メンズスーツをおしゃれに着こなす極意!周りと差をつけるコーディネートをご紹介
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普段何気なく着ているメンズスーツを、もっとおしゃれに着こなしたいと思ったことはありませんか?メンズスーツは選び方や着こなし方を工夫するだけで、周りと差をつけたおしゃれが楽しめます。今回は、メンズスーツをおしゃれに着こなす極意や、お手本のコーディネートをご紹介します。
目次
おしゃれなメンズスーツの選び方をチェック
まずは、メンズスーツの選び方をご紹介します。メンズスーツの種類を知ることで、自分に合ったおしゃれを楽しめるようになります。
メンズスーツの種類を知る
メンズスーツには、シングルスーツとダブルスーツの2種類があります。
シングルスーツとは、ジャケットの前ボタンが一列に付いたタイプです。一般的なメンズスーツといえば、シングルスーツをイメージされる方が多いでしょう。前がすっきりと見えるため、スタイリッシュな印象を与えられます。
一方、ダブルスーツは前ボタンが二列に付いたタイプです。4つボタンや6つボタンのデザインが主流で、重厚感のあるクラシカルな着こなしができます。
シングルスーツとダブルスーツの違いを理解することで、TPOに合わせたおしゃれができるようになります。
スーツの色や柄による印象の違い
メンズスーツは、色や柄の違いによっても周囲に与える印象が変わります。周囲からどんな印象に見られたいか考慮することで、自分らしいおしゃれを叶えられるでしょう。色や柄による主な印象は、下記の通りです。
スーツの色による印象の違い
- ・ブラック…真面目で誠実な印象。海外のビジネスシーンではあまり着用されない。
- ・ネイビー…フレッシュで爽やかな印象。若い男性に人気。
- ・グレー…落ち着きと知性を感じさせる印象。大人っぽさが引き立つ。
- ・ブラウン…温もりを感じさせるおしゃれな印象。カジュアルな雰囲気になりやすい。
柄による印象の違い
- ・無地…オーソドックスで万人受けするスタイル。
- ・ストライプ…華やかで力強い印象。汎用性が高い。
- ・ウィンドペン…カジュアルでトレンド感のある印象。
- ・グレンチェック…知的で紳士的な印象。品のよさも感じさせる。
- ・シャドーストライプ…上品で落ち着いた印象。無地のスーツに近い着こなしができる。
ツーピースとスリーピースの違い
メンズスーツの着こなし方には、ツーピースとスリーピースの2種類があります。ツーピースはジャケットとパンツの2点で構成されたタイプで、スリーピースはジャケット、パンツ、ベストの3点で構成されたタイプです。
ツーピースはあらゆるシーンで活躍し、オーソドックスな着こなしができます。一方、スリーピースはクラシカルで紳士的な印象になるため、フォーマルなシーンにおすすめです。
襟の種類
メンズスーツは、襟の形にもいくつか種類があります。襟の種類によって見え方が変わってくるので、それぞれの特徴を把握しておきましょう。
襟の種類
- ・ノッチドラペル…定番の襟の形で流行りに左右されない。すっきりした印象を与えられる。
- ・ピークドラペル…下襟の先端が上に向かって尖っているタイプ。力強い印象になる。
- ・セミピークドラペル…下襟を水平にカットしたタイプ。スタイリッシュな印象になる。
- ・フィッシュマウス…下襟の先端が下を向いていて魚の口のようになったタイプ。優しい印象になる。
ベントの種類
ベントとは、ジャケットの裾に入った切れ込みのことです。メンズスーツにはベントの種類がいくつかあり、選ぶアイテムによってシルエットが異なります。自分の体型に合ったタイプを選ぶことで、かっこいい後ろ姿になります。
ベントの種類
- ・センターベント…中央に1本切り込みが入ったタイプ。流行りに左右されないシンプルな着こなしが可能。
- ・サイドベンツ…両サイドに切り込みが入ったタイプ。脚を長く見せられる。
- ・ノーベント…切れ込みの入っていないタイプ。ヒップが大きめの人におすすめ。
タックの種類
タックとは、パンツの前身に入ったヒダのことです。脚のラインに入ったセンタープレスとは異なり、腰の位置に入ったヒダのことを差します。タックには、ノータック・ワンタック・ツータックの3種類があります。
シルエットや動きやすさにも影響してくるので、目的に合わせた選び方をしましょう。
タックの種類
- ・ノータック…タックのないデザイン。すっきりしたシルエットで紳士的な印象になる。
- ・ワンタック…タックが両サイドに1本入ったデザイン。メンズスーツに多く見られ、軽快な動きが可能。
- ・ツータック…タックが両サイドに2本入ったデザイン。ゆったりとしたシルエットになる。
メンズスーツをおしゃれに着こなす6つのポイント
ここからは、メンズスーツをおしゃれに着こなすための極意を解説します。周りと差をつけたかっこいい着こなしをしたい方は参考にしてみてください。
体型に合ったスーツを着る
メンズスーツをおしゃれに着こなすためのもっとも大事なポイントは、体型に合ったスーツを着ることです。
スーツは大きすぎても小さすぎても、野暮ったい印象になります。新しくスーツを購入するときは、きちんと採寸をして美しいシルエットのアイテムを選びましょう。
スーツのサイズ選びで特にチェックしたいのは、ジャケットの肩幅・袖丈・着丈です。それぞれの適性サイズは下記の通りです。
スーツのサイズ選びのポイント
- ・肩幅…指でひとつまみできる程度の余裕がある。
- ・袖丈…ワイシャツの袖が1~1.5cm程度出る。
- ・着丈…標準はヒップが隠れる長さ。ヒップが3cm程度見える長さもおしゃれに見えて人気。
自分に似合う色や柄を知る
スーツをおしゃれに着こなすには、自分に似合う色や柄を知ることが大切です。たとえば、定番のネイビースーツでも瞳や肌、唇、髪の色の違いで、似合う場合と似合わない場合があります。
また、柄に関しても年齢や顔立ちによって似合うデザインが異なります。メンズスーツをおしゃれに着こなすためにも、自分に似合う色や柄を研究してみましょう。
パンツの裾の長さを意識する
メンズスーツをおしゃれに着こなすために気をつけたいのは、パンツの裾の長さです。パンツの裾の長さが適切でないと、野暮ったい印象になります。
きちんと感を出しつつおしゃれに見える裾の長さは、ワンクッションやハーフクッション、ノークッションです。
ワンクッションとは裾がシューズの甲に乗り、生地に膨らみができる長さを指します。ハーフクッションとはパンツの裾が靴の甲にわずかに触れる長さのことで、ノークッションは裾が靴に当たらずわずかにソックスが見える長さです。
パンツの裾の長さによる印象は、以下のとおりです。
パンツの裾の長さによる印象
- ・ワンクッション…きちんと感のあるクラシカルな着こなし。
- ・ハーフクッション…きちんと感を出しつつ、おしゃれに着こなせる。
- ・ノークッション…カジュアルな印象。
以前はワンクッションが一般的な長さとされていましたが、細身が主流になったことでハーフクッションの方が良いとされることも増えてきました。
スーツに合ったシャツやネクタイを選ぶ
統一感のある着こなしをするためには、スーツに合うシャツとネクタイを選ぶことが大切です。
手軽におしゃれに見せたいときは、スーツの色と同系色で合わせるのがおすすめです。たとえば、ネイビーのスーツを着用する場合は、シャツにサックスブルー、ネクタイに濃いブルーを組み合わせることでワントーンコーデが完成し、統一感のある印象になります。
また、ファッションの一部にアクセントカラーを取り入れる方法もおすすめです。暗めのネイビースーツに赤のネクタイを組み合わせると、全体的に引き締まった印象になります。
小物使いでおしゃれ度をアップさせる
周りと差をつけたおしゃれを楽しむためには、スーツに合わせる小物も意識してみましょう。ファッションの一部にアクセントとして小物を加えると、一気におしゃれ度がアップします。
特にネクタイを固定するネクタイピンは、ビジネスシーンで取り入れやすい小物です。ネクタイよりもやや幅の狭いものを選ぶと、おしゃれな着こなしができます。フォーマルなシーンでは、チーフやカフスを取り入れるのもおすすめです。
最新のトレンドを取り入れる
今風のおしゃれな着こなしを叶えるためには、最新のファッショントレンドを押さえておきましょう。近年では、英国紳士を彷彿させるクラシカルなスタイルに今っぽさを取り入れたスタイルが人気です。
特にラペルの幅がやや広めで、肩パッドが薄いまたはノーパッドでナチュラルショルダー、ジャケットの着丈はお尻が隠れる長さが流行りになっています。
おしゃれなメンズスーツのコーディネートを紹介
ここからは、AOKIのスーツを取り入れたおしゃれなコーディネートをご紹介します。自分らしいおしゃれを模索している方は、ぜひ参考にしてみてください。
同系色でまとめた万人受けコーディネート
スーツとネクタイをブルー系の同系色でまとめたコーディネートです。清潔感のある爽やかな着こなしが魅力で、会議や商談などあらゆるビジネスシーンで活用できます。
ジャケットのウエスト部分は緩やかな絞りがあるため、シルエットが美しいことも特徴です。かっこいい着こなしをしたい方は、シルエットの美しさも考慮して選びましょう。
シンプルにまとめつつネクタイの柄で個性を出す
おしゃれな着こなしに挑戦したい方は、コーディネートの一部にアクセントをプラスする方法がおすすめです。こちらのコーディネートのように、シンプルなスーツとシャツに個性的なネクタイを合わせることで、メリハリのあるコーディネートが叶います。
普段着ているシンプルなスーツをよりかっこよく着こなしたい方は、ネクタイの色や柄で差をつけてみてはいかがでしょうか?
頼りがいを感じさせるコーディネート
グレー系のスーツは、大人の魅力を底上げして頼りがいを感じさせる人気のアイテムです。こちらのコーディネートのように、スーツとネクタイをグレー系でまとめることで、統一感のあるかっこいい印象に仕上がります。
部下のサポートをする機会が多く、頼りがいを感じさせたい方は、おしゃれなグレー系のスーツを取り入れてみましょう。
さりげないチェック柄で周りと差をつける
ダーク系のスーツにチェック柄のネクタイを組み合わせたコーディネートは、年齢や流行りに左右されず、誰にでも取り入れやすいスタイルです。さりげないチェック柄がアクセントとなり、おしゃれで紳士的な着こなしができます。
華やかさも演出できるため、ビジネスシーンだけでなく、結婚式やパーティーなどのフォーマルなシーンでも取り入れられます。
スリーピースでクラシカルにまとめる
クラシカルで紳士的な印象に仕上がるスリーピースのコーディネートです。こちらのスーツはさりげないストライプ柄が入っていることが特徴で、すっきりとした印象を与えられます。胸元で主張するチェック柄のネクタイも、全体のおしゃれ度を底上げしています。
結婚式やパーティーなどきちんと感を演出したいシーンでは、かっこいい着こなしができるスリーピースのスーツを取り入れてみてはいかがでしょうか?
メンズスーツの着こなしで押さえておきたいルール
最後に、メンズスーツを着用するときに押さえておきたいルールを2つご紹介します。新卒の方などスーツを着ることに慣れていない方は、ぜひチェックしてみてください。
ジャケットの一番下のボタンは外す
メンズスーツでは、ジャケットの一番下のボタンを外すのがマナーです。一番下のボタンを留めることで、ジャケットの前側にシワが寄って窮屈な印象に見えてしまいます。
美しいシルエットでおしゃれに着こなすためにも、2つボタン、3つボタンのいずれの場合も一番下のボタンは外して着用しましょう。
ジャケットの袖口からシャツを出す
メンズスーツは、ジャケットの袖口から1~1.5cmほどシャツを出すのが正しい着こなしです。あえてシャツを出す理由は、シルエットを美しく見せるという理由もありますが、ジャケットが肌に直接触れて汚れるのを防ぐためでもあります。
新しくスーツを購入するときは、ジャケットとシャツを両方合わせたときの袖の長さをチェックしましょう。
メンズスーツをおしゃれに着こなして周りと差をつけよう
メンズスーツをおしゃれに着こなすためには、自分に合ったサイズやデザインのスーツを選ぶことが大切です。購入時にきちんとフィッティングするほか、スーツの種類を把握して自分らしいおしゃれを模索してみましょう。
色の合わせ方で迷ったときは、スーツやネクタイを同系色でまとめるのが簡単でおすすめです。本記事でご紹介したコーディネートもぜひ参考にしてみてください。
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