着用できます。
ネクタイと合わせても、首元がすっきりとしたフォーマルな印象になるため、ビジネスシーンで人気のあるワイシャツの襟の一つです。
ホリゾンタルワイドカラー(カッタウェイカラー)

「ホリゾンタル」には水平という意味があり、ホリゾンタルワイドカラーは名前の通り、襟が水平に180度開いているデザインのワイシャツです。こちらと同様に襟の角度が大きいワイシャツとして、190度に襟が開いたカッタウェイカラーがあります。
ホリゾンタルワイドカラーは、ワイシャツ1枚でコーデが完成するためノーネクタイやクールビズの際に活躍するアイテムとして人気です。
スーツのジャケットと合わせるときは、ネクタイを大きい結び目にすると襟のデザインとのバランスがとれて、よりきれいに着こなせます。
ショートポイントワイドカラー

ショートポイントワイドカラーは、襟の面積が小さく襟先までの長さもおよそ6cm以内と短いのが特徴のワイシャツです。ショートポイントワイドカラーのほかに「ショートカラー」や「ナローショート」と呼ばれることもあります。
襟が小さく短いタイプのワイシャツはラフな印象を与えるため、細めや短いネクタイと合わせるのがおすすめです。カジュアルなパーティに参加する際や、休日にフォーマルなコーデを楽しみたいときにぴったりな襟のデザインといえるでしょう。
商談や重要な会議がある日や、格式高いフォーマルシーンでは小さくて短い襟はNGとなる場合があるため、ワイシャツのデザインを選ぶ際は覚えておくと安心です。
ウィングカラー

ウィングカラーは、襟の先が羽のように折り返したデザインが特徴のワイシャツです。ワイシャツの中でもフォーマルな襟のデザインで、結婚式をはじめとした格式高いフォーマルシーンで着用できます。
モーニングやタキシード、蝶ネクタイなどと組み合わせると、お祝いの場にふさわしいフォーマルな装いが完成します。結婚式に参列する際も着用できる襟のデザインのため、1枚持っておくのがおすすめです。
バンドカラー(スタンドカラー)

バンドカラーは、首元のバンド(帯)部分が丸くカットされているデザインのワイシャツです。他のワイシャツのように襟の折り返しがなく立ち襟のため、「スタンドカラー」とも呼ばれています。
襟の折り返しの崩れを気にすることなく着用できるため、首元をすっきりとスタイリッシュに見せられるのがメリットといえるでしょう。オフィスカジュアルから休日コーデまで、幅広いシーンで取り入れられる人気のワイシャツです。
タブカラー

タブカラーは、両襟に紐が付いているタイプのワイシャツです。「タブ」には紐という意味があり、ネクタイを締めたあとに、結び目の下で両方の紐をボタンや留め具で固定して着用します。ネクタイが立体的となり、美しい着こなしとなるのが特徴です。
基本的にネクタイとセットで着用するワイシャツなので、スーツのジャケットとの相性もよいでしょう。タブで襟元が密着して形が崩れにくいため、フォーマルやビジネスシーンにもおすすめの形の襟です。
ワイシャツの襟の選び方

ワイシャツの襟は種類が多く、選び方に迷う方もいるのではないでしょうか?ここでは、ワイシャツの襟の具体的な選び方をご紹介します。
着用シーンに合わせて選ぶ
ワイシャツの襟の種類は、ビジネスやフォーマルなど着用シーンに合わせて選んでみましょう。ビジネスシーンでも、フォーマル寄りかカジュアル寄りかで選び方が異なります。
ワイシャツの中には、格式高い場面での着用はNGとされるものや、オフィスカジュアルには向かないとされる襟の種類もあるため確認しておくと安心です。
着用シーン別におすすめの襟の形をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
ビジネス | オフィスカジュアル | フォーマル | 休日 | |
レギュラーカラー | ||||
ワイドカラー | ||||
セミワイドカラー | ||||
ボタンダウンカラー | ||||
ドゥエボットーニカラー | ||||
ホリゾンタルワイドカラー(カッタウェイカラー) | ||||
ショートポイントワイドカラー | ||||
ウィングカラー | ||||
バンドカラー(スタンドカラー) | ||||
タブカラー |
シャツの素材で選ぶ
汗の吸収性やお手入れが簡単なタイプなど機能面を比較したり、好みの着心地の生地にこだわったりなど、素材に着目した選び方もおすすめです。襟の形は種類が多くて選べないという方は、シャツの機能面や素材から選んでみましょう。
特に毎日ワイシャツを着用するビジネスマンには、シワになりにくく手間がかからないノンアイロンタイプのワイシャツが人気です。
長時間着用しても型崩れせず、清潔感を保てる便利さから選ばれています。今回ご紹介したワイシャツでも多く使われている素材なので、ぜひチェックしてみてください。
スーツのジャケットやネクタイの有無で選ぶ
スーツのジャケットやネクタイの有無を考えて、ワイシャツの襟の形を考える選び方もおすすめです。レギュラーカラーをはじめとしたスタンダードなタイプなら、ジャケットやスーツの有無を問わず着用できます。
ボタンダウンカラーやバンドカラーであれば、形が崩れにくくワイシャツ1枚での着用も可能です。ニーズや見せたい印象に合わせて襟の形を選ぶと、自分に合うワイシャツを見つけられます。
着やすさで選ぶ
首元を締めつけないものや首のラインに添って動きやすいデザインなど、着やすさを重視した選び方もよいでしょう。特に、ワイシャツは肌に触れる面積が広いため、毎日着用する方にとって着心地は重要です。
好みの着心地の襟であればワイシャツ着用時の快適さもアップするため、自分の求めるデザインを吟味して選んでみてください。
【着用シーン別】ワイシャツの襟に注目!おすすめコーデをご紹介

日常で多い着用シーン別に、おすすめのメンズのワイシャツコーデをご紹介します。襟の形に注目して、スーツのジャケットとの合わせ方や着こなし方を解説するので、ぜひ参考にして好みのコーデを探してみてください。
【ビジネス】レギュラーカラーやワイドカラーの好印象コーデ

レギュラーカラーやワイドカラーはスーツを組み合わせやすく、こちらはビジネスにおすすめの好印象コーデです。スタンダードな襟の形は、世代や着用シーンを選ばず幅広く着用できます。
ノーネクタイでもきれいなシルエットで着用できるため、オフィスカジュアルとしても着回し可能な便利さがポイントです。ワイシャツの襟の選び方に迷った際は、基本の形を選んでみるのもよいでしょう。
【オフィスカジュアル】ボタンダウンカラーやバンドカラーは形が崩れにくい

こちらは、形が崩れにくい襟のワイシャツを合わせたオフィスカジュアルのメンズコーデです。オフィスカジュアルには、ボタンダウンカラーやバンドカラーのワイシャツがおすすめです。
着崩れなどで襟を気にすることなく、ワイシャツ1枚で上品に着られるのがポイント。オフィスカジュアルのワイシャツを探している方は、ぜひコーデに取り入れてみてください。
【フォーマル】結婚式には形の美しいウィングカラーがおすすめ

お祝いの場には、フォーマルなウィングカラーのワイシャツが定番です。今回ご紹介するのは、フォーマルなジャケットと合わせたゲスト向けのメンズコーデです。
ウィングカラーを取り入れることによって格式のある装いが完成し、普段とは違った服装を楽しめます。さらにバッグやスリーピースなどの上品なアイテムを合わせると、特別なシーンにぴったりの着こなしが叶います。
【休日】バンドカラーでカジュアルな印象に

見た目のカジュアルさだけでなく、ノンアイロン素材や着心地など機能面も重視した休日のメンズコーデです。
こちらのバンドカラーシャツは1枚でも着用可能ですが、ジャケットと合わせるとさわやかなスタイルが完成するため、シーズン問わず活躍するおすすめの一着です。
ワイシャツの襟は、休日にも着られる種類が多くあるため、ぜひコーデに取り入れてみてください。
ワイシャツの襟の特徴や印象を知ってメンズコーデに取り入れよう

ワイシャツの襟は豊富な種類があり、襟の形によって特徴や印象に違いがあります。着用シーンやお手入れのしやすさなど、選び方にこだわって自分が求めるワイシャツを選んでみてください。
今回ご紹介したメンズコーデも参考にして、ワンランク上のワイシャツの着こなしを楽しみましょう。
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