【例文あり】新卒採用の面接での自己紹介は何を話せば良い?好印象を与えるコツも紹介

【例文あり】新卒採用の面接での自己紹介は何を話せば良い?好印象を与えるコツも紹介

初めての就活では、新卒採用の面接における「自己紹介」で何を話すべきか分からない人も多いでしょう。

本記事では、採用担当者が自己紹介で見ているポイントや好印象に繋がる話し方について、キャリアコンサルタントにお話を伺い、まとめています。

参考になる例文もパターンごとに紹介するので、面接対策を始める前にぜひ参考にしてみてください。

新卒採用の面接における自己紹介の目的

面接での自己紹介は、単に自分を売り込むだけでなく、採用する企業が学生の印象を掴むための大切な時間です。会話のきっかけとしての役割や、面接官の評価に繋がる視点を理解しておきましょう。

アイスブレイクをするため

自己紹介は、就活生の緊張をほぐす「アイスブレイク」としての目的があります。
アイスブレイクとは、氷のように張り詰めた場の雰囲気を和らげ、参加者である就活生の緊張をほぐすという意味を持ちます。

面接開始直後は就活生の多くが緊張してしまい、本人の人柄や考えが伝わりにくいことがあります。
自己紹介により場を温め、コミュニケーションを取りやすくすることで、面接官は就活生の緊張をほぐし、普段の本人に近い状態を知ることができます。

コミュニケーション能力や対応力を見るため

自己紹介では、自社に合うコミュニケーション能力や対応力を備えているかを見ています。
面接官は、限られた時間での伝え方や姿勢、投げかけた質問への反応を通じて、就活生の力を総合的に評価します。

面接では、発表会のような一方的な話し方ではなく「対話能力」が重視されるため、質問内容に沿った的確な返答が返せるかもチェックされていると考えましょう。

経歴や人柄を把握し、後の質問に活用するため

自己紹介の内容は、その後の質問で掘り下げられることになります。学生時代の活動や取り組みなど自己紹介で伝えたことを基に、ガクチカや経歴などについての質問がされます。

言い換えると、自己紹介で伝えたことは掘り下げられる可能性が非常に高いため、「自分への質問を誘導する戦略的パート」とも考えられるでしょう。

自己紹介と自己PRの違い

自己紹介 自己PR
目的 面接の導入として基本情報と人柄を伝える 自分の強みやスキル、経験をアピールし、企業への貢献意欲を示す
話す内容 氏名、学校、興味・関心のあること、簡単な活動 ・強みとなるスキルや、それを裏付ける具体的な
エピソード(実績や成果)
・入社後のビジョン
ポイント 簡潔に、面接官に「どのような人物か」を伝えるきっかけを作る 企業にとっての「採用メリット」を説明し、入社後にどう活躍できるかを具体的(数値的)に示す

自己紹介と自己PRの最も大きな違いは、「目的」と「話す内容」にあります。自己紹介は基本的な人となりを理解してもらい、円滑なコミュニケーションをとるために行います。

一方で、自己PRは自分の強みやスキルをアピールし、志望企業での活かし方やどう貢献するかを伝えるものです。

新卒採用の面接における自己紹介の
基本構成

新卒採用の面接における自己紹介の基本構成

自己紹介には一定の流れがあります。流れを押さえておくことで、あらゆる状況でも落ち着いて話しやすくなるでしょう。

1.冒頭の挨拶

いきなり名乗るのではなく、まず面接の機会をもらえたことへの感謝を述べましょう。
第一印象を決定づける重要な部分となるため、笑顔を忘れないことが大切です。

挨拶をすることで面接官の表情が和らいだり、頷いたりなど好意的なサインが見られることもあります。
面接官の良い反応が見られることで、就活生の心にも余裕が生まれやすくなるでしょう。

また、一言目に挨拶の言葉を発することで少し緊張がほぐれ、以降の自己紹介をスムーズに話せることも期待できます。

2.氏名・学校情報

挨拶に続けて、氏名や所属する学校について伝えます。「○○大学△△学部△△学科の□□と申します」というように、はっきり伝えてください。大学名や学部名・学科名は省略せず、正式名称を伝えましょう。聞きやすい速度と声量を意識し、一語を丁寧に発音することが大切です。

面接では「お名前だけ教えてください」と指示されることもあります。このような場合に学校名も伝えてしまうと、「話を聞いていない」と思われ、コミュニケーション能力を課題視される可能性も考えられます。そのため、面接官の指示に従って返答することを意識しましょう。

3.趣味や特技、経験したことなど

続けて、ガクチカの概要や趣味、特技、経験したことなどを伝えます。
自己PRになってしまわない程度に、自己PRの概要となる部分に簡潔に触れてください。

自己紹介では具体的な内容ではなく、「何を頑張ってきたか」という「種まき」ができればOKです。
ガクチカや趣味などが特にない場合は、特技や性格などについて話しても良いでしょう。

ただし、自己紹介の中で伝える内容については、具体的に答える準備をしておくことが大切です。
たとえば、音楽鑑賞や映画鑑賞を趣味に挙げるなら、具体的な作品名やアーティスト名、おすすめについても話せるようにしておきましょう。

自分がどのような人間であるかの「大枠」が伝えられる内容を考えてみましょう。

4.面接への意気込みや熱意

自己紹介の最後には、面接への意気込みや熱意を話し、締めの言葉を添えましょう。

自己紹介以降の質問へと続く、「なぜ応募したのか」という部分を伝えます。
締めの言葉を添えることは丁寧な性格であるという好印象を残すだけでなく、「まだ続きがあるのかな?」という面接官の戸惑いを無くし、スムーズに面接することができます。

新卒採用の面接における自己紹介で、好印象を与えるコツ

新卒採用の面接における自己紹介で、好印象を与えるコツ

新卒採用の面接では、自己紹介で好印象を与えることができます。コツを押さえて、自分自身の良さを伝えられる自己紹介にしましょう。

要点を絞り、1分間程度にまとめる

自己紹介の時間は、1分程度にとどめてください。

面接官は多くの応募者と会うため、時間を効率的に使いたいと考えています。長すぎる自己紹介は「相手の意図を汲み取れない」「話が冗長」という、ネガティブな印象を与えやすくなります。
限られた時間の中で簡潔にまとめる能力は、ビジネスにおいても求められるスキルです。
コンパクトに伝えることは面接官からの課題と捉えてください。

1分間に言葉で伝えられるのは200~300文字ほどなので、原稿を作って実際に読み上げて時間を計ると良いでしょう。ただし、伝えたい事柄が多いからといって、言葉を減らさずに早口で話すことは避けてください。

また、企業によっては時間や内容を指定される場合もあるため、臨機応変に対応できるよう対策を取っておくことが大切です。

適切な言葉遣いを意識する

丁寧な言葉遣いで話すことで、ビジネスマナーや一般常識の認知度を伝えられます。

具体的には、一人称を「わたし/わたくし」、語尾を「です/ます」、相手企業を示すときは「御社」を使いましょう。丁寧で正しい言葉遣いを使える就活生は、面接官に安心感や信頼感を与えられるでしょう。

表情や姿勢、目線、話し方に気を配る

表情や姿勢、目線など非言語的要素は、話す内容以上に就活生の印象を左右することもあります。
自信や熱意、誠意は、言葉以上に非言語的な要素を通じて伝わるので、しっかり示せるように配慮しましょう。

表情は、口角を少し上げる程度の自然な笑顔を意識すると、明るく前向きな印象を与えられます。
姿勢は、猫背や反りすぎないように背筋を伸ばし、面接官の方に体を向けてください。目線は面接官に向け、複数面接官がいるときは全員に公平に目線を配ります。

話し方ははっきりと、滑舌良く話すことを意識し、普段より少し大きめの声で話しましょう。
話がまとまらないときに、繋ぎ言葉(「あのー」「ええと」など)を使ってしまうこともあるかもしれませんが、多用には注意してください。

原稿は丸暗記せず、自分の言葉で話す

原稿は丸暗記せず、自分の言葉で話すようにしましょう。丸暗記だと棒読みになり自分らしさを出せないことや、途中で詰まると頭が真っ白になるリスクがあります。

また、面接官は「自分の言葉で、自分の思いを話せるか」も見ています。スムーズな受け答えのために原稿の作成や練習は重要ですが、丸暗記ではなく、キーワードを押さえて自然な流れで話せるように練習しましょう。

新卒採用の面接における自己紹介の回答例文

新卒採用の面接における自己紹介の回答例文

ここでは、新卒採用の面接における自己紹介の回答例文を紹介します。

スタンダードな自己紹介

面接での自己紹介の時間は1分を超えない程度が望ましいとされるため、ここでは1分を想定した例文を紹介します。

サークルや部活動の経験をアピールする例文

「本日は面接の機会をいただき、誠にありがとうございます。
○○大学○○学部○○学科の□□と申します。

学生時代はテニスサークルの副代表として、主に新入生の勧誘活動に力を入れてまいりました。
新入生の定着が課題でしたが、イベント企画や練習会開催などを新たに実行したことにより、定着率を向上させました。
これらの経験から得た計画力と行動力を仕事でも発揮していきたいです。

本日は、学生時代の出来事を踏まえつつ、御社への思いを詳しくお話しできればと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。」

ゼミの経験をアピールする例文

「本日は面接の機会をいただき、ありがとうございます。
○○大学○○学部○○学科の□□と申します。

私は○○ゼミに所属し、マーケティングの研究に注力してまいりました。
特に、△△(具体的な研究テーマ)について、論文執筆と発表を行いました。
研究を進めるにあたり、先行研究の調査やデータ分析だけでなく、企業へのヒアリング調査も自ら行い、実践的な視点を養うことを意識しました。

この経験で得た、課題解決に向けた情報収集力と論理的思考力を活かし、御社の企画開発部門で新たなサービス創出に貢献したいです。
本日は、どうぞよろしくお願いいたします。」

アルバイトの経験をアピールする例文

「本日はお忙しい中お時間をいただき、誠にありがとうございます。
○○大学○○学部○○学科の□□と申します。

学生時代は、アパレル関係でのアルバイトに最も力を入れてまいりました。
業務効率化のためマニュアルを作成し、スタッフに共有・浸透させることで、レジ待ち時間を平均1分間短縮することができました。
この経験から、課題を見つける力と、自ら解決策を提案・実行する力を学びました。

御社においても、常に改善意識を持って業務に取り組み、貢献できるよう精一杯努めます。
本日は、どうぞよろしくお願いいたします。」

趣味や特技をアピールする例文

「本日は面接の機会をいただき、ありがとうございます。
○○大学○○学部○○学科の△△と申します。

私の趣味は、一眼レフカメラでの風景撮影です。
撮影するときは美しい構図を意識し、納得のいく一枚を撮るために、光の当たり方や角度を変えて何度も挑戦しています。趣味を通じて培った探求心と、粘り強さが私の強みです。

この強みを活かし、御社の□□という仕事においても、細部まで妥協せず高品質な製品づくりに貢献したいと考えております。本日は、どうぞよろしくお願いいたします。」

自己紹介はあくまでも「種まき」なので、アウトラインのみを伝えましょう。ポイントは面接官が「どんなことをしたの?」「どんなスキルが身についた?」など、具体的に聞きたくなるようなところで留めておくことです。

適度に話を切り上げることで面接官が質問を投げかけやすくなり、対話が発生するため、コミュニケーション力があることが感じてもらいやすくなります。

時間指定されたときの自己紹介

30秒程度と指定されたとき

1分間よりも短い時間を指定された場合は、以下の点を意識して調整しましょう。

1. 具体的な数字や成果を割愛:自己紹介では概要だけを伝える

2. 活動の背景や苦労話を割愛:課題の詳細は省き、取り組みの事実だけに留める

3. 丁寧すぎる言葉遣いを避ける:最低限のマナーは守りつつ、接続詞などを減らして簡潔に

4. 冗長な挨拶を避ける:冒頭と結びの挨拶をシンプルに

「本日は面接の機会をいただき、誠にありがとうございます。
○○大学○○学部の□□と申します。

学生時代は、テニスサークルの副代表として新入生の勧誘活動に力を入れ、定着率向上に向けたイベント企画や練習会開催を提案・実行しました。

この経験で培った計画力と行動力を活かし、御社の営業職として貢献したいと考えております。
本日は、どうぞよろしくお願いいたします。」

2分程度と指定されたとき

1分より長く指定されたときは、複数のエピソードを盛り込んでみましょう。

自己紹介の時間を長く取ることは、面接官が学生に様々な話を聞きたいと考えている可能性が高いです。
一つのエピソードについて詳細を述べるよりも、自分という人間を形作る大枠のエピソードをいくつか伝え、いろいろな引き出しがあることをアピールしてください。

一方で、自己紹介で一つの話を深堀りしすぎると、自己PRやガクチカのような内容になってしまう可能性があります。「自己PRを含めて」や「ガクチカを含めて」と言われていない限りは、具体的な話になっているという印象を与えないようにしましょう。

「本日は面接の機会をいただき、誠にありがとうございます。
○○大学○○学部○○学科の□□と申します。

学生時代は、テニスサークルの副代表として新入生の定着率向上に尽力しました。
イベントの企画や初心者向けの練習会を開催することで、新入生の定着率を上げることができました。

また、大学入学時から3年間カフェのアルバイトをしており、質の高いコーヒーの提供に取り組んでまいりました。お客様に喜んでいただけるコーヒーを淹れるため、豆の種類や焙煎方法について独学で学びました。

休みの日は、趣味の一眼レフカメラでの風景撮影を楽しんでおります。納得のいく一枚を撮るために時間をかけて、美しい構図を撮るために何度も挑戦しています。

本日は、様々な視点から私のことをお話しできればと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。」

【NG例】新卒採用の面接における自己紹介で、避けるべき回答例文

ここでは、面接の自己紹介で避けるべき回答例文を紹介します。礼儀を欠いた受け答えや自分の強みに一貫性のない自己紹介はマイナスの印象を与えてしまうので、注意してください。

NG例①礼儀を欠いている

「こんにちは。 ○○大学の□□です。今日は面接、よろしくお願いします。

学生時代はサークルをすごい頑張って、部長とかやってました。
色々大変だったんですけど、まあ楽しかったですね。

この経験を活かしてこちらで上手くやっていきたいと思っているんで、いろいろ聞いてください。」

NG例②内容に一貫性がない

「本日は面接の機会をいただき、ありがとうございます。
○○大学○○学部○○学科の□□と申します。

私の強みは、協調性があることです。
学生時代はフットサルサークルに所属し、副代表として多くのメンバーをまとめていました。
コミュニケーションを大切にするため、どのような人ともすぐに打ち解けられます。

一方で、工場でのアルバイトでは黙々と作業し、集中力を活かして効率的に業務をこなしていました。
そのため、一つのことに深く集中できるタイプでもあります。

これらの経験から、私はチームワークも個人プレーも得意な人間だと考えています。
本日は、これまでの経験を詳しくお話しできればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。」

上記の例では、社交的な面と内向的な面が混在していて、一貫性がありません。複数のエピソードを話す場合には、人間性や行動特性、思考の特性が真逆にならないよう意識してください。

NG例③ネガティブさやマイナス思考を感じさせる表現

「本日はお時間をいただき、ありがとうございます。
○○大学○○学部○○学科の□□と申します。

学生時代は、所属していたサークルでの活動に力を入れてまいりました。
サークル運営は色々大変なことも多く、特に人間関係の調整に苦労しました。なんとか皆がうまくやっていけるように頑張った結果、最終的には良い形で終えることができました。

この経験を活かし、御社でもチームの一員として貢献したいと考えております。
本日はよろしくお願いいたします。」

上記の例文では、「運営は色々大変」、「人間関係の調整が苦労」などの発言から、物事を後ろ向きに受け取る人、と捉えられる可能性があります。

これから面接が始まるという冒頭の段階である自己紹介でネガティブな表現をすると、「一緒に働けるかな?」という不安感を持たれる可能性もあるため、控えましょう。

新卒採用の面接における自己紹介に関するよくある質問

ここでは、就活生が悩みがちな自己紹介に関する質問についてまとめました。

Q1.指定された分数よりも自己紹介を早く話し終わってしまったら?

そのまま面接官の次の質問を待てばOKです。話を付け足したり、慌てたりする必要はありません。

自己紹介では、「簡潔さ」も重要な評価ポイントの1つです。指定時間より少し早く終わっても、要点を押さえて話せていれば問題ないでしょう。簡潔にまとめられているという点でも、評価される可能性があります。

具体的には、以下のような対応を取りましょう。

● 話し終えたら、「以上です。よろしくお願いいたします。」と結ぶ

● 落ち着いて面接官の方を見て、次の質問を待つ姿勢を見せる

● 面接官が時間を確認したり、少し考えたりする間は、黙って待機する

Q2.自己紹介と合わせて志望動機や自己PRも一緒に求められたら、
どう答えたら良い?

自己紹介を短く済ませた後、志望動機や自己PRをそれぞれ簡潔に述べましょう。

面接では、 面接官の指示に従うことが最優先です。求められた内容を全て含める必要がありますが、
それぞれをコンパクトにまとめて、全体の持ち時間を超えないように調整すると良いでしょう。

具体的な対応としては、以下のような流れを意識してください。

1. まずは「〇〇大学の□□です。本日はありがとうございます。」と、挨拶と基本情報を
10秒程度で伝える

2. 次に「学生時代は〇〇に力を入れ、〇〇という強みを培いました」と自己PRの要点を
20秒程度で伝える

3. 次に「御社の〇〇という点に魅力を感じ、この強みを活かして〇〇に貢献したいと考えております」と
志望動機の要点を20秒程度で伝える

4. 最後に「本日はよろしくお願いいたします」と
結ぶ

自己紹介に志望動機と自己PRを含めて、合計1分程度に収まるように意識し、詳細は次の質問で話すようにしましょう。

Q3.自己紹介は一次面接と二次面接で同じ内容でも問題ない?

基本的な内容は同じで問題ありませんが、面接段階や相手に合わせて調整を加えるのが望ましいです。

一次面接と二次面接で、話の軸を変えるのは良くありません。ただし、面接官が見ているポイントは一次と二次で異なるため、伝え方やアプローチを変えることで、より自分自身の良さを伝えることができるでしょう。

一次面接は人事担当者や現場社員が多く、基本的なコミュニケーション能力や人柄、企業とのマッチングを見ています。明るさや熱意、基本的なマナーを重視し、エピソードは少し汎用的な内容で伝えましょう。

二次面接では、役員など一次より面接官の役職が上がることが多く、入社後の具体的な貢献度や志望度の高さを見ています。エピソードの「成果」や「学び」をより具体的に伝え、それが企業のビジョンや事業戦略とどう結びつくかを強調しましょう。

Q4.オンライン面接での注意点はある?

通常の面接のマナーに加え、オンライン特有の環境を整えること、コミュニケーション方法に注意が必要です。

● 静かな場所を選ぶ:生活音や雑音が入らないように、静かな場所を確保する

● 明るさを確保する:顔が暗く映らないように、照明(デスクライトなど)で明るさを調整する

● 背景に気をつける: 散らかった部屋が映り込まないよう、シンプルな背景(白い壁など)を選ぶ

話し方などのコミュニケーションでは、 画面ではなく「カメラのレンズ」を見て話しましょう。

また、普段よりやや大きな声ではっきりと話すことを意識してください。
オンラインの場合、就活生にとっては自己紹介が最初に声を出すタイミングになることが多いため、冒頭で「こちらの音声は届いておりますでしょうか。」と確認すると良いでしょう。
投げかけに対して、面接官が反応を返してくれたのを見てから、「わたくし、〇〇大学の…」というように自己紹介すると、スムーズに始められます。

オンラインでは熱意が伝わりにくいことがあるため、適度な身振り手振りで感情を表現してください。

【記事まとめ】自己紹介は第一印象を決める大切な要素!
しっかり準備しよう

今回は、新卒採用における面接の自己紹介のポイントについてお伝えしました。

自己紹介の考え方は「種まき」です。複数のコンテンツを自己紹介で伝え、それぞれの話を掘り下げてもらうことで、自分の良い面や仕事に活かせる個性などをアピールできるでしょう。

面接官としては自己紹介を聞いたうえで、挙げられたコンテンツをさらに深く掘り下げたいと思うものです。適度な情報を伝えることで、就活生に質問したいという面接官の意欲を高めることができるでしょう。結果として、一方的な演説ではない、キャッチボールが生まれるので、コミュニケーションが広がりやすくなります。

複数の種をまいておくことで、学生にとっても「質問してもらえず、準備しておいたけど話せなかった」ということも減ります。ポイントを押さえてしっかり準備することで焦らず落ち着いて本番を迎えられます。ぜひ、今回の情報を活かして面接を乗り越えましょう。

深澤絢さん

監修:深澤絢さん

国家資格キャリアコンサルタント・1級キャリアコンサルティング技能士。
企業にて18年間にわたり、採用・教育・人事制度構築など経営に直結した人材開発に従事した後、独立。
現在は企業における社員のキャリア開発に携わるかたわら、これまでの経験から企業がどんな学生を欲しがるか、活躍し続ける社員に共通することは何かを分析し、各種セミナーや大学での講座などで就活生にポイントを伝授し続けている。学生面接4万人以上、就職相談2万人以上の実績あり。