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集団面接(グループ面接)とは?マナーや入退室の流れ、対策法を解説

集団面接(グループ面接)とは?マナーや入退室の
流れ、対策法を解説

「集団面接(グループ面接)ではどんなことを聞かれる?」「集団面接(グループ面接)の入退室のマナーが知りたい」など、集団面接ではどんな準備をしていけばよいかや、面接を受ける際のマナーについて不安に感じている就活生は多いでしょう。

この記事では、集団面接の特徴から対策、身だしなみのマナーなどをわかりやすく解説します。

集団面接(グループ面接)とは?

集団面接とは、複数の応募者を同時に面接する選考形式です。

基本的には、就活生全員に同じ質問がされ、1人1人が順番に回答していきます。

また、面接官1~2人に対し、3~6人程度の就活生で行われ、主に一次面接など選考の初期段階で行われることが多い傾向にあります。

集団面接(グループ面接)の特徴

集団面接では、企業は一度に複数の就活生を評価できます。就活生は、限られた時間の中で好印象を残せるよう特徴を把握しておくと良いでしょう。

1人あたりの時間は短く、深掘りされにくい傾向

集団面接は1回30分〜60分程度、学生3〜6人で行うのが一般的です。

学生1人1人の回答を深掘りしている時間が無いため、1人に割かれる時間は1問あたり30秒~1分程度と、短くなります。

端的にわかりやすく伝える力が求められるため、長く話すことよりも要点を絞って話すことが好評価につながるでしょう。

回答や身だしなみの相対評価がされやすい傾向

他の就活生と同じ空間に集まるため、個人面接よりも視覚的・聴覚的に比較されやすくなります。

服装の身だしなみや髪型の清潔感、回答内容まで比較対象になります。

姿勢やマナーなど、視覚情報でマイナス評価になるリスクを減らすよう意識することも大切です。

集団面接(グループ面接)・個人面接・グループディスカッションの違い

集団面接・個人面接・グループディスカッション、それぞれの選考形式には目的と評価ポイントに違いがあります。以下にそれぞれの特徴を一覧表にまとめました。

種類 特徴
集団面接 ・複数人の学生が面接室に入り、順番に質問に回答
・短時間での印象や基本的な受け答えが評価される
個人面接 ・面接を受ける学生は1人
・深掘りされやすく、人物理解が重視される
グループディスカッション ・複数人で議題について議論し、結論を出す
・協調性や論理性、役割意識が見られる

集団面接(グループ面接)の対策ポイント

集団面接(グループ面接)の対策ポイント

集団面接で好印象を残すには、基本を押さえた準備が不可欠です。

身だしなみを整える

集団面接では第一印象が非常に重要になるため、清潔感のある身だしなみが不可欠です。

スーツは黒や濃紺などのリクルートスーツ、シャツはシワや汚れがない白無地を選びましょう。

髪型は顔が見えるよう、眉毛・耳を出すように整え、黒もしくは地毛に近い髪色で臨んでください。

メイクはナチュラルに仕上げることを意識し、ラメや派手な色の使用は避けましょう。就活に適した詳しい身だしなみのポイントは、以下の記事に記載されているので参考にしてみてください。

結論から簡潔に話す

集団面接では1人1人が話す時間が限られるため、結論から話すことが重要です。コンパクトに伝えるには、以下のようなテクニックを使うと良いでしょう。

・「結論→理由→エピソード」の順で話すことを意識
・1問あたりの回答時間は30秒~1分程度
・自分の強みを一言で示せる、キャッチーな言葉を考えておく

明るくハキハキと話す

自信や意欲を伝えるため、明るいトーンで話すことを意識しましょう。

緊張すると声が小さくなったり、早口になりがちなため、普段より少しゆっくり話すくらいのスピードが適切です。

明るくハキハキと話すことで、熱意やさわやかさが伝わりやすくなります。

他の人の話を聞く

集団面接の最中は、他の応募者の話を聞く姿勢も評価対象となります。

話している人の方に体を向け、適度にうなずくなど、傾聴する姿勢を心がけましょう。

面接官から他の学生の発言について意見を求められる場合もあるため、しっかり聞くことを意識してください。

集団面接(グループ面接)で起こりがちな状況と心構え

集団面接で失敗しないためには、事前の準備が重要です。ここでは、集団面接の際に緊張しがちなシーンと、それを乗り切る心構えを紹介します。

自分が最初に回答することになった

最初の回答者になると緊張してしまいますが、落ち着いて自分の意見をしっかり伝えましょう。

明るい返事で答え、焦らずにハキハキと答えることを意識してください。また、シンプルで伝わりやすい回答を心がけることも大切です。

話し終わったら「以上です」と伝え、頭を下げると、次の人にスムーズに回せます。

他の人と回答がかぶった

他の人と回答がかぶった場合でも、無理に内容を変える必要はありません。

たとえ、テーマがかぶっても体験した内容や考え方、具体的な行動が全く同じになることはありません。

似通った内容の話でも自分の言葉で伝えたり、こだわったポイントや工夫などを強調すれば「同じ内容だった」と思われることはないでしょう。

他の人のエピソードが強かった/圧倒された

他の人のエピソードが印象強いものであっても、焦る必要はありません。

面接では何を成し遂げたかという「成果」よりも、自身の考え方や困難に対する「取り組み方」を見ていることを理解しましょう。

自分なりの明確かつ具体的な動機や行動、プロセスを示すことで、エピソードがリアルなものになります。他人と自分を比較せず、自分の長所や魅力を伝えてください。

面接官からいきなり話を振られた

面接官がいきなり話を振る理由には、対応力・伝える力・傾聴力を見極めたいという意図があります。

臨機応変な対応ができるか、自分の言葉で伝えられるか、他の学生の発言をしっかり聞けるかを確認していることを意識しましょう。

他の学生や面接官の発言を整理しながら聞き、自分の回答のテンプレートを用意しておくと、突然指名されても落ち着いて答えやすくなります。

他の学生が回答を誤った

他の学生が回答を誤った場合は、引きずられずに冷静さを保ちましょう。

仮に、その回答について面接官から話を振られた場合は、前の学生の意見を頭ごなしに否定(論破)するのはNGです。

まずは「〇〇さんの〜という視点は非常に勉強になりました」と受け止めた上で、「一方で、私は〜と考えております」と、自分の正しい意見や調べた事実を客観的に述べるようにしましょう。

回答に詰まった、回答を誤った

回答に詰まったり、言い間違えたりした場合は、焦らずに対応しましょう。

回答に詰まったら「申し訳ありません、3秒ほど考えるお時間をいただいてもよろしいでしょうか?」と素直に伝えれば問題ありません。

沈黙を恐れて「えっと」「あの」などと言葉をつないで時間を稼ごうとすると、マイナスイメージになるため避けましょう。

また、話している途中で言い間違いやミスに気付いたら、すぐに謝罪し、正しい内容に訂正してください。

集団面接(グループ面接)でよく聞かれる質問7選

集団面接(グループ面接)でよく聞かれる質問7選

面接時に聞かれる質問は、集団面接と個人面接との間で大きな違いはありません。ここでは、集団面接で聞かれやすい質問と回答の例を紹介します。

自己紹介

自己紹介は、会社から内容が指定されている場合はそれに則って回答しましょう。

特に指定がない場合は、以下のような内容を交えつつ、30秒程度でまとめてください。締めの言葉として「本日はよろしくお願いします」と伝えると丁寧です。

【回答の型の例】
①大学名・氏名
②大学で取り組んだこと
③自分の強みや意気込み
④本日はよろしくお願いします。

志望動機

志望動機を考えるときは、自分の過去の経験を整理し、その企業との接点を見つけることが大切です。

業界や企業の魅力を語るだけでは志望動機として弱くなりやすいため、「なぜこの企業なのか」という自分ならではの理由を盛り込むようにしてください。

【回答の型の例】
①結論:入社後に成し遂げたいことなど
②具体的な体験や経験:結論を出したきっかけ
③理由:その企業でなければならない理由

学生時代頑張ったこと(ガクチカ)

面接官はガクチカで、物事への取り組み方や問題解決へのプロセス、行動への原動力などを知りたいと考えています。

「何を成し遂げたか」ではなく、「どんな課題に対し、どう考え行動したか」が伝わるように言語化しておくと良いでしょう。

【回答の型の例】
①結論:問題解決のために取り組んだこと
②直面した課題
③どのように考えたか、実際に取った行動や工夫
④結果や何を学んだか

自己PR

自己PRでは、自分の持つ強みやその強みを仕事でどのように活かせるかを伝えましょう。

他の学生とキーワードが被っても独自性のある内容になるよう、自分だけの具体的なエピソードを伝えてください。

【回答の型の例】
①結論:自身の強み
②強みを発揮したエピソード
③入社後に強みをどう活かすか

自己PRの詳しい書き方は以下の記事にまとめているので、参考にしてみてください。

企業選び、就活の軸

企業選びや就活の軸に関する質問では、企業の社風や方向性と、学生の価値観が合っているかを見極めようとしています。

回答する際は、過去の経験や入社後のビジョンなど、自分ならではの価値観や背景を交えることで、説得力のある内容になります。

また、就活の軸は志望動機や自己PRとの一貫性も重要です。それぞれの内容に矛盾がないよう意識しましょう。

他社の選考状況

企業は他社の選考状況を聞くことで、自社の志望度の高さや就活の軸の一貫性を確認しています。

「〇〇業界を中心に受けています」と軸を統一して答えるのが良いでしょう。また、選考状況については、志望度に優劣をつけずに答えるよう注意してください。

逆質問

逆質問に答えることで、志望度の高さや関心の強さなどを示すことができます。

ただし、調べれば分かることを質問したり、給与や残業・待遇などの条件面ばかり質問するのは避けてください。

集団面接での逆質問は挙手制になる可能性があるため、質問はあらかじめ3~5個程度用意しておくと安心です。

集団面接(グループ面接)の受付、入退室のマナー

ここでは、集団面接における一連のマナーについて解説します。
個人面接との違いを理解し、ポイントを押さえておきましょう。

受付、待機中

会場には10~15分前くらいに到着しておきましょう。

受付スタッフには、ハキハキとはっきりした声で挨拶してください。着席して待つときは背筋を伸ばし椅子に浅く腰掛け、手は膝の上に置くようにします。
その際、背もたれによりかかったり、足を開いたり、組むのはNGです。

また、髪の毛をいじったり、何度も時計を見る、深いため息をつくなどの行為は、周囲に焦りや不快感を与えるので避けましょう。

入室、着席

集団面接では、並んだ順によって役割が変わります。
自分が何番目に部屋に入るかをすぐに判断し、動く必要があります。

先頭になった場合の入室マナー

先頭では、グループの「顔」となるため、最も元気よく入室しましょう。
ドアをゆっくり3回ノックし、中から「どうぞ」と声が聞こえたらドアを開け、「失礼いたします」と一礼して入室します。
続けて次の人が入ってくるため、ドアの近くで立ち止まらず、奥の席(もしくは指示された席)の椅子の横や後ろまでスムーズに進んでください。
全員が揃うまで、椅子の横・後ろで背筋を伸ばして立って待ちましょう。

2番目以降になった場合の入室マナー

2番目以降になったら、前後の流れを止めないよう、スムーズに動くことを意識してください。
前の人が入ったらノックはせず、間を空けないよう進み、ドアを通過する際は面接官の目を見て一礼します。
自分の席の椅子の横まで進み、全員が揃うまで立って待ちます。

最後になった場合の入室マナー

最後に入室する就活生は、ドアを閉める役割があります。
前の人が入室したらノックはせず、間を空けずに進みましょう。
入室後、面接官に完全に背中を向けないように斜めに立ち、両手で静かにドアを閉めてください。
ドアを閉めたら「失礼します」と挨拶し、一礼します。
自分の席(基本はドアに一番近い席)の椅子の横まで進み、立って待ちましょう。

着席のマナー

全員が椅子の横に揃っても、面接官から「どうぞお座りください」と指示が出るまでは着席しません。
面接官から指示が出たら、「失礼いたします」と一礼してから着席してください。
カバンは椅子の横(一般的には利き手側)の床に、立てて置きましょう。

退室

面接官から「以上で面接を終了します」と言われたら、席を立ちます。

全員が荷物をもって椅子の横に立ったら、他の学生とタイミングを揃えて「本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました」と述べて深く一礼してください。

ドアに近い人(基本的に入室時とは逆の順番)から、順に退室します。ドアの前で再度面接官に向き直り、「失礼いたします」と一礼し、先頭の人がドアを開け退室してください。

最後の人は、両手で静かにドアを閉めましょう。

オンラインの集団面接(グループ面接)で知っておきたいマナー

オンラインの集団面接では、個人面接や対面面接とは異なる画面内ならではの「比較」と「マナー」が存在します。

複数の学生が1つの画面に並ぶため、視線や背景は対面以上に目立ちます。
通信の安定した場所から参加し、事前に表示名を「大学名+氏名」に設定しておきましょう。

オンライン面接では、10分程度前にアクセスして待機し、自分の発言時以外はマイクをオフにして、雑音を出さないよう配慮します。声は普段よりハキハキと話し、うなずきや笑顔などリアクションは大きめにすることを意識してください。

【記事まとめ】集団面接(グループ面接)の基本を押さえて落ち着いて
面接に臨もう

集団面接では、短時間でいかに分かりやすく自分をアピールできるかが重要です。

身だしなみやマナーといった基本を押さえたうえで、シンプルかつ具体性のある受け答えを意識することで、他の応募者との差をつけることができます。

事前準備をしっかり行い、自信を持って面接に臨みましょう。