ウィンザーノットの結び方を解説!襟型相性・ネクタイ選び・おすすめシーンも紹介
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面接や入社式で「ネクタイの結び方がイマイチ決まらない」と悩んでいませんか?
そこで本記事では、ウィンザーノットとハーフウィンザーノットの具体的な結び方から、襟型との相性、適したネクタイの選び方まで詳しく解説しています。
また、ウィンザーノットのおすすめシーンも併せてご紹介します。
ウィンザーノットは、きちんとした印象と信頼感を演出でき、ビジネスシーンにぴったりなネクタイの結び方ですので、ぜひ最後までご覧ください。
ウィンザーノットとは
ネクタイの結び方には、さまざまな種類がありますが、中でもウィンザーノットは存在感のある結び方の一つです。
ウィンザーノットの由来と歴史
ウィンザーノットは、イギリス国王エドワード8世、後のウィンザー公が好んで着用したことに由来するといわれています。
ウィンザー公は、ファッションリーダーとしても知られ、彼が好んだ太いノットの結び方が「ウィンザーノット」として広まったという歴史があります。
ただし、実際に彼自身がこの結び方を考案したわけではなく、彼のファッションセンスに影響を受けた人々によって生まれたとの説が有力とされています。
ウィンザーノットの特徴
ウィンザーノットの特徴と言えば、正三角形に近い、大きく整った左右対称の結び目です。
ボリューム感と均整の取れた結び目が、着用者に威厳と信頼感を与え、力強い印象を演出します。
一方、結び目が大きくなることから、シャツの種類によってはバランスが悪く見えてしまうこともあります。
ウィンザーノットの種類
ウィンザーノットの結び方には「ウィンザーノット」と「ハーフウィンザーノット」の2種類があります。
それぞれで結び目のボリュームや適したシーンが異なるため、使い分けるとより洗練された印象を与えられるでしょう。
ウィンザーノット
フルウィンザーノットとも呼ばれる「ウィンザーノット」は、もっともボリュームのある結び方です。
結び目が大きく、堂々とインパクトのある正三角形を形成するため、フォーマルまたはセミフォーマルなシーン、ビジネスシーンにふさわしいとされています。
結婚式や大切な式典、格式のあるビジネス会議などの場面において、もっともふさわしい結び方です。
また、ワイドカラーやカッタウェイなど、襟の開きが大きいシャツとも相性がよく、バランスの取れたVゾーンが作れるでしょう。
ハーフウィンザーノット
「ハーフウィンザーノット」は、ウィンザーノットのボリュームをやや抑えた結び方です。
ウィンザーノットが左右に1回ずつ回すのに対し、ハーフウィンザーノットは1回だけ回すため、結び目が少し小さく、スマートな印象を与えます。
ビジネスシーンや、結婚式などのセミフォーマルなシーンにふさわしく、汎用性が高い点が特徴です。
また、さまざまなカラー(襟)シャツとの相性がよく、日常使いしやすい結び方といえるでしょう。
ウィンザーノットを結ぶ手順
ウィンザーノットは、その堂々とした雰囲気が漂う結び目から、手順が難しそうに見えるかもしれません。
しかし、いくつかのポイントを押さえておけば、誰でも美しく結ぶことが可能です。
事前セット
ウィンザーノットを結ぶ際には、ネクタイを首にかける段階で、小剣を短めに設定しておきましょう。
ウィンザーノットは結び目が大きくなることから、大剣(太い方)の消費も大きくなるためです。
事前セットを適切にしておくことで、結び終えたときの剣先が適切な長さに収まりやすくなります。
基本的な手順
ウィンザーノットは、大剣を左右に一度ずつ巻きつけて結ぶ点が特徴です。
基本的な手順は、以下のとおりです。
まずネクタイを首にかけたら、大剣を左側に、小剣を右側にセットし、大剣を小剣の上に交差させてください。
続いて、大剣を首元の輪に下から上へ通して右側へ回し、さらに小剣の下を通して左側に持っていき、1つ目の結び目を作ります。
次に、大剣を首元の輪に上から下へ通し、左側に回して2つ目の結び目を作り、2つの結び目の上を通しながら大剣を右側に移動させます。
最後に、大剣を首元の輪に下から上へ通したら、結び目の上にできた輪に上から下へ通し、形を整えながら大剣を引いて全体の長さを調整すれば完成です。
注意点
ウィンザーノットを結ぶ際の注意点は、結び目をしっかりと押さえて、形が崩れないようにすることです。
結び目が大きいことから、緩んだり、形が崩れたりすると、だらしない印象を与える可能性があります。
結び目を引き締める際には、片方の手で結び目の根元をしっかりと押さえながら、もう片方の手で大剣をゆっくりと引き下げ、左右対称の美しい形を意識しましょう。
ハーフウィンザーノットを結ぶ手順
ハーフウィンザーノットは、ウィンザーノットよりもややスマートな印象を与える結び方で、手順も少し複雑となります。
しかし、ポイントを押さえればきれいに結べますので、手順を詳しく見ていきましょう。
事前セット
ハーフウィンザーノットの事前セットも、ウィンザーノットと同じく大剣側を長めに、小剣側を短めに設定します。
ウィンザーノットほど大剣を消費しないため、小剣を少し長めに設定しても問題ありません。
なお、ネクタイの厚みや長さによって微調整が必要なので、何度か試して最適なバランスを見つけましょう。
基本的な手順
ハーフウィンザーノットは、大剣を1度だけ巻きつけることで形成されます。
基本的な手順は以下のとおりです。
まずは、ネクタイを首にかけて大剣を左側、小剣を右側にセットしたら、大剣を小剣の上に交差させてください。
次に、大剣を首元の輪に下から上へ通して右側へ持っていき、さらに小剣の下を通しながら左側に回して1つ目の結び目を作ります。
続いて、大剣を首元の輪に上から下へ通したら、再び左側に持っていき、最後に結び目の形を整えながら大剣を引き、全体の長さを調整すれば完成です。
注意点
ハーフウィンザーノットは、汎用性が高い結び方ですが、適さないネクタイもあります。
例えば、非常に厚手のネクタイや、幅が極端に広いネクタイです。
上記のようなネクタイでハーフウィンザーノットにすると、結び目が思ったよりも大きく、不格好になってしまう可能性があります。
ネクタイの素材や幅、着用するシャツの襟型を考慮し、バランスの取れるように心掛けましょう。
美しいディンプルを作るコツ

ネクタイの結び目の下にできる「ディンプル」は、Vゾーンをより立体的に、そしてエレガントに見せるための重要な要素です。
ディンプルの必要性
ネクタイの結び目にディンプルがないと、Vゾーン全体が平坦で少しのっぺりした印象となってしまいます。
ディンプルとは、結び目にできる小さなくぼみのことで、このディンプルあるだけで結び目に陰影ができ、立体感や表情が生まれます。
ビジネスシーンはもちろん、フォーマルな場でも、ディンプルによって着こなしに深みと洒落感が加わり、紳士らしい印象を演出できるでしょう。
美しいディンプルの作り方
美しいディンプルを作るには、結び目を引き締める際に少しの工夫が必要です。
具体的な手順は、以下のとおりです。
結び目を引き締める直前、大剣の表側(結び目から下に垂れる部分)の中央へ、人差し指か中指を軽く押し当ててください。
指を押さえたまま、もう片方の手で小剣をゆっくりと引き下げて結び目を整えると、指を押さえた部分がくぼみとなり、ディンプルが自然に仕上がります。
指を抜いた後は、結び目の形が崩れないよう微調整し、ディンプルが中央にくるよう整えましょう。
基本的な手順とコツさえ理解できれば、誰でも簡単に美しいディンプルを作ることが可能です。
ディンプルに関するマナー
美しいディンプルは、着こなしを格上げしますが、実は好ましくない場面も存在します。
もっとも代表的なのは、葬儀や告別式などの弔事の場です。
弔事の場では華美な装飾は避けるべきとされており、ディンプルのように洒落感を演出する結び目は、控えるのが望ましいとされています。
悲しみを表す場において、ネクタイにディンプルを作らず、シンプルに締めるのがマナーといえるでしょう。
代表的な襟型とウィンザーノットの相性
ネクタイの結び方を選ぶ際には、着用するシャツの襟型との相性を考慮することが極めて重要です。
襟型とノットのバランスが取れていると、Vゾーン全体が美しく調和し、洗練された印象を与えられるでしょう。
ここでは、代表的な襟型とウィンザーノットの相性について、詳しく解説していきます。
ワイドカラーは相性抜群
襟の開きが広いワイドカラーのシャツは、ウィンザーノットとの相性が抜群です。
ワイドカラーは、襟が大きく開いているため、ウィンザーノットが持つボリューム感のある結び目を美しく収められます。
また、結び目が窮屈に収まることなく、堂々とした存在感を放てるため、Vゾーン全体に安定感と重厚感をもたらしてくれるでしょう。
これらから、格式のあるシーンで自信にあふれた印象を与えたいときは、ワイドカラーとの組み合わせが最適です。
レギュラーカラーはハーフが無難
一般的な襟型であるレギュラーカラーのシャツは、襟の開きがそれほど広くないため、大きな結び目とは相性がよくない場合があります。
そのため、レギュラーカラーのシャツには、ハーフウィンザーノットを選択するのが無難です。
ハーフウィンザーノットの適度なボリュームは、レギュラーカラーの襟元にもすっきりと収まり、バランスの取れたVゾーンを演出してくれます。
カッタウェイは使い分けが可能
カッタウェイとは、ワイドカラーよりもさらに襟の開きが大きく、モダンでスタイリッシュな襟型です。
ネクタイの結び方によってさまざまな表情を見せるため、シーンや気分に合わせて使い分ける楽しみがあります。
一方、程よくボリュームを演出したいときは、ハーフウィンザーノットを選ぶことで、よりスマートかつ都会的な印象を与えられるでしょう。
また、華やかに演出したいときもウィンザーノットを選び、その堂々とした結び目を際立たせれば、個性的なVゾーンを作ることができます。
ボタンダウンは着用シーンに注意
ボタンダウンシャツは、襟先をボタンで留めるカジュアルな印象の襟型です。
本来、ボタンダウンはノーネクタイで着用されることが多いですが、もしネクタイを締めるならば、結び目のボリュームが控えめなハーフウィンザーノットが適しています。
堅実で自信のある印象を与えやすくなるため、少しカジュアルダウンして、誠実な印象を演出したいシーンにおすすめです。
ただし、ボタンダウンの着用する場合は、厳格なドレスコードが求められる場面や、格式高い場を避けるのが賢明ですので注意しましょう。
ウィンザーノットに適したネクタイの選び方

ウィンザーノットを美しく結び、Vゾーンを魅力的に見せるためには、ネクタイ選びも重要な要素です。
結び方の特徴を最大限に生かすためにも、以下のようなネクタイを選びましょう。
生地が厚めのネクタイ
ウィンザーノットは、結び目にボリュームを持たせる結び方であるため、生地が厚めのネクタイに適しています。
シルクツイルやウールなどのしっかりとした生地であれば、結び目がふっくらと仕上がり、美しい正三角形の形をキープしやすいでしょう。
反対に、薄手や柔らかすぎる生地では、十分なボリュームを出せずに結び目が貧弱に見えたり、形が崩れやすくなったりすることがあります。
幅の広いネクタイ
ウィンザーノットは結び目が大きくなるため、幅の広いネクタイとも相性がよいでしょう。
結び目とネクタイ全体のバランスが取りやすく、体格がしっかりした方にもおすすめです。
ただし、ネクタイの幅を選ぶ際は、スーツのラペル幅とのバランスも考慮しましょう。
ラペルとは、スーツの上襟から下襟にかけての折り返し部分を指します。
一般的に、ネクタイ幅とラペル幅は、可能な限りそろえるのが望ましいとされています。
シンプルなデザイン
ウィンザーノットは、強い存在感を演出できるため、ネクタイの柄はシンプルなデザインがおすすめです。
無地やストライプ、小紋柄といった控えめなデザインは、ウィンザーノットの美しい結び目の形を際立たせ、上品で洗練された印象を与えてくれます。
一方、派手な柄や大柄のネクタイをウィンザーノットで締めると、Vゾーンがごちゃごちゃと見えてしまい、結び目の美しさが損なわれることもあるため注意しましょう。
ウィンザーノットが似合う人
ネクタイの結び方は、顔の形や首の太さといった個人の特徴によっても、似合うかどうかが変わってきます。
ウィンザーノットは、以下のような特徴を持つ方におすすめの結び方です。
首が太い人
ウィンザーノットは、結び目にボリュームがあるため、首が太い人によく似合います。
大きな結び目が太い首元にも負けない存在感を放ち、Vゾーン全体に安定感と調和をもたらします。
細めの結び方を選ぶ場合は、結び目の印象が控えめになるため、全体のバランスを意識して調整するとよいでしょう。
面長の人
顔の形が面長の人にも、ウィンザーノットはおすすめです。
面長の方は、縦のラインが強調されがちですが、ウィンザーノットのボリュームある結び目により、顔全体のバランスを整える効果が期待できるでしょう。
顔幅が広い人
顔幅が広い人にとっても、ウィンザーノットは優れた選択肢です。
顔幅の広い方が細い結び目のネクタイを着用すると、顔の印象がより際立ってしまい、バランスが悪く見えることがあります。
しかし、ウィンザーノットのように結び目が大きい結び方を選ぶと、顔の幅と結び目のボリュームがバランスよく調和し、全体の印象が整いやすくなるでしょう。
また、丸顔の方や顔の輪郭がしっかりしている方にも、ウィンザーノットの堂々とした結び目がおすすめです。
ウィンザーノットのおすすめシーン
ウィンザーノットとハーフウィンザーノットは、それぞれ異なるシーンで魅力を発揮します。
以下を参考に、TPOに合わせて適切な結び方を選ぶことで、印象が格段に向上するでしょう。
ハーフウィンザーノットは面接や入社式に
ハーフウィンザーノットは、その適度なボリューム感と洗練された印象から、面接や入社式などの場面に最適です。
過度に主張しすぎず、かといって控えめすぎないバランスの取れた結び目は、誠実さや真面目な印象をアピールするのに役立ちます。
就職活動では、第一印象が非常に重要視されるため、堅実で信頼できる人物像を演出できるハーフウィンザーノットが効果的でしょう。
ウィンザーノットは商談やプレゼンに
ウィンザーノットの堂々とした結び目は、商談やプレゼンテーションなど、相手に強い印象を与えたいビジネスシーンにぴったりです。
そのボリューム感と左右対称の整った形は、着用者に自信と威厳をもたらし、説得力のある誠実な雰囲気を醸し出します。
これらのことから、信頼感やリーダーシップを表現したい場面でウィンザーノットを選ぶと、あなたの意気込みやプロ意識もより伝わりやすくなるでしょう。
結婚式はどちらもOK
結婚式は慶事であり、華やかな装いが許される場です。
そのため、ウィンザーノットとハーフウィンザーノット、どちらを選んでも問題ありません。
あえて使い分けるならば、ウィンザーノットは格式の高い会場や、新郎新婦の親族として出席する際に適しているでしょう。
一方、ハーフウィンザーノットは、友人としての出席や、二次会のようなカジュアルなパーティーシーンにおすすめです。
葬儀も問題ないが注意が必要
葬儀の場において、ウィンザーノットやハーフウィンザーノットでネクタイを締めること自体には、問題ありません。
しかし、葬儀ではディンプルを作らず、ネクタイを締めるのがマナーです。
ディンプルは洒落感を演出する要素であり、弔事の場では不適切とされています。
故人を偲ぶ気持ちを第一に考え、マナーに沿った装いをすることが何よりも大切です。
まとめ
ウィンザーノットとハーフウィンザーノットは、ネクタイの結び方の中でも高い人気があり、多くのビジネスパーソンやファッション愛好家に選ばれています。
ウィンザーノットは、堂々とした正三角形の結び目で、信頼感と威厳を演出できるのが魅力です。
ハーフウィンザーノットは、そのスマートなボリュームで、より幅広いシーンにマッチする柔軟性を持っています。
本記事を参考に、自分のスタイルやTPOに合わせて最適なウィンザーノットをマスターし、日々の着こなしをより格好よく決めましょう。


