就活の証明写真はどこで撮るべき？枚数やサイズ、服装などの基本を紹介

写真館では、プロのカメラマンが撮影してくれるのが大きなメリットです。カメラマンが撮影することで、就活用の写真としてふさわしい表情や姿勢のアドバイスもしてくれます。また、データのレタッチができるため、写真の仕上がりが自然かつ高品質になることも期待できます。

デメリットとしては、写真館での撮影費用は証明写真機よりもやや高めになることが挙げられます。写真館や選ぶコースにもよりますが、3,000～10,000円程度の費用が必要です。

多少の出費になるものの、質の良い写真が出来上がるため、第一志望の企業を受けるときには特に写真館の利用が望ましいといえます。就活初心者であっても、写真館であればプロのアドバイスによって自分の魅力を引き出すような写真を撮ってもらうことができるでしょう。
また、写真の仕上がりが美しいと、写真を見た人事担当からしても、より良い印象を持ってもらえる可能性があります。

証明写真機は駅やショッピングモール、スーパーマーケットなど様々な場所に設置されているため、いつでも・どこでも自分一人で撮影できるのがメリットです。

費用も手ごろで、1回1,000円程度で撮影できます。また、最近は「就活専用モード」などを搭載していて、データ化にも対応できる機種も多くあります。

デメリットとしては、撮影時の身なりを自分自身で整えなければならないことや、姿勢・表情についてプロや他者からアドバイスをもらえないことが挙げられます。

証明写真機は時間や曜日を気にせず撮れるため、急遽証明写真が必要なった場合に利用すると良いでしょう。

証明写真の必要枚数は、就活生のエントリー数の平均から20～30枚程度といわれています。

写真を切り離す際に間違えてカットしてしまったり、折れ曲がったりしてしまうことを想定して、エントリー数＋2～3枚の予備を準備しておくと安心です。

また、Webエントリーの場合は写真データが必要になるため、必ず用意しておきましょう。

一般的な履歴書で使用されるサイズは、縦4.0×横3.0cmです。

ただし、企業によっては通常と異なるサイズを指定されることもあるため、事前に応募書類や募集要項をよく確認しましょう。ミリ単位の多少の誤差であれば問題はありませんが、大きくサイズが異なる場合は再度準備してください。

Webエントリーでは、縦560×横420px（ピクセル）や縦600×横450pxなどを指定されることが多く、比率は「4:3」が基本です。

就活の証明写真の背景は「白」「青（水色）」「薄いグレー」が一般的です。

白は、明るさや清潔感のある印象を与えられます。就活用のスーツとの相性が良く、人物が引き立つのが魅力です。ただし、肌が明るい人が白を選ぶと顔の輪郭がぼやけてしまう可能性があるため、注意しましょう。

青（水色）は、清潔感やさわやかさのある印象を与えられます。顔がくっきり映るので、表情がいきいきして見えるのが特徴です。

薄いグレーは、知的で落ち着いた印象を与えられます。顔やスーツの色と同化しにくいので、人物が引き立ちやすくなるでしょう。

一方、暗い色や赤色、柄や模様が入っている背景は、就活用の証明写真としては不向きなので、避けてください。

就活の証明写真は、3～6か月以内に撮影したものが望ましいとされています。

企業によっては「〇か月以内に撮影した写真をご用意ください」と指定される場合もあるため、確認してから準備しましょう。

「就活が始まったらすぐに準備しなくては」と考えがちですが、撮る時期が早すぎると撮り直す必要が出てくる可能性があるため、撮影のタイミングには注意が必要です。

就活の証明写真では、添付する写真の裏側にフルネームを記載しましょう。万が一、履歴書やESから剥がれてしまったときに、名前が記載されていると誰の写真かがすぐにわかるからです。

他にも、証明写真の保管は丁寧にすることや、使いまわさないように配慮することも重要です。
写真は履歴書やESのなかで一番初めに目に付くものでもあるので、シワや折れがあると良くない印象を持たれてしまう可能性があります。そのため、撮影した写真はシワや折れがないように丁寧に保管しましょう。また、一度他社で使用した証明写真は、きれいに剥がせたとしても再利用するのは控えましょう。

撮影時のスーツは、ブラックやネイビーの無地のものが基本です。派手な色合いや柄が目立つスーツは避けましょう。

シャツは白の無地が一般的ですが、業種や企業によっても異なるため、企業の規定や雰囲気を踏まえて選ぶのをおすすめします。

男性の髪型は短めに整えておでこや耳を出し、ワックスをつけすぎないようにしましょう。また、丁寧に髭をそり、清潔感を意識しましょう。

女性の髪形は後れ毛を出さず、崩れにくい髪型を意識して、落ち着いた色味のヘアゴム・ヘアピンを選んでください。メイクは派手なものではなく、ナチュラルメイクを心がけると、好印象を持たれやすくなるでしょう。

姿勢はお尻をぐっと後ろに引き、不自然に体が反り返らないように座ります。手のひらは太ももの上で組むと、腕周りをすっきり見せることができます。

表情は普段の顔より少しだけまぶたを持ち上げ、歯が見えない程度に口角を上げて、自然な笑顔を意識しましょう。無表情は避け、少しだけ微笑むようにすると良い表情になります。