猛暑対策がこの夏、変化! 働く女性の約6割が、快適性が持続する衣類・小物をチョイス

猛暑対策がこの夏、変化!
働く女性の約6割が、快適性が持続する衣類・小物をチョイス

2025.07.24

  • お悩み

夏本番を迎える前から、過酷な暑さが続いています。この夏は、高温に関しての早期天候情報※が出されていることからも、昨年以上の猛烈な暑さが予想されています。

そんな中、近年推奨されていたリモートワークから出社回帰の動きが広がっていることもあり、働く女性にとって、通勤中やオフィスでの暑さ対策は重要な課題に。そこで、ジャケジョ研究所では、20〜50代の働く女性を対象に「猛暑対策に関する意識調査」を実施しました。観測史上過去最高の猛暑だった昨年の夏、実際に行った猛暑対策への工夫や選択、そして2025年の夏はどのような対策を考えているのか、働く女性の意識と行動について明らかにしていきます。

※早期天候情報とは、10年に1度程度しか起きないような著しい高温や低温、降雪量となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。

2024年の猛暑対策は、
「日焼け止めを塗る(49.8%)」が第1位
「こまめな塩分摂取・水分補給(49.3%)」も重視

まず同じく暑い夏だった2024年と今年の猛暑対策を実態比較すべく、調査を行いました。

2024年の夏、働く女性が外出時の猛暑対策として意識した心掛けや行動についてたずねたところ、最も多かった回答は「日焼け止めを塗る」(49.8%)で半数近くに。次いで「こまめな塩分摂取・水分補給」(49.3% )、「帽子や日傘を使う」(47.4%)が上位に挙がりました。また、実際に取り入れた猛暑対策アイテムを調査したところ、第1位「日傘」(53.2%)、第2位「UVカット素材の服」(37.0%)、第3位「通気性の良い服」(36.9%)という結果に。多くの人が猛暑の中で、服の素材や形を工夫することで紫外線から肌を守りつつ、熱がこもらないようにしていた傾向がうかがえますね。

2024年の猛暑対策は、「日焼け止めを塗る(49.8%)」が第1位

2024年の猛暑対策は、「日焼け止めを塗る(49.8%)」が第1位

暑すぎて、"冷却アイテム"ではもう足りない!
「持ち歩きがしにくい」や「冷却が持続しない」との声も

猛暑対策として、「体を冷やす」タイプの冷却系アイテムの使用経験について調査したところ、「持ち歩くのが面倒で続かない」(36.6%)が最も多く、次いで「屋外では一瞬しか冷たさが保てなかった」(30.5%)、「冷やすだけでは快適にならなかった」(20.3%)と、"冷たさ"の持続性や手間に対する不満が明らかになりました。こうした結果から、単なる冷却機能だけでは近年の猛暑下においては快適性が十分に保てないことが分かります。また、「持続性」「手間のかからなさ」「即効性」などの"使いやすさ"が選定基準として浮上していることもうかがえますね。近年の気温の上昇に伴って、湿度の高さや紫外線の対策も重視されるようになり、猛暑対策といっても単に冷やすだけでは物足りない、こと足りないと感じる傾向が強くなっていることが読み取れます。

「持ち歩きがしにくい」や「冷却が持続しない」との声も

2025年の猛暑対策は、
「身につけるタイプのアイテム」が新潮流
働く女性の約6割が「服そのものに機能性を求めるスタイル」を重視

それでは昨年の猛暑対策の反省も踏まえ、2025年はどのような対策を考えているのかをたずねたところ、第1位は「身につけるタイプ」のアイテムを重視すると回答。なんと58.2%と過半数を超える結果となりました。

「お金をかけてもよい」と感じるアイテムについても質問したところ、第1位が「日傘」(42.4%)、第2位が「UVカット素材の衣類」(36.1%)、第3位が「通気性の良い衣類」(33.7%)と続き、"身につけるアイテムそのもの"に機能性を求めていることがうかがえます 。このことからも、猛暑対策は応急処置的に体を"冷やす"グッズに加え、機能性を備えた衣類や小物により継続的に快適性を得られるスタイルを取り入れることが主流になりつつあることが分かります。

働く女性の約6割が「服そのものに機能性を求めるスタイル」を重視

働く女性の約6割が「服そのものに機能性を求めるスタイル」を重視

外出中も「見た目」より「快適さ」優先が約6割
どちらを取るかで悩む人も多数!

猛暑対策として、"身につけるアイテム"を工夫したいと考える人が多い現状がわかったところで、気になるのはおしゃれやTPOとのバランスはどのように考えているかということ。そこで、「外出中の猛暑対策において"見た目"と"快適さ"のどちらを優先するか」をたずねたところ、約6割(60.4%)が「快適さ」と回答。近年の予想を超えてくる暑さを踏まえ、見た目よりも実用性が優先されていることがわかります。

とはいえ、「見た目」についても39.6%と一定の支持を集めており、猛暑下でも"見た目"を重視する層も。特にTPOにあった服装が求められるビジネスシーンでは、「猛暑対策」しづらい部分もあるようです。そこで、「仕事の⽇の猛暑対策の難しさ」の理由についても質問したところ、第1位は「見た目や印象とのバランスが取りにくい」(25.4%)で、"見た目"を取るか、"快適さ"を取るかで悩んでいる人が多いことがわかりました。

働く女性にとって、猛暑の中でいかに快適に過ごせるかというのは非常に重要であり、高機能性や通気性が良い服を選びたいという気持ちが大前提。その上で、個人の価値観にあった"自分らしい装い"と "他人からどう見えるか"というTPOへの配慮を両立してくれる服、アイテムが今後、ますます支持を集めていくと考えられます。

どちらを取るかで悩む人も多数!

どちらを取るかで悩む人も多数!

猛暑下で求められるビジネスウェアとは?
「洗濯機で洗える」「通気性がいい」「汗じみしにくさ」がランクイン!

猛暑日の仕事服において、日々の快適さを左右する要素として最も重視されているのは、第1位が「洗濯機で洗えること(31.7%)」。続いて第2位が「通気性の良さ(28.4%)」、第3位が「汗じみになりにくい素材(26.9%)」という結果となりました。共通するのは、見た目の清潔感を保ちながら、蒸し暑さに対応できる"実用性の高い機能"が備わっていること。

さらに「助かった猛暑対策」として第1位にランクインしたのが、「自宅で洗濯できる服だったので、毎日の着用にストレスがなかった」(31.3%)という声。洗濯機で洗えるという手軽さ、手入れのしやすさが、心理的な負担を軽減し、快適な日常につながっていることが読み取れますね。汗や湿気に対応できる快適性、そして毎日でも着られる実用性を兼ね備えた服は、もはや単なる"猛暑対策"を超えて、働く人の気持ちを支える"日常着の基準"になりつつあるようです。

「洗濯機で洗える」「通気性がいい」「汗じみしにくさ」がランクイン!

「洗濯機で洗える」「通気性がいい」「汗じみしにくさ」がランクイン!

「猛暑でも快適」な理想のウェアとは?
働く人のリアルな声と未来ニーズを調査

「猛暑でも快適に過ごせるアイテムがあったらいいのに!」。誰しも1度はそんな思いに駆られたことがあるのでは? ということで、絶対欲しくなる"理想の猛暑対策アイテム"を自由回答でたずねてみました。いくつかご紹介しましょう。

  • 「乾燥機をかけてもシワになりにくい、縮みにくい通気性のいいベーシックな服(30代)」
  • 「汗をかいてもすぐにサラッと乾いて消臭も出来る素材のジャケット(50代)」
  • 「服を着たら調整機能で温かい、冷たいを選択できるような服(30代)」
  • 「オフィスでも着られるおしゃれな空調服(30代)」

その他にも、機能性と見た目の両立を求める声や、"未来のスタンダード"を想像する意見が多く寄せられました。これらの回答に共通して言えるのは、「着心地の快適さ」と「見た目のきちんと感」の両立を求める声。猛暑が"特別な気候"ではなく"日常"になりつつある今、機能性と見た目を兼ね備えた服は、働く人々にとっての新しい夏のスタンダードとして定着し始めているといえそうですね

今回の調査から、いくつかのことが分かりました。まず、猛暑は⼀時的な応急処置で乗り切るのではなく、機能性の⾼いウェアやアイテムで持続的な快適さを得ることが重視されています。また、⼿⼊れのしやすさは⼼理的な負担を軽くし、⽇々の快適性につながります。さらに、ビジネスシーンやTPOが求められる場⾯でも気後れしないデザインが必要とされていることも明らかになりました。
「ジャケジョ研究所」特設サイトでは、夏の冷房ストレス対策として、研究所特任研究員で産婦人科の尾西先生のインタビューコンテンツも配信中! 酷暑と冷房による冷えから身を守り、快適で楽しい夏を過ごしていきましょう。

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