ルームウェアとパジャマの違いは?睡眠の質で考える使い分けと選び方を解説

ルームウェアとパジャマの違いは?睡眠の質で考える使い分けと選び方を解説

カジュアル

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ルームウェアとパジャマの違いをご存知でしょうか。
ルームウェアとパジャマを区別していないケースも見られますが、実際にはそれぞれ異なる役割があり、適切に使い分けることが重要です。
そこで本記事では、ルームウェアとパジャマの明確な違いから、素材・デザインの選び方まで詳しく解説していきます。
それぞれの正しい洗濯方法も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

ルームウェアとパジャマの違い

まずは、混同されがちな「ルームウェア」と「パジャマ」の基本的な定義と役割の違いについて見ていきましょう。

ルームウェアの定義

ルームウェアとは、その名の通り「部屋(room)」で着る「服(wear)」のことで、家の中でリラックスして過ごすために着用する衣類全般を指します。

快適に過ごせるよう、肌触りや動きやすさ、ある程度の耐久性が考慮されている衣服です。

急な来客や、近所のコンビニへの買い物程度なら対応できるような、おしゃれなデザインのものも豊富に揃っています。

パジャマの定義

一方、パジャマは「睡眠(眠り)」のために特化した衣服、すなわち「寝間着」です。

その最大の目的は、質の高い睡眠をサポートすることにあります。

睡眠中は多くの汗をかくことから、吸湿性や放湿性に優れた素材が用いられ、寝返りを妨げないように、体を締め付けないゆったりとした設計が特徴の衣服です。

睡眠の質を最優先に考えて作られているため、装飾は控えめで、肌触りのよいやわらかな生地が選ばれる傾向にあります。

ルームウェアやパジャマと似た用語

ルームウェアやパジャマの周辺には、いくつか似たような言葉が存在しますが、それぞれの意味を知っておくと、より自分の目的や好みに合ったものを選べます。

ナイトウェア

ナイトウェアは、夜間に着用する衣類の総称です。

これまでご紹介してきたパジャマはもちろんナイトウェアに含まれます。

一方でルームウェアは、日中も夜も自宅で快適に過ごすための服であり、必ずしもナイトウェアではありません。

ただし、快適さを重視して作られているため、アイテムによっては寝るときにも使えるものもあります。

次に紹介する「ネグリジェ」や、バスローブなども、ナイトウェアのカテゴリーに含まれるものです。

パジャマよりも広い意味を持つ言葉で、夜のリラックスタイムから就寝時まで、幅広いシーンで使われる衣類を指します。

ネグリジェ

ネグリジェは、主に女性が着用するワンピース型の寝間着を指します。

その語源はフランス語にあり、「くつろいだ服装」や「気ままな」といった意味を持つ言葉です。

シルクやレースなどを使った装飾的でエレガントなデザインのものが多く、リラックス効果とともにファッション性を楽しむアイテムとしての側面も持っています。

体を締め付けないゆったりとした着心地で、女性らしさを感じさせる人気のナイトウェアでしょう。

ワンマイルウェア

ワンマイルウェアとは、自宅から1マイル(約1.6km)の範囲、つまり「ちょっとそこまで」のお出かけに対応できる服のことです。

ルームウェアの快適さと、外出着のおしゃれさを兼ね備えたアイテムといえます。

そのままゴミ出しや近所のスーパーへ買い物にいけるような、デザイン性の高いスウェットセットアップやカットソーワンピースなどが代表的でしょう。

在宅ワークの普及に伴い、近年ますます注目されるようになっています。

ルームウェアやパジャマは使い分けたほうがよい?

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それぞれの定義がわかったところで「ルームウェアとパジャマは、使い分ける必要があるのか?」という疑問に答えていきます。

【結論】ルームウェアとパジャマは使い分けたほうがよい

快適な毎日と質の高い睡眠のためには、ルームウェアとパジャマは明確に使い分けることをおすすめします。

ルームウェアとパジャマを兼用すれば、あまり服を持たなくてよいと考える方もいますが、

着なくなった部屋着を寝間着に回すことで、かえって衣類が増えてしまうこともあるでしょう。

その観点から言えば、両者を使い分けたほうが、必要以上に服がたまることを防げるといえます。

ルームウェアとパジャマを使い分けたほうがよい理由

衣類が増えるという考え以外にも、ルームウェアとパジャマの使い分けが推奨される理由があります。

その具体的な内容を、3つの観点から詳しく解説していきましょう。

ルーティンとして入眠儀式を確立できる

毎日、寝る前にパジャマに着替えるという行為は「これから眠る時間だ」という合図を脳と体に送る役割を果たします。

この「入眠儀式(スリープセレモニー)」と呼ばれる行為を経ることで、心身を活動モードから、リラックス・睡眠モードへとスムーズに切り替えることが可能です。

入眠儀式を習慣化することで、条件反射のように自然な眠気を誘い、寝つきの改善に期待できるでしょう。

心地よく眠れる

ルームウェアとパジャマを使い分けると、睡眠の質を高めてくれます。

ルームウェアは昼間の動きを快適にするための設計で、体を動かしやすく快適に過ごせます。

一方、パジャマは睡眠科学に基づいて設計されていることから、吸湿・放湿性に優れており、汗をかいても蒸れにくく、体を冷えから守ってくれます。

さらに、寝返りを妨げないゆったりとしたカッティングは、血流を阻害せず、より深い眠りに導いてくれるでしょう。

こうして使い分けることで、それぞれの効果を最大限に活かすことができます。

清潔感を保って眠れる

日中を過ごしたルームウェアには、目には見えにくいホコリや食べこぼしのシミ、皮脂汚れなどの汚れが付着しています。

そのままベッドに入ると、そうした汚れを寝具に持ち込んでしまい、雑菌の繁殖を招く原因になりかねません。

こうして寝具が汚れると、肌トラブルやアレルギーを引き起こす恐れもあります。

そのため、睡眠専用の清潔なパジャマに着替えて眠ることで、肌を健やかに保ち、快適でクリーンな睡眠環境を維持できるでしょう。

ルームウェアの選び方【素材・デザイン・サイズ】

自分のスタイルに適したルームウェアを選ぶには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。

「素材」「デザイン」「サイズ」の3つの観点から、詳しく解説していきます。

1年を通して使えるのはガーゼ・コットンフライス・パイル素材

ルームウェアは長時間着用するため、肌触りがよく、リラックスできる素材を選びましょう。

1年を通して使えるのは、以下のような素材です。

ガーゼ

・表面がやわらかく、通気性と吸湿性に優れる

・洗うほどに肌になじむという特徴を持ち、季節を問わず快適に過ごせる

コットンフライス

・Tシャツなどにも使われる、伸縮性の高いコットン生地

・体に程よくフィットし、動きやすい

パイル

・タオルのような生地で、吸水性が高く肌触りも柔らか

・お風呂上がりにそのまま着るのに便利で、リラックスタイムにもぴったり

このほか、夏場はさらりとしたリネン、冬場は保温性の高いフリースやマイクロファイバーなども人気があります。

また、季節や過ごし方に合わせて、複数の素材をそろえるのもおすすめです。

ルームウェアの主なデザインは2種類

ルームウェアのデザインは、大きく分けて「セパレートタイプ」と「ワンピースタイプ」の2種類があります。

セパレートタイプ

・上下が分かれているため、動きやすく、家事などをする際に便利

・体温調節がしやすく、上下で異なるサイズを選べるメリットも

ワンピースタイプ

・体を締め付ける部分が少なく、リラックスできるデザイン

・ルームウェアの定番で、レイヤードを楽しめる

どちらのタイプも、急な来客や近所へのお出かけも想定しており、デザイン性のあるものを選ぶと活用の幅が一層広がります。

体に合った少しゆとりのあるサイズがおすすめ

ルームウェアは、リラックスして過ごすための服なので、体を締め付けないよう、少しゆとりのあるサイズを選ぶのが基本です。

ただし、あまりに大きすぎると、袖が邪魔になったり、裾を踏んでしまったりと、かえって動きにくくなることがあります。

試着ができる場合は、腕を上げたり、しゃがんだりしてみて、動きを妨げないかを確認しましょう。

パジャマの選び方【素材・デザイン・サイズ】

次に、睡眠の質を左右するパジャマの選び方を解説していきます。

ルームウェアとは異なる視点で「素材」「デザイン」「サイズ」のポイントを見ていきましょう。

素材はやわらかさ・肌触り重視

パジャマの素材は「機能性」と「肌への優しさ」を最優先に選びましょう。

以下は、代表的な素材です。

綿

・吸湿性・吸水性に優れ、肌触りが良いもっともポピュラーな素材

・織り方によってさまざまな風合いがあり、季節に合わせて選べる

・優れた吸湿性・放湿性と、なめらかな肌触りが特徴

・上品で肌に優しい素材

・丈夫で、吸湿・発散性に優れる

・汗をかきやすい夏場のパジャマにおすすめ

装飾が少ないデザインがおすすめ

快適な睡眠のためには、体を刺激する要素は極力排除したいものです。

大きなボタンや硬いリボン、ごわごわしたレースなどの装飾は、寝返りを打った際に不快感を与える恐れがあります。

フード付きのデザインは、首の動きを妨げてしまうため、パジャマとしては避けたほうが無難です。

また、こうした装飾の多いデザインは、眠りを妨げる原因となる場合もあることから、できるだけシンプルなものを選びましょう。

サイズはゆったりしたものを選ぶ

パジャマは、寝返りをスムーズに打てるよう、体を締め付けないゆったりとしたサイズを選ぶのが基本です。

締め付けは血行不良の原因となり、睡眠の質を低下させます。

そのため、ウエストのゴムがきつくないか、アームホール(袖ぐり)や脚の付け根部分に十分なゆとりがあるかを確認しましょう。

ルームウェアやパジャマの洗濯方法

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お気に入りのルームウェアやパジャマを長く快適に使うためには、適切なお手入れが欠かせません。

最後に、洗濯の頻度や素材別の注意点について解説していきます。

ルームウェアのおすすめ洗濯頻度

ルームウェアには、日中の活動で着用するため、思った以上に汗や皮脂が付着しています。

特に、夏場や家事などで体を動かした日は、その都度洗濯するのが理想です。

そこまで汚れていないと感じる場合でも、衛生面を考慮すると、週に2〜3回は洗濯することをおすすめします。

パジャマのおすすめ洗濯頻度

「寝るだけだから汚れていない」と思いがちですが、前述のとおり、人は寝ている間に大量の汗をかきます。

睡眠環境を清潔に保つためにも、パジャマもルームウェアと同様、最低でも週に2〜3回、可能であればもっと頻繁に洗濯するのが望ましいです。

洗濯が難しい日は、パジャマを陰干ししてから収納するようにしましょう。

適した洗濯方法は洗濯マークのチェックから

どんな衣服にもいえることですが、洗濯を始める前には、必ず衣類についている洗濯表示を確認しましょう。

表示されている記号に従って洗濯することが、衣類を傷めずに長持ちさせるための基本です。

特に、デリケートな素材の場合は「手洗い」や「ドライクリーニング」の指定がないかチェックしましょう。

【ルームウェアとパジャマ共通】素材別の注意点

洗濯で失敗しないためには、素材別の注意点を知っておくことも有用です。

ルームウェアとパジャマに共通する素材に絞り、洗濯時のポイントをご紹介していきます。

ポリエステル

ポリエステルは、丈夫でシワになりにくく、比較的扱いやすい素材です。

洗濯する際は、柔軟剤を使用すると静電気の発生を抑えられ、肌触りもよくなります。

ただし、加工される際の熱には強いですが、長時間の乾燥機使用や高温でのアイロンがけは避けましょう。

乾燥機やアイロンを間違って使用すると、縮み・シワ・テカリ(生地表面のつぶれ)を引き起こす恐れがあります。

コットン・リネン

コットンやリネンといった天然素材は、丈夫で水に強いのが特徴です。

基本的には洗濯機で洗えますが、中には色落ちや縮みが起こりやすいものもあるため、最初の数回はほかの衣類と分けて洗うと安心です。

また、手洗いが推奨されるケースもあるため、洗濯マークをしっかりと確認し、指示された方法で洗濯しましょう。

洗濯する際は、シワになりやすいことから、洗濯ネットに入れることをおすすめします。

シルク

シルクは非常にデリケートな素材で、もっとも丁寧な扱いが求められます。

摩擦・熱・紫外線に弱いため、洗濯機で洗える場合は必ず洗濯ネットに入れ「手洗いコース」や「ドライコース」などの弱水流で洗いましょう。

また、おしゃれ着洗い用の中性洗剤を使用し、脱水は短時間で済ませ、直射日光を避けて風通しの良い場所で陰干しするのが、黄ばみや生地の傷みを防ぐポイントです。

まとめ

「ルームウェア」は家での活動時間を快適に過ごすための服であり、一方「パジャマ」は質の高い睡眠をサポートするのに特化した服です。

この2点を意識して使い分けると、生活にメリハリを生み、心身のコンディションを整える効果に期待できます。

また、より深く快適な眠りを得られ、清潔な睡眠環境を保つことにもつながるでしょう。

ぜひ本記事を参考に、自身のライフスタイルに合った「ルームウェア」や「パジャマ」を見つけて、快適に過ごしてはいかがでしょうか。