ダブルスーツを徹底解説!特徴・似合う人・TPO別のおしゃれな着こなし方も紹介
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おしゃれにダブルスーツを着こなしている人を見て「自分も挑戦してみたい」と思ったことはありませんか?
その一方で「自分に似合うのかな」「着こなしが難しそう…」と不安に感じてしまうこともあるでしょう。
そこで本記事では、ダブルスーツの基本をはじめ、ビジネスや結婚式といったシーン別の着こなし術まで、徹底解説していきます。
また、体型に合わせたダブルスーツの選び方も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
ダブルスーツの定義とデザインの特徴
ダブルスーツは、その独特のデザインから、風格と洗練された印象を与えるアイテムです。
まずは、ダブルスーツの定義とデザインの特徴について解説していきます。
ダブルスーツは重厚感のあるスーツ
ダブルスーツの前身頃が広く重なるデザインは、視覚的に胸板を厚く見せ、重厚感と威厳のある佇まいを演出してくれます。
フロントのボタンが2列になっている「ダブルブレスト」がもっとも大きな特徴で、クラシックでありながら、現代のファッションシーンでも強い存在感を放つスーツです。
その特徴的なデザインのルーツは、19世紀の英国海軍で着用されていた軍服「リーファージャケット」にあるといわれています。
ダブルスーツの代表的なデザイン
ダブルスーツの重厚な印象を生み出している、代表的なデザインについて解説していきます。
6つボタン
「6つボタン」は、ダブルスーツの中でも標準的で、クラシックなデザインです。
縦に3つずつ、合計6つのボタンが配置されており、実際に留める箇所は、右側にある真ん中と下のボタン2つで、着こなしによって留め方を変えることができます。
2つ掛けは格式高い場面向き、真ん中のみの1つ掛けはビジネスシーンに取り入れやすいスタイルです。
シングルスーツとは異なり、下1つだけを留める遊び心のある着こなし方も可能で、スタイルに変化をつけたい方におすすめです。
4つボタン
4つボタンのダブルスーツは、6つボタンに比べてより現代的であり、少しカジュアルダウンした印象を与えます。
ボタンが縦に2つずつ、合計4つ配置されているのが特徴です。
ボタンの留め方は、ビジネスシーン向けの下1つ留めと、格式高い場にふさわしい上下2つ留めの2パターンがあります。状況に合わせて留め方を選びましょう。
また、ジャケットの内側に着崩れ防止用のボタンがあり、これを先に留めてから外側のボタンを留めるのが基本的な着用手順です。
ピークドラペル
ダブルスーツの襟(ラペル)を見ると、多くの場合に「ピークドラペル」と呼ばれるデザインが採用されています。
ピークド(peaked)とは「先端が尖った」という意味で、下襟の先端が鋭く上向きに尖っているのが特徴です。
襟幅が広いデザインのため、顔周りをシャープに見せる効果が期待できます。
格式高い礼装で見かけることもあり、より儀礼的でドレッシーな印象を与えますが、カジュアルな場面での着用も可能です。
シングルスーツとの違い
ダブルスーツとシングルスーツのもっとも大きな違いは、前身頃のボタンが1列か2列かという点です。
ボタンが1列のシングルスーツは、シンプルですっきりとしたデザインが特徴的で、ビジネスシーンをはじめとする多くの場面で着用されます。
一方、ボタンが2列のダブルスーツは、前身頃の重なりが広いため、重厚かつクラシカルで、より格式高い印象です。
ダブルスーツの人気と近年の傾向
近年のダブルスーツは、一昔前のルーズなシルエットとは異なり、肩周りやウエストラインをすっきりとさせた、モダンで洗練されたシルエットが主流です。
カジュアルな印象のダブルスーツも見られ、着用シーンに限らず、着こなしの幅が広がっています。
ダブルスーツは「古臭い」という印象から「おしゃれで品格のある選択肢」へと変化し、再び高い人気を集めているといえるでしょう。
ダブルスーツのおしゃれな着こなし方
クラシックで品格のあるダブルスーツは、シルエットやサイズ感、コーディネートを工夫することで、洗練された印象をより引き立てることができます。
ここからは、ダブルスーツをスタイリッシュに着こなすために、気をつけるべきポイントを解説していきます。
ジャストサイズを選ぶ
ダブルスーツは、前身頃が重なるデザインのため、サイズが合っていないと野暮ったい印象が際立ってしまいます。
特に、ビジネスの場で着用するならば、自然にフィットするジャストサイズを選びましょう。
一方、おしゃれ感を出したい場合、トレンドでもある短めの着丈がおすすめで、ヒップの半分程度から完全に隠れる長さがちょうど良いとされています。
ボトムスもすっきりとしたシルエットを目指す
重厚感のあるダブルジャケットに合わせるボトムス(スラックス)は、すっきりとしたシルエットのものを選びましょう。
ジャケットにボリュームがある分、ボトムスはすっきりとしたシルエットを選ぶことで、全体のバランスが整い、洗練された印象へと仕上がります。
裾の仕上げは、格式高い場やビジネスシーンで着用するならばシングルを、カジュアルに着用するならばダブルを選びましょう。
スーツと同系色のネクタイを合わせる
ダブルスーツのコーディネートに慣れるまでは、ネクタイはスーツと同系色でまとめるのがおすすめです。
ダブルスーツ自体に存在感があるため、色数を落としてすっきりと見せましょう。
一方、Vゾーンが狭くても、華やかなネクタイを取り入れるとバランスが取りやすいため、個性を演出したい方はぜひ挑戦してみてください。
ポケットチーフを上手に使用する
ダブルスーツの華やかで格式高い印象をさらに引き立てるアイテムが「ポケットチーフ」です。
胸元にチーフを挿すだけで、コーディネートに彩りと奥行きが生まれ、おしゃれ度がアップします。
華やかすぎると感じるネクタイも、同系色のチーフを合わせることにより、悪目立ちを防ぐことが可能です。
チーフ1枚で印象をコントロールできるため、積極的に活用しましょう。
ダブルスーツが「ダサい」と言われる理由を理解しておこう
ダブルスーツに対して「ダサい」「古臭い」といったネガティブなイメージを持つ方がいるのは、過去に流行したバブル期のスーツの印象が強く残っているためです。
肩幅が広く、身幅もたっぷり取られたルーズなシルエットは、現代のファッション感覚から見ると、時代遅れに見えてしまいます。
そのため、古臭さを回避したい場合は、ジャストサイズでモダンなシルエットのダブルスーツを選びましょう。
ビジネスシーンでダブルスーツを着用する際のポイント
威厳と品格を演出できるダブルスーツは、ビジネスの場でも着用できますが、TPOをわきまえた着こなしが重要です。
ここからは、ビジネスシーンにおけるダブルスーツ着用のポイントを解説していきます。
ビジネスシーンでは無地がおすすめ
ビジネスの場でダブルスーツを着用する場合、色はネイビーやチャコールグレーといった定番色で、柄は無地を選ぶのがおすすめです。
これらの色や柄は、誠実さや知的な印象を与えるため、どんな相手にも受け入れられやすい傾向にあります。
ダブルスーツ自体にデザイン性があるため、色や柄は極力シンプルにすることで、品格を保ちつつ、ビジネスにふさわしい落ち着いた雰囲気を演出しましょう。
シャツはきちんと感を目安に
ダブルスーツに合わせるシャツは、清潔感ときちんと感を第一に考えましょう。
相手に好印象を与えてくれる、白無地や淡いサックスブルーなどがおすすめです。
派手な色柄のシャツは避け、シンプルで質のよいシャツを選んでください。
ネクタイは同系色が無難
ビジネスシーンにおけるネクタイ選びも、スーツやシャツと同様に、控えめで上品なものが基本です。
スーツと同系色のネクタイを合わせることで、統一感と洗練された印象を与えます。
柄は、無地(ソリッド)や細かいドット柄、落ち着いた配色のレジメンタルストライプなどがおすすめです。
社風や職場環境も重視する
ダブルスーツをビジネスの場で着用する際は、社風や職場環境も重視しましょう。
職場の雰囲気に合わせて、儀礼的で威厳のあるダブルスーツよりも、柔らかさや親しみやすさを意識した着こなしのほうが好印象に仕上げられます。
自社のドレスコードや周りの先輩・上司の服装を参考に、ダブルスーツを着用しても問題ない環境かどうかを見極めておきましょう。
結婚式でダブルスーツを着用する際のポイント
華やかさと格式を兼ね備えたダブルスーツは、結婚式や披露宴といったお祝いの場にふさわしい装いです。
以下のポイントを押さえ、ゲストとして参列する際は、お祝いの気持ちを表現しましょう。
結婚式には落ち着きのある上品なカラーを
結婚式のゲストとしてダブルスーツを着用する場合、派手すぎる色や柄は控え、落ち着きのある上品なカラーを選ぶのがマナーです。
定番のダークネイビーやチャコールグレーなどのスーツであれば、お祝いの場にふさわしい品格を演出できます。
光沢感のある生地を選ぶと、より華やかな雰囲気が加わるのでおすすめです。
6つボタンの2つ掛けがおすすめ
結婚式でのダブルスーツは、クラシックで格式の高い「6つボタン2つ掛け」のスタイルがおすすめです。
Vゾーンが引き締まり、重厚感のあるシルエットが、お祝いの席にふさわしい厳かな雰囲気を醸し出してくれます。
シャツ・ネクタイは控えめなデザインで
ダブルスーツ自体の存在感を考慮し、シャツやネクタイは控えめなデザインでバランスを取りましょう。
派手になりすぎないものを選び、コーディネート全体を品よくまとめるのがポイントです。
二次会であればカラースーツも選択肢に
少しカジュアルダウンした二次会であれば、カラースーツに挑戦するのも選択肢の一つです。
落ち着いたトーンのブラウンやグリーンは、おしゃれでありながらも悪目立ちせず、会場の雰囲気にもマッチするでしょう。
ただし、二次会の会場や格式もさまざまであるため、事前に雰囲気を確認した上で、TPOに合った服装を選びましょう。
ダブルスーツが似合う人と体型別のポイント
ここからは、ダブルスーツが似合う人の特徴と、体型別に押さえておきたいポイントを解説していきます。
以下のコーディネート例を参考に、スタイリッシュに着こなしましょう。
高身長の方はさらにスマートな印象に
身長の高い方は、縦のラインが強調されるダブルスーツを着用すると、よりすっきりとしたスマートな印象を演出できます。
裾幅を少し詰めることで、よりスタイリッシュな雰囲気の演出も可能です。
やせ型の方はメリハリを強調できる
やせ型で体型が華奢な方は、ダブルスーツの前身頃が重なるデザインにより、胸板に厚みが加わり、メリハリのあるシルエットとなります。
このとき、大きすぎないジャストサイズを選択するのがポイントです。
低身長の方は縦ラインを意識
身長が低めの方には、縦のラインを強調するために、写真のようなストライプ柄のダブルスーツがおすすめです。
ボトムスは、ノークッションやすっきりとした短めの丈にして、足元に軽さを出すと、全体のバランスが良くなります。
お腹周りが気になる方はサイズ選びに注意
お腹周りが気になる方には、ジャストサイズのダブルスーツがおすすめです。
適度なゆとりを持たせたいところですが、単に大きいサイズを選ぶと、かえって全体がだらしなく見えてしまうので注意しましょう。
例えば、視覚的な引き締め効果がある紺無地のダブルスーツは、お腹周りをすっきりと見せつつ、周囲に誠実で知的な印象を与えてくれるため非常に効果的です。
まとめ
近年のダブルスーツは、クラシックな品格と現代的なおしゃれさを両立できる、魅力的なアイテムです。
ご自身の体型に合ったジャストサイズを選び、シャツやネクタイはシンプルにまとめ、すっきりとしたシルエットのボトムスを合わせると、洗練された現代的なスタイルが完成します。
ぜひ、本記事で紹介した内容を参考に、ダブルスーツに挑戦してみてください。


