ボタンダウンシャツとは?正しい着こなしや着用時の注意点を解説

ボタンダウンシャツとは?正しい着こなしや着用時の注意点を解説

ビジネス メンズ

公開日:

更新日:

ワイシャツのデザインにはさまざまな種類がありますが、ビジネスで定番のデザインがボタンダウンです。
ボタンダウンとは、どのようなデザインなのでしょうか。
本記事では、ボタンダウンの特徴や歴史について解説しています。
ボタンダウンシャツの正しい着こなしや、気を付けたい着用のマナーについても解説しているので参考にしてください。

ボタンダウンとは

ボタンダウンの特徴や、歴史、どのようなシーンで着用されるのかについて解説します。

襟先にボタンがあるのが特徴

シャツの襟先に小さめのボタンがついているタイプが、ボタンダウンです。

襟の形が崩れにくいので、周囲にきちんとした印象を与えることができます。

ネクタイを外して第一ボタンを外しても襟先が左右に広がらないため、クールビズのアイテムとしても人気です。

ボタンダウンは、レギュラーカラーのシャツと比較するとカジュアルな印象になります。

ワイシャツを着用するときに、ほどよくカジュアルダウンできるのもボタンダウンの特徴です。

1896年に考案された

ボタンダウンのデザインは、1896年にアメリカの老舗服飾ブランド、ブルックスブラザーズの創業者の孫にあたるジョン・E・ブルックスによって考案されました。

イギリスで馬に乗るポロ競技を観戦した際に、プレーの邪魔にならないように襟先がボタンで留められているのを見て、ボタンダウンのデザインを思いついたのがきっかけです。

その後、ボタンダウンシャツはアメリカ東部の大学生の間で大流行し、全米に広がります。

着用する年代は若者からビジネスマンまで幅広く、オンオフを問わない万能なシャツとして浸透しました。

着用できるシーン

ボタンダウンは、次のようなシーンで着用可能です。

  • クールビズ
  • 通常のビジネスシーン
  • カジュアルシーン

シーンごとの着こなし方について詳しく解説します。

クールビズ

ノーネクタイノージャケットが主流クールビズでは、ボタンダウンのシャツが非常に役立ちます

一般的なレギュラーカラーのシャツはネクタイがないと襟が広がってしまいますが、ボタンダウンは襟が広がらず、だらしない印象になりません。

カジュアルな服装でもOKな職場であれば、半袖のボタンダウンを着用してもよいでしょう。

通常のビジネスシーン

ビジネスシーンにおいても、ボタンダウンのシャツを着用することは認められています。

ただし、カジュアルな印象があるので、会議や商談などの重要なビジネスシーンには向きません。

特に初対面の方や目上の方が同席する場合は、不快感を与えてしまうおそれがあります。

なお、私服やノーネクタイなど、オフィスカジュアルが許容されている職場であれば、ボタンダウンを着用しても問題はありません。

カジュアルな服装が許容される職場であれば、クールビズの期間だけでなく、一般的なビジネスシーンでも着用できます。 例えば、私服で通勤できる場合や、ネクタイをつけなくてもよい場合です。 ただし、初対面の取引先の方と会う場合は、カジュアルなボタンダウンシャツではなく、TPOを意識した服装を心がけましょう。

カジュアルシーン

ボタンダウンは、ビジネスシーンだけでなくプライベートの私服としても着用できます。

カジュアルな服装と相性がよく、デニムのパンツと合わせるのがおすすめです。特に、光沢感を抑えたざっくりした風合いのものや、洗いをかけたようなカジュアルな素材を選ぶと、リラックスした雰囲気を演出し、大人っぽく洗練された印象を与えられるでしょう

なお、ドレスコードがないパーティーや二次会などのセミフォーマルなシーンでも、ボタンダウンシャツを着用して問題ありません

ボタンダウンの生地と柄

25-05-2-2-20251111172838.jpg

ボタンダウンのシャツは、柄や素材によって印象や適した着用シーンが異なります。

生地と柄の特徴をチェックしていきましょう。

ドビー素材

ドビー素材は、グラデーションのような光沢のある織柄が特徴になります。

一般的な平織りのシャツよりも高級感があるため、ビジネスシーンでも着用しやすいです。

形態安定加工が施されているものが多く、シワになりにくいというメリットもあります。

チェック柄

チェック柄のボタンダウンはカジュアルな印象が強いので、休日やプライベート、オフィスカジュアルスタイル等で着用するのがおすすめです。

カラーやパターンが豊富に展開されているので、自分の個性をアピールできます。

カジュアルな雰囲気と大人っぽさがバランスよく楽しめるでしょう。

オックスフォード素材

ボタンダウンシャツには、オックスフォード素材が使用されていることも多いです。

オックスフォード生地はタテ糸とヨコ糸を交互に交差させる平織りで、通気性がよく生地が丈夫なことが特徴になります。

オックスフォード素材のボタンダウンシャツは、オールシーズン着用することが可能です。

オンにもオフにも使える万能なシャツになります。

ボタンダウンシャツの正しい着こなし

ボタンダウンシャツの正しい着こなしや、マナーについて解説します。

襟先のボタンは留める

ビジネスシーンでボタンダウンを着用するときは、襟先のボタンを留めるのが基本のマナーです。

ボタンを留めないと襟が広がってしまうので、周囲にだらしない印象を与えてしまいます。

襟先のボタンを留めることで、首まわりがすっきりして見える効果もあります。

ただし、脱いだ後も襟のボタンを留めたままにするのはおすすめできません。

洗濯の際にボタンや縫い目に負担がかかってしまうので、外すようにしましょう。

ノーネクタイなら第一ボタンまで外す

ノーネクタイでボタンダウンシャツを着用する場合は、第一ボタンを外すのが正しい着こなしです。

首元の第一ボタンは外しますが、襟先のボタンは外しません。

ボタンを開けすぎてしまうとだらしない印象になるので、外すのは第一ボタンまでにしてください。

なお、第一ボタンを外したときに、シャツの下に着用しているインナーが見えてしまうのはマナー違反です。

VネックやUネックのインナーを着用して、ボタンを外したときにインナーが見えないようにしましょう。

ボタンダウンシャツを着るときの注意点

ボタンダウンシャツを着用する際の注意点について解説します。

冠婚葬祭の場面にはふさわしくない

ボタンダウンシャツはカジュアルな印象が強いため、冠婚葬祭などのフォーマルシーンには適していません。

フォーマルシーンで着用できるのは、レギュラーカラーやワイドカラーのシンプルな白シャツです。

なお、ドレスコードが指定されていない結婚式の二次会など、比較的カジュアルなパーティーであればは、ボタンダウンのシャツで参加しても問題ないでしょう。 お祝いの雰囲気に合わせて、服装もドレスダウンしましょう。

お祝いの雰囲気に合わせて、服装もカジュアルダウンしましょう。

ボタンホールを目立つ色に変えない

ビジネスシーンで着用する場合は、ボタンダウンの襟穴の色にも気をつけましょう。

ボタンダウンシャツは首元が目立つデザインなので、派手過ぎるボタンホールだと悪目立ちする可能性があります。

また、ボタンホールの色が派手だと、合わせるアイテムも限定されてしまうため、できるだけ幅広いシーンで着用したい場合は、シンプルなデザインのものを選ぶようにしましょう。

就活には向かない

ビジネスシーンで着用できるボタンダウンシャツですが、就活の場面で着用するのはマナー違反とみなされる場合もあるので注意が必要です。

どうしてもカジュアルな印象が強いため、面接官に常識がないと判断される可能性があります。

同様の理由で、就活のために必要な証明写真を撮影するときも、ボタンダウンのシャツは避けたほうが無難です。

ボタンダウンシャツに最適なネクタイの結び方

25-05-2-3-20251111172838.jpg

ボタンダウンシャツには、どのようなネクタイの結び方が合うのでしょうか。

相性がよいネクタイの結び方を解説します。

シンプルなプレーン・ノット

プレーン・ノットは、どのようなシャツにも合うもっともシンプルな結び方です。

結び目が小さいので、首元がすっきりして見えるボタンダウンシャツに合います。

プレーン・ノットの結び方は、次のとおりです。

小剣を引く

まずは長い方の大剣を、短い方の小剣の上に交差させます。 次に、交差させた大剣を、小剣の下を通して後ろに回してください。 そのまま大剣を正面に持ってきて、交差部分の上を横切るように重ねると、結び目の元になる輪の完成です。

ボタンダウンシャツとのバランスを見ながら、結び目の大きさを調節しましょう。

ボリュームがあるダブル・ノット

ダブル・ノットは、結び目にボリュームが出せる結び方です。

フォーマルな場面に向いているので、結婚式の二次会にボタンダウンシャツを着ていくときに向いています。

ダブル・ノットの結び方は、次のとおりです。

長い方の大剣を短い方の小剣の上に交差させ、交差させた大剣を小剣の下を通して後ろに回します。 そのまま大剣を正面に持ってきて、交差部分の上を1周させてください。(ここまではプレーンノットとほぼ同じです) さらにもう一度、大剣を結び目の上を横切るように2周目を巻きます。 これがダブルノットの最大の特徴です。 2周巻き付けた大剣の先端を首元のループに下から上へと通し、正面にできた一番手前のループ(2周目のループ)に、大剣の先端を上から下へ通します。 大剣の先端をゆっくりと下に引き、結び目の形を整えながら締めますが、2周巻いているため丁寧に形を整えるのがポイントです。 結び目を片手で押さえながら、もう片方の手で小剣をゆっくり引いて、結び目を首元まで上げます。 最後に、結び目の下にきれいなくぼみ(ディンプル)を作ると、ふっくらとした美しい結び目が完成します。

ネクタイの縫い目を上手に利用しながら、長さの調節を行いましょう。

左右対称なセミウィンザー・ノット

セミウィンザー・ノットは、結び目が左右対称になる結び方です。

美しく上品な仕上がりになるので、襟の開きが狭いボタンダウンのシャツに合います。

セミウィンザー・ノットの結び方は、次のとおりです。

長い方の大剣を短い方の小剣の上に交差させ、交差させた大剣をそのまま小剣の後ろに回します。 大剣を、首元のループに上から通します。そして、通した大剣を(結び手から見て)左斜め下に引いてください。 これで結び目の土台が半分完成です。 次に大剣を小剣の前で水平に右方向へ横切らせ、そのまま大剣を首元のループに下から上へと通します。 正面にできたループに、大剣の先端を上から下へ通してください。 大剣の先端を真下にゆっくりと引き、結び目の形がきれいな三角形になるように整えながら締めます。 結び目を片手で押さえながらもう片方の手で小剣をゆっくり引き、結び目を首元までしっかりと上げると、より美しく仕上がります。

プレーン・ノットやダブル・ノットに慣れたら、セミウィンザー・ノットに挑戦しましょう。

ボタンダウンシャツのおすすめコーディネート

最後に、ボタンダウンシャツをおしゃれに着こなしたい方におすすめのコーディネートを紹介します。

ジャケットスタイル

オックスフォード生地のボタンダウンシャツはスーツに合わせるよりも、単品のジャケットと合わせるのに向いています。

単品のジャケットはスーツよりも光沢が少ないデザインも多く、ボタンダウンシャツとなじみやすいです。

ノーネクタイであれば第一ボタンを開けましょう。

ネクタイを合わせたいなら、爽やかなシルクのニットタイがおすすめです。

ベストスタイル

ベストをプラスするとクラシカルな雰囲気にできます。

ベストの素材によって印象も変わるので、気分や活用シーンに合わせて素材を変えてみましょう。

ベストはジャケットよりも、おしゃれでスタイリッシュに仕上げたいときにおすすめです。

まとめ

今回はボタンダウンの特徴や、着こなしのルールについて解説しました。

ボタンダウンはカジュアルな印象のアイテムですが、素材や柄を選べば、オンにもオフにも使える万能なアイテムです。

フォーマルシーンやビジネスの重要なシーンには向きませんが、一般的なビジネスシーンであれば問題なく着用できます。

ボタンダウンシャツを着こなすときのマナーを守って、大人っぽいスタイリッシュな雰囲気を楽しみましょう。