夏のオフィスカジュアルとは?女性向けコーデ&アイテム選びのコツ
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夏のオフィスコーデ、毎朝迷っていませんか?
本記事では、女性のための「夏のオフィスカジュアル」を徹底解説します。
基本マナーから避けたいNG例、年代やシーン別の着こなし、夏素材のケア方法まで、これ一つでしっかり押さえられます。
知らないと損するNGや涼しく見せる色選びなど、機能性と清潔感を両立する、働く女性の味方になる情報が満載です。
おしゃれと清潔感を両立させたいあなたへ、すぐに使える実践アイデアをお届けします。
目次
夏のオフィスカジュアルとは?
オフィスカジュアルとは、ビジネスシーンにふさわしい「きちんと感」を保ちつつ、適度なカジュアルさも取り入れた服装を指します。
特に夏場は、涼しげで快適に過ごせる素材選びが重要ですが、肌の露出が過度にならないよう注意しましょう。
社内のルールや雰囲気に合わせた服装を心がけ、清潔感と上品さを意識することが大切です。
ビジネスカジュアルとオフィスカジュアルの違い
「ビジネスカジュアル」と「オフィスカジュアル」は、似ているようで使い分けが大切なスタイルです。
ビジネスカジュアルは、社外での仕事や取引先の訪問、顧客との面会にも対応できる服装を指します。
スーツほどかしこまらず、適度にリラックスしつつも、外部の方に失礼のないきちんと感が求められます。
一方、オフィスカジュアルは、主に社内での業務に適した服装です。
社外の人と会う機会が少ないため、ビジネスカジュアルよりもリラックス感のあるスタイルが許容される傾向があります。
どちらの場合も大切なのは、清潔感と相手に安心感を与える装いです。
オフィスカジュアルが推奨されている職場でも、外部の方と接する予定がある日は、ビジネスカジュアルを意識したコーディネートにすると安心です。
クールビズ期間のポイント
クールビズ期間のコーディネートのポイントは、きちんと感を忘れずに装うことです。
暑さをしのぎつつ上品さをキープするために、素材と色に注目しましょう。
例えば、風がすっと抜けるリネン素材のブラウスに涼やかな白のパンツを合わせれば、視覚的にも爽やかさを演出できます。
吸汗速乾やUVカット機能付きのブラウスやシャツもおすすめです。
冷房対策として、薄手のカーディガンやジャケットを羽織れば、おしゃれと実用性を両立でき便利です。
足元は通気性のよい夏用ストッキングに、低めヒールのベージュパンプスを履けば軽やかになるでしょう。
夏のオフィスカジュアルは「ラクだけどきれい」を意識することが重要です。
やりがちなNG例とその対策
夏のオフィスカジュアルで、ついやってしまうNG例が、涼しさを優先しすぎた服装選びです。
オフィスカジュアルは「快適さ」と「きちんと感」の両立が大切です。
胸元が大きく開いたトップスやノースリーブ、脚を強調したミニスカートなどは、避けたほうがよいでしょう。
また、薄着になる夏は、下着の色やラインが透けやすい季節です。
肌の色に近いインナーを選んだり、透けにくい素材の服を選んだりしましょう。
スウェットやパーカー、ダメージデニムなど、カジュアルすぎる服装も避けたほうが無難です。
過度に肌を露出した服装を避け、TPOに即した服装になるよう意識しましょう。
夏のオフィスカジュアルの選び方
夏のオフィスカジュアルでは、ビジネスシーンにふさわしい「きちんと感」を保ちながら、暑さや湿度の中でも快適に過ごせるアイテムを選ぶことが重要です。
ここでは種類別に、夏におすすめのアイテム選びのポイントをご紹介します。
おすすめのトップス
夏のオフィスカジュアルにおけるトップス選びでは、快適さと清潔感を両立させる機能性とデザインがカギとなります。
暑さによる汗や熱中症を防ぎ、相手に好印象を与える爽やかさが求められるためです。
具体的には、吸汗速乾素材やUVカット機能付きのブラウス、軽やかなリネンのシャツなどがおすすめです。
リネンやコットンといった天然素材は通気性に優れ、見た目にも涼しげな印象を与えます。
デザインは、派手な柄や装飾は避け、シンプルで洗練されたデザインを選ぶとよいでしょう。
過度な肌見せにならない程度のVネックや、首元をすっきり見せるオープンカラーのトップスがおすすめです。
見た目をきちんと見せつつ、涼やかな印象を与えるトップスが、この夏は心強い味方になるでしょう。
おすすめのパンツ・スカート
夏のオフィスカジュアルで重宝するのは、見た目も着心地も爽やかなボトムスです。
パンツであれば、センタープレス入りのテーパードタイプがおすすめです。
風通しがよく、脚のラインをさりげなくカバーできるため、きれいな印象になります。
リネンライクのポリエステル素材であれば、涼しげでシワにもなりにくくお手入れも簡単です。
色はネイビー・グレー・ベージュなどのベーシックカラーが使いやすいでしょう。
スカートは、丈が膝丈から膝下丈を選ぶのが無難です。
タイトなシルエットや、柔らかな揺れ感が魅力のフレアスカートであれば、上品さと涼感を与えます。
素材は、通気性のある綿や麻がよいでしょう。
色はベージュ・ネイビー・パステルカラーなどがおすすめです。
通気性を意識しつつ、上品さを感じさせるスタイルがボトムスのポイントです。
おすすめのシューズ・サンダル
足元は、オフィスカジュアル全体の印象を左右する重要なポイントです。
落ち着いたデザインと清潔感を意識した靴選びが基本となります。
女性の場合は、ヒール3~5cm程度のパンプスが定番で、色は黒やベージュなど、コーディネートになじみやすい落ち着いたものを選ぶのがおすすめです。
近年では、スニーカー勤務を許可する職場も増えています。
その場合は、白や黒のレザー素材など、カジュアルすぎず上品な印象のスニーカーを選ぶとよいでしょう。
夏には、見た目も涼やかなローカットタイプがぴったりです。
ただし、素足での着用は基本的に避けるのが一般的です。 そのため、通気性の良いフットカバーや靴の中で見えないタイプの靴下を合わせるなど、清潔感を保つ工夫をするとよいでしょう。
また、つま先やかかとが露出するサンダルは避け、きちんと感のあるパンプスなどを選ぶのが安心です
夏場でも、快適さと清潔感の両立を意識した靴選びが、オフィスで好印象を与えるポイントです。
夏でもきちんと見える!おすすめオフィスカジュアルコーデ
夏のオフィスカジュアルは、暑さに配慮しながらも清潔感ときちんと感を保つことが大切です。
ここでは、20~50代の年代別コーデを紹介します。
20代・30代・40代・50代向けのスタイル別コーデ
年代に合った服選びは、印象アップのコツです。快適さと清潔感を両立し、自分らしいコーデを見つけましょう。
20代
20代のオフィスカジュアルは、若々しさとエネルギッシュさを大切にしつつ、仕事にふさわしいきちんと感を保つことがポイントです。
社会人経験が浅いため、フレッシュさをアピールしながら信頼感も与えることが大切です。
ネイビーのワイドパンツに爽やかな水色のブラウスを合わせると、動きやすさと清潔感を両立できます。
フレアスカートとジャケットの組み合わせもおすすめで、ジャケットを羽織ればきちんと感がアップし、着回せる深みのあるカラー選びが便利です。
過度な露出は避け、清潔感を意識したアイテム選びを心がけましょう。
30代
30代のオフィスカジュアルは、上司としての信頼感と、自分らしさを両立させる洗練されたスタイルが求められます。
部下や後輩と関わる立場になり、品格と柔らかさのバランスが印象を大きく左右するためです。
例えば、ハーフスリーブのジャケットにテーパードパンツを合わせれば、トレンド感ときちんと感の両立が可能です。
スカートであれば、サテン素材のロングスカートを選ぶことで、落ち着きと華やかさを両立したコーデになるでしょう。
30代の夏コーデのポイントは「大人の余裕」を感じさせる装いで、信頼と魅力を自然に引き出すことがカギになります。
40代
40代は、キャリアを積んだ信頼感に、余裕とこなれ感を加えることがポイントです。
上品さと実用性のバランスが重要で、肘まで隠れる五分袖のニットカーディガンや肩や腕を程よくカバーする七分袖のブラウスに、すっきりしたワイドパンツを合わせると、気になる部分をカバーしつつ快適に過ごせます。
大きめシルエットのアイテムはダークカラーで引き締め、素材のリズム感も意識しましょう。
知的で優しい印象を大切にしながら、洗練された着こなしを目指します。
50代
50代のオフィスカジュアルでは、経験と品格を生かした「クラス感」が着こなしのカギになります。
職場での影響力が増し、後輩たちのロールモデルとして信頼を寄せられる年代であるためです。
ハリのある上質な素材や、繊細な刺しゅうが施されたデザインを取り入れることで、エレガントで品格のある印象を演出できます。
首元が気になる場合は、ハイネックや襟付きのトップスを選ぶと、自然なカバーがかないます。
全体的に、落ち着いた色みを基調としつつ、素材感やシルエットで洗練された印象を与えることが重要です。
シーン別コーデ(出社・来客・会議・退勤後・会食)
日々の業務から特別なイベントまで、シーンに合わせた着こなしで、TPOに配慮した印象を与えましょう。
出社
出社時の夏のオフィスカジュアルでは、快適さときちんと感の両立がポイントです。
通勤やデスクワークで汗やシワが気になりやすいため、機能性と清潔感、お手入れのしやすさを備えた服選びが重要なのです。
洗えるニットTシャツにシワになりにくいジャケットを羽織り、ボトムスはストレッチ性のあるテーパードパンツでまとめると、汗をかく夏でも上品な印象に仕上がります。
涼やかなブルーやベージュを差し色に使えば、抜け感も演出できるでしょう。
シアー袖トップスを選べば、軽やかな印象で二の腕カバーにも役立ちます。
肌離れと着心地のよい、オーバーサイズのシルエットもおすすめです。
夏の出社時のコーデは、暑さ対策ときちんと感を両立した「軽やか&機能派コーデ」がポイントです。
来客・会議
来客や会議のある日は、第一印象で信頼感を与える服装を意識することが大切です。
服装が清潔で整っているだけで「仕事ができそう」「信頼できる」といった印象を相手に与えやすいためです。
例えば、ノーカラージャケットとセンタープレスのワイドパンツでセットアップすれば、真面目さと爽やかさのバランスがとれます。
ジャケットは裏地がないタイプを選ぶことで、暑い真夏でも快適です。
また、テーラードジャケットとテーパードパンツのセットアップに、夏らしいストライプ柄のブラウスを合わせるのもおすすめです。
首元と足首が見えることで軽やかな印象になり、きちんと感と涼しげな印象を両立できます。
会議や来客時は「涼しさ+きちんと感」を両立できるセットアップスタイルが、夏の勝負服となります。
退勤後・会食
退勤後や会食がある日は、仕事モードからさりげなく華やかさを演出する工夫がポイントです。
オフィスでは浮かず、夜の予定にも映える装いが求められるためです。
例えば、ボウタイブラウスにレースのタイトスカートを合わせれば、上品な印象を保ちつつフェミニンなムードをプラスできます。
Vネックのジャケットやカーディガンを羽織るスタイルも、きちんと感を保ちつつ、優しい印象に見せられるためおすすめです。
ボリューム感のあるブラウスであれば、フロントだけボトムにインして重心をアップさせるとスタイルアップ効果も期待できます。
昼は上品に、夜は華やかに。そんな二刀流コーデで夏の一日をスマートに楽しみましょう。
小物選び&夏服お手入れ術

夏のオフィスカジュアルでは、季節感を意識しつつ清潔感と品格を保つことが求められます。ここでは、コーディネートを格上げする小物選びや実用的なバッグのポイント、そして夏素材の衣服を長く愛用するためのケア方法について解説します。
時計など小物で差がつくオフィススタイル
夏のオフィスカジュアルでは、小物使いで上品さと涼やかさを演出できます。
アクセサリーは視線を集めやすく、季節に合ったものを身に着けることで、涼感や清潔感を印象づける効果があるためです。
パールや一粒ダイヤのピアスを着ければ、顔まわりが明るく見え、洗練された印象を与えます。
ネックレスは、シルバーやゴールドの細めのチェーンを首元に添えると、夏らしい軽やかさが加わります。
ブレスレットはきゃしゃなものを選び、カチャカチャ音のしないものがおすすめです。
控えめにもかかわらず印象に残るアクセサリー選びで、夏のオフィススタイルにさりげない差をつけましょう。
実用性も考えたバッグ選び
夏の通勤バッグは、見た目だけでなく実用性と季節感のバランスがカギです。
夏は装いがシンプルになる分、バッグの存在感が際立ちやすく、コーディネート全体の印象を大きく左右します。
レザーやきれいめナイロン、リネンライク素材のバッグが夏らしい爽やかさを演出しつつ、きちんと感も損なわないのでおすすめです。
色はベーシックな黒やネイビーを基本に、白やパステルブルーの淡色を取り入れると清涼感が増します。
サイズはA4書類やノートPCが入るものを選ぶと実用性も高く、ミニボストンやショルダーでアクセントを加えるのもよいでしょう。
夏のオフィスカジュアルに合うバッグは、清潔感のある素材感と色選びに気を配りつつ、使いやすさも考慮するのが賢い選択です。
夏素材のケア&保管方法で長持ちさせるコツ
夏のオフィスカジュアルを美しく保つには、素材ごとの特性に合ったケアと保管が欠かせません。適切に手入れすることで、生地の傷みや色あせを防ぎ、清潔感のある印象を長くキープできます。
着用後は、まず洋服用ブラシでホコリを落としましょう。
汚れがある場合は、できるだけ早めに洗濯やクリーニングで対処することが大切です。
素材別の注意点は次のとおりです。
- 麻(リネン):シワや縮みやすいため、優しく手洗いまたはネット使用の洗濯をしましょう。
- 綿(コットン):色落ちしやすいため、洗濯ネットを使用し、単独洗いが安心です。
- 絹(シルク)やレーヨン:水に弱いため、クリーニングがおすすめです。
- ポリエステルやナイロン:高温に弱いため、乾燥機や高温アイロンは避けましょう。
干す際は形を整えて陰干しし、アイロンを使う場合は素材に適した温度で当て布を使用するのが基本です。
保管の際は、衣類をしっかり乾燥させた上で畳むかハンガーに掛け、防虫剤や除湿剤を併用すると効果的です。
素材に合ったケアを心がければ、お気に入りの夏アイテムも長く快適に使えます。毎日の丁寧な手入れが、清潔感のある夏のオフィススタイルを支えます。
まとめ
ここまで、女性のための夏のオフィスカジュアルについてご紹介してきました。
夏のコーディネートでは、清潔感ときちんと感の両立が基本です。
カジュアルすぎる服装や肌の露出が多いアイテム、素足などは避けるのがマナーとされています。
また、服の素材や年齢、シーンに合わせた着こなしを意識することも大切です。
バッグやアクセサリーも、見た目に涼しさを感じさせるものを選ぶと、季節感のある上品な印象に仕上がります。
さらに、夏服は汗や湿気に弱いため、正しいお手入れを心がけて長く愛用しましょう。
何より大切なのは、快適さと上品さのバランスを取ることです。まずは明日の服装を見直してみてください。自分らしい装いで、暑い夏も軽やかに乗り切っていきましょう。


