ビジネスカジュアルとは?ポイントや男女別おすすめコーディネートも紹介

ビジネスカジュアルとは?
ポイントや男女別おすすめコーディネートも紹介

ビジネスカジュアルは、スーツほど堅苦しくない、ビジネスシーンにふさわしいカジュアルな着こなしの服装を指します。基本的には入社後に取引先や社外の人と会う際に用いられますが、就活においても先輩社員との座談会などで必要な機会があるでしょう。

本記事では、いざというときに迷わないビジネスカジュアルのコーディネートのポイントを詳しく解説します。

ビジネスカジュアルとは

ビジネスカジュアルとは、スーツよりもややカジュアルでありながら、清潔感や上品さを保ったオフィスファッションを指します。
近年の働き方改革やクールビズの普及により、多くの企業でビジネスカジュアルの導入が進んでいます。

ビジネスカジュアルとオフィスカジュアルの違い

ビジネスカジュアルとオフィスカジュアルは似ていますが、想定される着用シーンに違いがあります。

ビジネスカジュアルは取引先の訪問や来客対応など、「社外の人と会う場面でも失礼のない服装」です。一方オフィスカジュアルは、社内業務やデスクワークなど、「社外の人への対応を想定しないリラックスした服装」を指します。

ビジネスカジュアルはジャケットや襟付きシャツ、スラックスなどのきちんと感が重視され、オフィスカジュアルはよりカジュアルなアイテムが許容されます。

ビジネスカジュアルで押さえるべき4つのポイント

ビジネスカジュアルで押さえるべき4つのポイント

ビジネスカジュアルを上手に着こなすには、いくつかの基本を押さえることが大切です。ここでは、ビジネスカジュアルで失敗しないための4つのポイントを紹介します。

夏でもジャケットは用意しておく

ノージャケット(ジャケットの着用なし)が認められるクールビズの時期も、ジャケットは用意しておくと安心です。
会議や取引先訪問などで着用を求められた場合も、薄手や通気性の良いジャケットであれば快適に過ごせます。また、シワになりにくい素材や持ち運びしやすいデザインを選ぶと、気兼ねなく着脱できるため便利です。

ジャストサイズのアイテムを選ぶ

ビジネスカジュアルでは、スマートな清潔感を意識したサイズ選びが大切です。

大きすぎる服やダボっとしたシルエットはだらしなく見えるため、ジャケットやパンツ、シャツは自分の体型に合うものにしましょう。購入前には必ず試着し、特にパンツの丈や袖丈はきちんとチェックすると良いでしょう。

落ち着いた色とデザインでまとめる

ビジネスカジュアルは、ネイビー・グレー・ベージュ・ホワイトなどのベーシックカラーをメインとするのが基本です。

デザインは、シンプルで上品なものを選ぶと良いでしょう。アクセサリーや小物も控えめにして全体の統一感を意識すると、より洗練された印象になります。

使いやすいセットアップもおすすめ

コーディネートに迷わなくて済む上下が揃ったセットアップは、ビジネスカジュアル初心者や忙しいビジネスパーソンにも最適です。

セットアップはきちんと感があり、インナーや小物で印象も変えられるので、着回しも効く便利なアイテムです。

ビジネスカジュアルのNG例

ビジネスカジュアルは自由度が高い反面、やりすぎると「カジュアルすぎる」と見なされるリスクもあります。ここでは、ビジネスカジュアルで避けたいNG例を紹介します。

Tシャツを1枚で着用する

襟がないTシャツは一般的にカジュアルな印象が強く、「きちんと感」や「フォーマルさ」に欠けると判断されてしまうことがあります。
特に、取引先との打ち合わせや来客対応など社外の方と接する機会がある場合は、無地であってもTシャツ1枚のみで着用するのは避け、襟付きのジャケットを羽織るのがおすすめです。

スウェットやデニムを着用する

スウェットやデニムパンツはリラックス感が強く、ビジネスシーンには好ましくありません。
特に、ダメージ加工や色落ちしたデニムは避けましょう。パンツはスラックスやチノパンなど、きちんと見えるものを選ぶのがおすすめです。

カジュアルなスニーカーを着用する

ランニングシューズや派手なスニーカーも、カジュアルすぎる印象を与えてしまうことがあります。
レザー素材やシンプルなデザインのスニーカー、ローファーなどであれば、好印象を与えられるでしょう。

スーツのジャケットを着回す

スーツ用のジャケットを着回すのも避けた方が良いでしょう。
セットアップの前提で作られているため、単体で着ると素材やデザインに違和感が出ることがあります。ビジネスカジュアル用のジャケットやブレザーを用意することをおすすめします。

ビジネスカジュアルのおすすめコーディネート4選【男性編】

ここでは、季節ごとにおすすめのメンズ向けビジネスカジュアルのコーディネートを紹介します。シーンや気温に合わせて参考にしてください。

春・夏向け

春夏には、以下のようなコーディネートがおすすめです。

【黒地のセットアップでシンプルにまとめる】

【黒地のセットアップでシンプルにまとめる】

・ジャケット:上品さとリラックス感のあるジャケット(黒)

・トップス:スマートなシルエットのTシャツ(白)

・ボトムス:くるぶし丈のパンツ(黒)

・シューズ:ローファー(黒)

春から秋にかけて長く着られるセットアップは、一つ持っておくと便利です。

【洗えるジャケットで暑い時期を乗り越える】

【洗えるジャケットで暑い時期を乗り越える】

・ジャケット:シャリ感のある素材で着心地の良いジャケット
(ネイビー)

・トップス:暑い時期でもスッキリした印象のサマーニットTシャツ(グレー)

・ボトムス:ノータックで綺麗めなシルエットのパンツ
(オフホワイト)

・シューズ:ローファー(黒)

夏向けの素材は自宅で洗濯できるものが多くお手入れしやすいので、いつでも清潔に保つことができます。

秋・冬向け

秋冬には、以下のようなコーディネートがおすすめです。

【ストレッチ素材のジャケットで動きやすさときちんと感を両立】

【ストレッチ素材のジャケットで動きやすさときちんと感を両立】

・ジャケット:上品なチェックが入ったジャケット(グレー)

・トップス:絶妙な襟加減のモックネックセーター(黒)

・ボトムス:ノータックで綺麗目なシルエットのパンツ(黒)

・シューズ:ローファー(黒)

モノトーンで合わせると、秋冬らしいクールかつ上品なコーデに仕上がります。

【茶系のワントーンコーデで秋冬らしいデザイン】

【茶系のワントーンコーデで秋冬らしいデザイン】

・ジャケット:暖かみのあるカーディガンジャケット(ブラウン)

・トップス:柔らかく軽いハイネックセーター(ベージュ)

・ボトムス:ダンボールニット素材で保温性のあるパンツ
(ブラウン)

・シューズ:レザーシューズ(ブラウン)

ブラウンとベージュで色味をそろえると、暖かみのあるコーデになります。

ビジネスカジュアルのおすすめコーディネート4選【女性編】

女性のビジネスカジュアルも、きちんと感と動きやすさのバランスが大切です。季節ごとのおすすめコーディネートを紹介します。

春・夏向け

春夏には、以下のようなコーディネートがおすすめです。

【グレージュ×黒でやわらかい印象に】

【グレージュ×黒でやわらかい印象に】

・ジャケット:ウール素材で長い期間着回せるテーラードジャケット(グレージュ)

・トップス:タックデザインのブラウス(ベージュ)

・ボトムス:絶妙なフレア感で綺麗めな印象のスカート(黒)

・シューズ:パンプス(ベージュ)

朝晩が冷える春先は、上質な質感のウールジャケットを選ぶと暖かく綺麗めに仕上がります。

【清涼感のある素材のセットアップで夏らしく】

【清涼感のある素材のセットアップで夏らしく】

・ジャケット:薄くて軽いカラージャケット(ベージュ)

・トップス:胸元が開きすぎないブラウス(ネイビー)

・ボトムス:裾に向かって細くなるシルエットのクロップドパンツ(ベージュ)

・シューズ:パンプス(ベージュ)

ベージュのジャケットは、濃い目のトップスと合わせると全体のバランスが良くなります。

秋・冬向け

女性の秋冬向けは、以下のようなコーディネートがおすすめです。

【ブラウンジャケットでオシャレな秋コーデに】

【ブラウンジャケットでオシャレな秋コーデに】

・ジャケット:暗すぎず落ち着いた印象のカラージャケット
(ブラウン)

・トップス:ぴったりシルエットのリブタートルネックニット(黒)

・ボトムス:ストレッチ性のあるパンツ(白黒チェック)

・シューズ:パンプス(黒)

黒系のトップスを合わせることで、落ち着いたきちんと感を演出できます。

【どんなシーンでもきちんと見えるトレンチコートを使ったコーデ】

【どんなシーンでもきちんと見えるトレンチコートを使ったコーデ】

・コート:スカートにもパンツにも合わせやすい着丈のトレンチコート(ベージュ)

・ジャケット:体のラインに沿い、きちんと感を演出するテーラードジャケット(グレー)

・トップス:滑らかでサラッとしたハリ感のあるブラウス(黒)

・ボトムス:ストライプ柄で何にでも合わせやすいパンツ(グレー)

 

・シューズ:パンプス(黒)

就活後、社会に出ても使えるトレンチコートは1枚あると便利です。着心地や機能性を重視しつつ、気に入るデザインのものを探しましょう。

【記事まとめ】ビジネスカジュアルのポイントを押さえて、オシャレに着こなそう!

ビジネスカジュアルのコーディネートは、清潔感やきちんと感を忘れず、TPOに合わせることが大切です。ここで挙げたNG例を避けて季節やシーンに合ったアイテムを選べば、ビジネスカジュアル初心者でも簡単に挑戦することができます。

男女ともに自分らしいビジネスカジュアルを楽しみながら、好印象を与える着こなしを目指しましょう。