わたり幅とは?サイズの見極め方と失敗しないパンツ選びのコツ
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「わたり幅って何?」とサイズ表を見て戸惑った経験はありませんか。
ウエストやヒップは理解できるけど、わたり幅はよく分からないという方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、わたり幅の基本知識から正しい測り方、オンライン購入時の注意点などを解説していきます。
わたり幅を含めた試着時のチェックポイントも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
わたり幅とは?基本の知識
パンツを選ぶ際、ウエストや股下と並んでフィット感を左右するのが「わたり幅」です。
まずは、わたり幅に関する基本の知識から解説していきます。
わたり幅とは太もも部分の直線距離
わたり幅とは、パンツの太もも部分の幅を示す寸法のことです。
具体的には、股下の付け根部分(内股の縫い目が交わる点)からパンツの脇の縫い目までの直線で測った長さを指します。
少し聞き慣れない言葉かもしれませんが、はき心地や全体のシルエットを左右する大切な部分です。
わたり周りとの違い
わたり幅と似た言葉に「わたり周り」があります。
わたり幅は、パンツを平置きした状態で、内股の付け根から脇の縫い目までを直線で測った、いわゆる片面の長さです。
わたり周りは、わたり幅を2倍にした数値で、太もも部分を一周した長さを指します。
それぞれ意味する内容が異なるため、違いを押さえて理解しておくと安心です。
わたり幅を知っておくメリット
わたり幅を知っておくと、太ももがきつくてはけない、あるいは逆に緩すぎてシルエットが崩れるといった事態を防げます。
自身の体型に合うパンツの傾向を把握しやすくなり、試着ができないオンラインショッピングで、よりスムーズに商品を選ぶことが可能です。
わたり幅を測るときの手順
続いて、手持ちのパンツのわたり幅を正確に測定する方法を解説していきます。
以下の手順に沿って、正しく測定してみましょう。
手順1.シワをとって平置きする
測定したいパンツにアイロンをかけるなどして、全体のシワをしっかりと伸ばしておきましょう。
ボタンやジッパーをすべて閉じた状態で、床やテーブルなどの硬く平らな場所にパンツを置きます。
このとき、前身頃と後ろ身頃の脇の縫い目がぴったりと重なるよう、きれいに置くのがコツです。
手順2.測定箇所を確認する
次に、測定の起点となる場所を確認します。
わたり幅を測る上で起点となるのは、両足の内股の縫い目が十字に交差している「股下の付け根」の部分です。
ゴール地点はパンツの外側にある脇の縫い目で、2カ所を水平に結んだラインが測定部分となります。
手順3.片足をめくって測定する
平置きしたパンツの片側の脚を上に折り返し、股下の付け根部分が見えるようにします。
こうすることで、内股の付け根の十字部分に、メジャーの端を正確に合わせやすくなるでしょう。
メジャーの0cmの目盛りを股下の付け根の十字部分に固定し、パンツの生地と平行になるように脇の縫い目まで真っすぐに伸ばします。
以上の手順で読み取った値が、対象パンツの「わたり幅」です。
平均的なわたり幅の目安
わたり幅は、パンツのシルエットやブランド、サイズによって大きく異なります。
あくまで参考ですが、わたり幅の平均的な目安を紹介していきましょう。
女性向けパンツのわたり幅
女性向けパンツの平均わたり幅は、ウエスト71~82cmに対して、30~34cm前後です。
あくまで一般的な目安であり、メーカーやデザインの違いで実際の数値が異なることを理解しておきましょう。
グレーのセットアップにわたり幅に余裕を持たせたパンツを合わせることで、脚のラインを拾いすぎず、すっきりとした縦のシルエットを演出しています。
ジャケットスタイルでも堅くなりすぎず、きちんと感がありながらも今どきの抜け感のある着こなしに仕上がっています。
ネイビーのスーツスタイルにわたり幅がほどよく設計されたパンツを合わせた王道のオフィスコーディネートです。
太もも周りに余計な突っ張りが出ず、脚全体がすらりと見えるシルエットが特徴です。
ジャケットスタイルでも堅くなりすぎず、柔らかさを感じさせる印象に仕上がっています。
購入を検討しているパンツがどのようなシルエットなのかを考慮した上で、数値を比較・判断してみるのがおすすめです。
男性向けパンツのわたり幅
男性向けの一般的なパンツでは、ウエスト76~84cm程度の場合、わたり幅は33~36cm程度が平均的な数値と考えられます。
ビジネス用のスラックスか、カジュアルなチノパンかによっても差が出てくる点を理解しておきましょう。
グレーのスーツに適度なわたり幅のパンツを合わせることで、太もも周りに余計なシワや突っ張りが出ず、すっきりとした立ち姿を演出しています。
ジャケットのシャープなラインとも好相性で、細身ながらも無理のない、洗練されたビジネススタイルに仕上がっている点が特徴です。
スーツにバランスの取れたわたり幅のパンツを合わせた王道ビジネススタイルです。
太もも周りがもたつかず、下に向かってきれいに落ちるシルエットが、全体をシャープに見せています。
ジャケットの構築的なラインとも調和し、大人のスマートな着こなしが完成しています。
オンラインでわたり幅を参考にパンツを選ぶときの注意点
試着ができないオンラインショッピングでは、サイズ表のわたり幅を見てフィット感を予測します。
ただし、単純に数値を見ただけの選び方はリスクがあるので、以下の注意点も押さえておきましょう。
手持ちパンツのわたり幅を測定しておく
可能であれば、自身が持っているパンツの中で、もっともはき心地やシルエットが気に入っているパンツのわたり幅を測定しておきましょう。
その値を「基準の数値」として、購入したい商品のサイズ表と比較する方法がおすすめです。
同じくらいのフィット感が欲しいなら同程度のわたり幅のものを、よりゆったりはきたいなら数センチ大きいものを選べば、失敗する確率を減らせます。
ヌード寸法と仕上がり寸法を確認する
商品ページには、「ヌード寸法」と「仕上がり寸法(商品実寸)」の2種類が記載されていることがあります。
わたり幅は基本的に仕上がり寸法で表記されますので、自身のヌード寸法を基準に、どれくらいゆとりを持たせるかで考えるのがおすすめです。
素材の特性を考慮して選ぶ
わたり幅の数値が同じでも、使用されている素材によってはき心地は変わります。
動きやすさや座ったときの快適さを考えるなら、ストレッチ性のない生地はゆとりを意識して選ぶと安心です。
素材ごとの洗濯後の縮みも考慮して選ぶと、快適に長くはき続けることができます。
サイズに関するレビューをチェックしておく
商品レビューを見ると、実際の着用感を予測できます。
投稿者の身長・体重・体型と、購入したサイズを合わせて確認するのがポイントです。
自分と似た体型の方のレビューを参考にすることで、より精度の高い判断ができるでしょう。
返品・交換が可能か確認しておく
どれだけ慎重に選んでも、実際にはいてみるとイメージと違った、ということはあります。
万が一の事態に備えて、購入前にショップの返品・交換ポリシーを必ず確認しておきましょう。
「サイズが合わなかった場合、返品や交換は可能か」「送料は自己負担か」「手続きの期限はいつまでか」といった条件を把握しておくと安心です。
わたり幅を含めた試着時のチェックポイント
これまではオンラインショッピングでの購入を想定していましたが、次はわたり幅を含めた試着時のチェックポイントについて解説していきます。
試着する際は、ただはいてみるだけでなく、以下のポイントを意識しておきましょう。
ポイント1.ウエスト
まず、確かめたいのがウエストのフィット感です。
ウエスト周りが苦しくないか、しっかり確認しましょう。
ベルトなしで、手のひらがギリギリ入るくらいの余裕が理想的です。
こぶしが入るほど緩い場合はサイズが大きく、逆に食い込むように感じる場合は小さいと判断できます。
ポイント2.ヒップ
ヒップ部分は、後ろ姿を鏡で確認し、お尻のラインを拾いすぎていないか、逆に生地が余ってダボついていないかをチェックします。
ヒップラインがくっきりと出てしまう場合は、サイズが小さいか、体型に合っていない可能性があるでしょう。
ポイント3.わたり幅
ウエストとヒップがちょうどよくても、太もも周りに適度なゆとりがあると、快適にはくことができます。
また、生地の余り具合もチェックしておくと、すっきりとした印象に仕上がります。
理想のシルエットをかなえるために、わたり幅のゆとりを確認することがポイントです。
わたり幅が適切か確認する方法
試着時に「適度なゆとり」と言われても、具体的にどう判断すればいいか分かりにくいかもしれません。
わたり幅が適切かどうか、客観的に確認するための方法を2つ紹介していきます。
ポケットの広がりをチェックする
わたり幅が適切かどうかは、ポケットの広がりでチェックしましょう。
パンツをはいて真っすぐ立ったとき、両脇のポケットが体に沿ってきれいに収まっていれば、わたり幅に適度なゆとりがあると判断できます。
ポケットの口が自然に閉じて体に沿う状態を目安にすると、太もも周りも快適にはけ、すっきりとしたシルエットを実現できます。
太ももの裏をつまんでみる
もう一つの確認方法が、太もも裏の生地をつまんでみることです。
指で1cm程度、生地がつまめるくらいのゆとりがあれば、すっきりとしたシルエットを作れています。
ただし、試着しているパンツのデザインにもよりますので、動きやすさも考慮しながら総合的に判断するのがおすすめです。
まとめ
わたり幅を参考にすると、パンツのはき心地や全体のシルエットがイメージしやすくなります。
持っているパンツのわたり幅を測って基準値とし、サイズ表やレビュー、素材の特性といった情報を総合的に判断しましょう。
店舗で試着する際も、紹介したチェックポイントを実践すれば、より納得のいくパンツ選びができるでしょう。
ウエストや股下だけでなく、わたり幅にも注目して、自身の体型とスタイルに合った、お気に入りの一本を見つけてみてください。


