
女性向けジャケットのボタンは開ける?正しい留め方やジャケット選びのポイントをご紹介
ビジネス レディース
公開日:
更新日:
女性向けジャケットのボタンは選ぶデザインによって数が異なります。ボタンの数による違いや、留め方に疑問を感じたことがある方も多いと思います。
昨今ではオフィスカジュアルが浸透しており、ジャケットのボタンを留める事が稀です。しかし、ビジネスシーンの大事な場面ではボタンを留める必要があるため、着用シーンに合った対応が求められます。
今回は、「女性向けジャケットのボタンの正しい留め方」や「ジャケットを選ぶときのポイント」などを説明します。自分らしく着こなせる方法も紹介しているので参考にしてください。
女性向けジャケットのボタンの数による違いとは

女性向けジャケットはボタンの数によって、相手に与える印象が異なります。マナーにも関係するため、ジャケットのボタンの数による違いを把握しておくことが重要です。
結論からいうと、1つボタンが主流なので、ジャケットのボタンの数で迷っているつボタンのジャケットを選ぶと幅広いシーンで着回しがきくため、重宝するでしょう。また、1つボタン以外も着用シーンがあるため、注意点などをそれぞれチェックしていきましょう。
1つボタン
近年はジャケットのボタンを留めることが稀になっており、1つボタンのジャケットを使用する企業が多いです。
1つボタンのジャケットはウエストラインが引き締まったように演出できるため、すっきりとした印象を与えます。オフィスカジュアル対応の職場やプライベートなどで、おしゃれに着こなすのもおすすめです。
ボタンを留めることが少なくなったものの、商談や重役などと会う際はボタンを留めておく方が望ましいです。
2つボタン
就活の定番は、2つボタンのジャケットです。面接などの際にも安心して着用できるタイプで、着用シーンや業種を選びません。
1つボタンのジャケットと比べるとVゾーンが大きく開かず、上品で落ち着いた印象を与えます。ビジネスシーンにおいて最も定番のスタイルであり、幅広い場面で安心して着用できる汎用性の高さが特徴です。
特に、面接や重要な商談など、第一印象が決め手となる場面では、2つボタンのジャケットを選ぶことで、より信頼感のあるプロフェッショナルな印象を与えることができるでしょう。
3つボタン
3つボタンのジャケットは、着用する方に落ち着きと堅実なイメージをもたらします。フォーマルなシーンで選ばれることもありますが、最近では見かける機会が減り、定番のデザインとは言えなくなっています。
誠実さや堅実さを表現したい場合でも、2つボタンのジャケットで十分にマナーに即した着こなしが可能です。むしろ、2つボタンタイプは定番で種類も豊富なため、ご自身の好みや体型に合ったものを見つけやすいでしょう。
ジャケットのボタンの正しい留め方

ボタンの付いたジャケットを着用する場合、ボタンを留めておくべきか外していいか迷ったことがある人も多いと思います。
昨今ではボタンを開けて着用するシチュエーションが増えていますが、着用シーンによってはボタンを留めておいた方がよい場面もあります。はすべて留めておきます。どのようなときに、ボタンを留めておくべきか、ボタンを留めるときはどのように留めるかを紹介しています。
ボタンはすべて留めて着用
先ほど女性向けジャケットは、ボタンの数によって与える印象などに違いがあると紹介しました。昨今ではジャケットのボタンを外して着用するシーンが増えてきましたが、ボタンを留めておくべきシーンもあります。
取引先の重役と初めて会うときや、社内で重役に向けてプレゼンをおこなう際などはボタンを留めておくとよいです。
大事な場面などで、ボタンを留める場合は、ジャケットの前ボタンはすべて留めておくとよいです。
ジャケットを新しく購入する場合は、普段はボタンを外している方も留めることを前提に選びましょう。
着席時もすべて留めて着用
ボタンを留めなければならないシーンで椅子に着席するときもすべてのボタンを留めておきます。メンズ向けのスーツでは着席時にボタンを外すのがマナーです。
そもそも男性向けのスーツは女性向けのスーツやジャケットと異なり、着席時にボタンを外すことを想定して作られています。そのため、男性向けのスーツは本来のスタイルにのっとって着こなすためにも、着席時はボタンを外すのが自然です。
男性向けのスーツと女性向けのスーツでは、ルールや着こなし方が違うと覚えておきましょう。
ジャケットを選ぶときのチェックポイント

女性向けジャケットを選ぶときは、ボタン以外にもチェックしておくべきポイントがあります。見た目も着心地も抜群のジャケットを選ぶために、しっかり把握しておきましょう。
ジャケットは長く使用できるものも多いため、機能面などもチェックしてより快適に過ごせるものを選ぶとよいです。
着丈やサイズ感
女性向けのジャケットを選ぶ際は、着席時なども考えて動きに制限が出ないサイズ感のものを選ぶことが重要です。
立った状態、座っているとき、動作を行うときではジャケットの着用感も異なります。フィットしたものを選んだつもりでも、動作によって窮屈さを感じると不便です。
そのため、ジャケットを選ぶときは座ったり腕を伸ばしたりと、ジャケット着用時に実際に行う動作を試して、着用感を確かめるようにしましょう。体型の変化や動きやすさを考えて少し余裕のあるサイズを選びがちですが、ジャストサイズのものを推奨します。
少し余裕のあるサイズのジャケットはだらしない印象になることも多いです。ジャストサイズのジャケットは動きやすさを考えて作られた商品も多いので、アクティブに動き回ることも可能です。仮に、ジャストサイズのジャケットが窮屈に感じてしまう場合は、ストレッチ性の高い素材を選ぶとよいでしょう。
素材や季節感
ジャケットは使用されている生地の素材によって、硬いものや柔らかいものなど肌触りや着心地も異なります。敏感肌などで素材にもこだわりたい方は、着心地がよく肌に優しい素材を選ぶと安心です。
また、季節に合わせたジャケットを選ぶと、より快適にジャケットを着こなせます。
暑い季節は少しでも涼しく着こなせる工夫が施された、春夏用を選ぶのがおすすめ。生地が薄く、見た目にも爽やかな柔らかい印象の色合いのジャケットを選ぶと、見た目も涼しげです。
汗をかきやすい季節なので、洗えるタイプだと清潔な状態を保つことも可能です。一方で、秋冬用は生地が厚めなので寒い季節にも重宝します。
生地の素材の厚さや色は他者から見ても気づきやすい部分なので、季節感にマッチしたジャケットを選ぶようにしましょう。
着用シーン
女性向けのジャケットはカジュアルに着こなしたい場合、仕事などで堅実なイメージを与えたい場合など、着用シーンによって使い分けるとよいです。ボタンの数でも印象が異なると前述しましたが、ジャケットのデザインによっても雰囲気は大きく変わってきます。
落ち着いた場所にふさわしいもの、華やかなパーティーなどで着用するものでは選ぶべきジャケットに違いがあります。相手との友好な関係を維持するためにも、着用シーンごとに適したものを選択することが重要です。
TPOをわきまえたジャケットをチョイスできると、細部まで気を配れる人と好印象を抱いてもらいやすくなります。さらにマナーを守りながら、小物などで自分らしさを演出すると、おしゃれな人と認定してもらえるかもしれません。
ジャケットを着用するときに事前に確認しておくとよい3つのこと

女性向けジャケットをきれいに着こなしたいなら、事前に確認しておくとよいことがあります。
ボタンがしっかり留まっているか確認する
ジャケットを着用する際は、ボタンが取れないように事前の確認をおすすめします。ボタンが取れたときのことを考えてソーイングセットなどを持ち運ぶのもよいですが、時間や場所などの関係からすぐに対応できないこともあります。
そのため、事前にボタンがしっかり留まっているか確認しておくと安心です。ボタンが緩んでいると感じたら、事前に糸でしっかりと補強しましょう。
また、予備の付け替え用ボタンも分かる場所で保管しておきます。ジャケットのボタンの付け替えは洋服のお直し店やクリーニング店、スーツ取扱店などでも対応してもらえます。
スーツ販売店などでは、そのほかのお直しにも対応しているので、気になることがあればお直しを依頼するのもありです。ジャケット着用時に慌てないためにも、お直しについては定期的なチェックを推奨します。
行事などでジャケットを着用する時期が分かったら早めに準備して、万全の状態にしておきましょう。
インナーで自分らしさを出す
一つのジャケットを長く使う人は、買い替えたり新しいジャケットを買ったりすることが少なく、バリエーションに欠けると悩むかもしれません。しかし、着用シーンによって印象を変えたいときは、同じジャケットでも工夫次第でイメージを変えられます。
ブラウスやカットソーの色や柄で印象が大きく異なるため、インナーで自分らしさを演出することも可能です。インナーに白や淡い色のものを選ぶと清潔感があるため、どのようなシーンでも重宝します。
また、定番のレギュラーカラーと呼ばれる、第一ボタンをしっかり留めて着用する襟シャツは、フォーマルな場にもふさわしいです。カジュアルなシーンで着用する場合は、スキッパーカラーと呼ばれる、第一ボタンがなく胸元が開くタイプを選択するのもよいでしょう。
華やかな印象を与えるブラウスや、スタイリッシュな雰囲気になるカットソーなど、選ぶインナーによっておしゃれを楽しめます。さらに、インナーのデザインや装飾によって、アクセサリーなどの小物で調整するのもありです。
利用シーンなどに適したジャケットとインナーを組み合わせると、おしゃれに着飾れます。
スカートとパンツを利用シーンで使いこなす
レディーススタイルのジャケットに合わせるボトムスには、スカートとパンツがありますが、それぞれ選ぶメリットが異なります。ベーシックに着こなすならスカートスーツ、長距離歩くなどアクティブに動き回る場合はパンツスーツを選ぶと、作業効率アップにつながります。
スカートを着用するときは、スカートの丈の長さに注意しましょう。丈が短いと上品さが損なわれます。
おすすめのスカートの長さは膝丈で、全体的なバランスが不自然に見えないか確認するとよいです。
また、ジャケットに合わせてパンツを着用するときは、靴に少しかかる程度がスマートです。それよりも裾が長いと、汚れが付いたり裾が擦り切れたりすることも。
また、裾が長いと引っ掛かって転倒する危険性もあります。しかし、足首が見える短さだとカジュアルな印象が強くなるため、着用シーンによっては適さない場合も。
動きやすさや安全性、着用シーンなどを考えて、スカートやパンツの種類、裾の長さなどを選択するとよいでしょう。
まとめ
女性向けジャケットは種類によってボタンの数が異なります。利用シーンに合ったジャケットを選ぶことが重要です。
女性向けジャケットを格好よく着こなすためにも、正しいボタンの数や留め方を理解して実践するのが望ましいです。また、工夫次第ではマナーを守りながら自分らしさを演出することもできるので、ジャケットをおしゃれで魅力的に着こなしましょう。