
【オフィスカジュアル用メンズパンツの種類】生地やシルエットなどの違い別にアイテムをご紹介
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オフィスカジュアルにおいて必須アイテムとなるのが「メンズパンツ」です。しかし、メンズパンツといってもデザインやシルエット、生地などの点で多彩な種類に分かれています。本記事では、メンズパンツの種類について特徴・コーデ例とともに解説します。ぜひオフィスカジュアルの服装選びの参考にしてみてください。
目次
オフィスカジュアルにおけるメンズパンツの種類

オフィスカジュアルにおけるメンズパンツは、種類によってデザインはもちろん、生地の質感やシルエット、着用できるシーンなどが少しずつ異なります。まずは、おもなメンズパンツの種類についてそれぞれの特徴を踏まえて解説していきます。
スラックス
スラックスとは、主にスーツや制服などのジャケットと一緒に着ることを想定したメンズパンツを指します。ビジネスシーンにおける定番の種類の一つです。語源の英語「Slack(=緩み)」の通り、タックが入ったゆとりのあるシルエットが特徴です。
ビジネスシーンに着用されるのが一般的ですが、きれいめなカジュアルファッションとしてスラックスが取り入れられることも多くあります。
チノパン
チノパンは「チノクロス」と呼ばれる生地で仕立てられたメンズパンツの種類です。元々は軍服として使われてきたのもあり、厚手で耐久性が耐久性が高いのが特徴といえます。チノクロスは綿やポリエステル素材で作られているため、季節を問わず着用しやすいのも特徴です。
尚、デザイン・シルエットのどちらもフォーマルとカジュアルの中間にあたるため、アイテムの組み合わせ方によってはビジネス用・普段着のどちらのメンズコーデにも活用できるでしょう。
ジョガーパンツ(社風による)
ジョガーパンツとは、裾部分にゴムやリブ編みが入っているのが特徴のメンズパンツです。「ジョガー(=ジョギングをする人)」という名前の通りジョギング用として履くような動きやすさを重視したシルエットをしています。
ジョガーパンツはスウェット生地で作られているものが多く、伸縮性が高くて汗を吸収しやすい傾向にあります。メンズのカジュアルコーデに使われることが一般的ですが、社風によってはオフィスカジュアルコーデの一環として取り入れられる場合もある種類です。
デニムパンツ(社風による)
デニムパンツは、名前の通りデニム生地で仕立てられており、メンズカジュアルコーデの定番といえるパンツの種類です。色の濃いデニムであれば、社風によってはオフィスカジュアルとしても着用できる場合があります。
他の種類に比べてカジュアル度が高いメンズパンツの種類であるため、実際に着用する場合は職場のルールを確認した方がよいでしょう。
ショートパンツ(社風による)
メンズ向けのショートパンツは膝程度の丈が特徴であり、特に夏場のカジュアルファッションとして採用されている種類です。社風によってはオフィスカジュアルとしてショートパンツを着用できる場合がありますが、プライベート向けのカジュアルファッションとして着用するのが一般的です。
オフィスカジュアルにおけるメンズパンツのシルエット

スラックスやチノパンなどといった形や素材の種類だけでなく、シルエットにも種類があります。たとえ同じ種類のメンズパンツであっても、シルエット一つで見た目の印象やスタイルの見え方に違いがあるため、それぞれのシルエットの特徴や与える印象を踏まえておきましょう。
ストレートパンツ
ストレートパンツは、膝から裾までがまっすぐになっているのが特徴のシルエットであり、脚を長く見せられる点が魅力です。他の種類に比べてデザインに癖がない分、全身のコーデバランスが取りやすいため、どんなトップス・シューズとも合わせやすいシルエットといえるでしょう。
スリムパンツ
スリムパンツとは全体が細身に作られており、脚をシャープに見せられるのが魅力のシルエットです。他の種類に比べて足首のラインがすっきりしているため、ブーツとの相性がよい傾向にあります。
スキニーパンツ
スキニーパンツとは、スリムパンツよりも細身に作られたもので「スキニー(=体にぴったりの)」という言葉の通り、ウエストから足首まで皮膚にぴったり沿うようなシルエットが特徴です。下半身をすっきり見せられるため、トップスとの合わせ方によってIラインやYライン、Aラインなどの多彩なシルエットを作れます。
テーパードパンツ
テーパードパンツとは「テーパード(=先細り)」という言葉の通り、太ももから裾に向かって細くデザインされているシルエットが特徴です。他の種類より腰回りや太ももにゆとりがあるため、スキニーやスリムパンツに比べて身体のラインを拾いにくい傾向があります。
オフィスカジュアルにおけるメンズパンツの選び方

スラックスやチノパンなど、多彩な種類があるからこそ、自分に合ったメンズパンツの選び方に悩む人は多いでしょう。ここからは、オフィスカジュアルにおけるメンズパンツの選び方を解説します。
色は「演出したい印象」に合わせる
メンズパンツの「色」の種類によって、見た目の雰囲気や着こなし方に違いがあるため、演出したい印象に合わせて選ぶことが大切です。一般的には華やかに見せたいなら明るめの色、落ち着いた雰囲気を演出したいなら暗めの色を選ぶのが望ましいとされています。
フォーマル感を与える「ネイビー」
メンズパンツの定番カラーといえる「ネイビー(濃紺)」は、スーツにも使われている色であるため、オフィスカジュアルファッションに取り入れることで、フォーマル感を強めたり上品・誠実な印象を与えたりできるでしょう。深みのある色ではありますが、黒やグレーに比べるとコーデの雰囲気が重たくなりにくいのも魅力です。
落ち着いた雰囲気を演出できる「グレー系」
「グレー系」は無彩色のなかでも暗すぎず、明るすぎない色味であるため、知性や品格のある落ち着いた雰囲気を演出できます。また、他の色と調和しやすいため、さまざまな色のトップスと合わせやすいでしょう。
スラックスやチノパンに取り入れれば、ビジネス向けの洗練された雰囲気のファッションにもまとめることも可能です。カジュアルシーンにおいては、ショートパンツやジョガーパンツなどのアイテムに採用すれば、ラフな雰囲気を引き立てられます。
コーデ全体を華やかにまとめられる「ベージュ系」
「ベージュ」はメンズパンツに使われる色のなかでも温かみがあるため、コーデ全体を明るく華やかに演出したいときにおすすめです。適度なカジュアル感も出せるため、スラックスやチノパンなどに取り入れることで上品なオフィスカジュアルコーデにまとめられるでしょう。
また、ベージュは膨張色の一つでもあるため、よりすっきり見せたいならスキニーやスリムパンツなどの細身のシルエットを選ぶことをおすすめします。
柄は「無地」だとコーデの幅が広がる
メンズパンツのなかにはさまざまな種類の柄物もありますが、オフィスカジュアルとして取り入れる場合には「無地」を選ぶ方が多彩なコーディネートがしやすくなります。柄物はインパクトがあるうえカジュアル感が強くなりやすいため、ビジネス向けコーデに必要な「きちんと感」が損なわれてしまう場合もあります。
パンツの「サイズ」はシルエットの美しさを左右する
メンズパンツをおしゃれに着こなすためには「サイズ」の選び方も重要です。メンズパンツのサイズが体型に合っていないと、せっかくのシルエットが崩れたりだらしなく見えたりする可能性があります。特に太もも・ヒップ・ウエストはシルエットの美しさを左右するため、以下のポイントを踏まえつつ選んでみましょう。
部位 | 選び方のポイント |
---|---|
太もも | ①屈伸した際に脚が動きやすいか。
②ほどよいゆとり感があるか。 |
ヒップ | ①着用した際に太もも周りに余計なシワが入っていないか。
②股の間にパンツのヒップ部分が食い込んでいないか。 |
ウエスト | ファスナーを閉めた状態で、無理なく手のひらが入るか。 |
「タック」は着心地と着用シーンで選ぶ
メンズパンツのなかには「タック」と呼ばれる、腰回りに生地を畳んだヒダが入っている種類もあります。このタックのデザインの種類によって着心地や見た目の雰囲気に違いがあるため、ぜひ着用シーンや好みの着用感に合わせて選んでみましょう。
シンプルですっきりとした「ノータック」
「ノータック」とはタックが入っていない種類のことです。他の種類に比べて裾の幅が細い傾向にあるため、脚のラインをすっきり見せられます。また、ノータックはカジュアル感が強くなるため、オフィスカジュアルからプライベート用コーデまで幅広く活躍するでしょう。
クラシカルで上品な雰囲気の「ワンタック」
「ワンタック」は、左右に1本ずつタックが入っている種類を指します。タックが1本だけ入ったことで、クラシカルで上品な雰囲気とほどよい動きやすさを両立できるのが魅力です。ビジネスシーンで動き回ることが多い人におすすめの種類です。
ゆとりがあって動きやすい「ツータック」
「ツータック」は、左右に2本ずつタックが入っているものを指します。ワンタックよりも腰やヒップの周りにゆとりがあるため、動きやすさを重視したい人向けの種類といえるでしょう。尚、タックが増えたことで他の種類に比べてエレガントな印象を与えやすいため、カジュアルコーデとは合わせにくい傾向があります。
丈は「パンツの太さ」に合わせて選ぶ
メンズパンツの印象を左右する「丈」は、パンツの太さに合わせて選ぶことで、シルエットを活かした着こなしができます。一般的にスキニーやテーパードパンツなどのシルエットが細い種類には短めの丈を選ぶことで、コーデに抜け感をプラスできるでしょう。
また、ストレートパンツやタック入りのメンズパンツなどといったシルエットが太めの種類であれば、長めの丈を選ぶことで足元のボリューム感を強められます。
必要に合わせて「機能性」もチェックする
種類ごとの特徴に加え、必要に合わせてメンズパンツの「機能性」もしっかりチェックしておきましょう。例えばストレッチ性能が高い生地を使っているものであれば、着用時に身体へフィットするため、立ち座りが多いビジネスシーンでも動きやすくなります。
また、自宅でのお手入れを楽にしたいなら「ウォッシャブル素材」かどうかもチェックしてみましょう。シワになりにくいもの・洗濯機でまるごと洗えるものであれば、ビジネスシーンでも重宝するでしょう。
【種類別】オフィスカジュアルにおけるメンズパンツのおすすめコーデを紹介!

メンズパンツは種類が多い分、さまざまな着こなし方ができるため、与えたい印象や社風などに合わせてコーデを考えることが大切です。ここからは、オフィスカジュアルにおけるメンズパンツのコーデ例を種類別に紹介します。
スラックスコーデ
スラックスは上品なデザインのものが多く、メンズスーツのパンツと同じ感覚で使える種類であるため、オフィスカジュアルコーデの幅も広い傾向にあります。
ジャケットをアクセントにしたメンズコーデ

メンズのオフィスカジュアルにおける定番コーデである「ジャケパンスタイル」ですが、無地スラックスに柄物ジャケットでアクセントを付けることでエレガントでおしゃれな雰囲気を演出できます。
他のアイテムも無地で揃えることで、ジャケットの個性をより引き立たせられるでしょう。また、ネクタイの彩度をジャケットに合わせれば、大人の落ち着いた印象を与えられます。
明暗をしっかりつけてコーデにメリハリをプラス

メンズパンツと他のアイテムの明暗を上手く調整すれば、よりメリハリのあるおしゃれなコーデになります。例えばベージュやサックスブルーなどの明るい色のスラックスを着用する場合は、ジャケットをネイビーや黒などの暗い色にすることで華やかさをより引き立てられるでしょう。
シャツの色の明るさは、ジャケットまたはスラックスのどちらかに合わせるとコーデのバランスを整えられます。
控えめチェックで上品な雰囲気を演出

無地のスラックスでのコーデに飽きたら、控えめなチェック柄のメンズパンツをアクセントとして取り入れることで、上品さと個性をプラスできます。同じ柄または色のジャケットとセットアップのように着用することで、コーデに統一感が出せるでしょう。
また、柄物のスラックスを使う際はオフィスカジュアルコーデに必要な「きっちり感」を損なわないため、複数の柄を取り入れないことがポイントです。無地のシャツやカットソーをプラスすれば、スラックスの柄が持つ個性を活かせます。
チノパンコーデ
チノパンはきっちり感とカジュアル感を兼ね備えている種類であるため、他のアイテムの色やデザインを変えるだけでコーデの雰囲気をガラリと変えられます。
シャツの色味を変えてコーデのアクセントに

暗い色のチノパンやジャケットを選びがちなのであれば、明るい色のシャツをアクセントにすれば、暗く重い雰囲気になるのを防げます。シャツの色を変えれば与える印象も変化するため、着用シーンに合わせて変えてみましょう。
例えば明るいブルー系のシャツであれば爽やかさ・清潔感を引き立てられますし、ラベンダー系なら洗練された雰囲気を演出できます。
夏のクールビズコーデなら高い明度でまとめて

ノーネクタイ・ノージャケットのクールビズシーズンではメンズコーデのアクセントになるネクタイが使えないため、チノパンやシャツを明るい色にまとめることで活発でフットワークが軽い印象を与えられるでしょう。
チノパンは丈が短いものを使うことで、夏らしい涼しげな雰囲気を演出することも可能です。靴やバッグ、ベルトなどの小物類はブラウン系にまとめることで、重たい印象になるのを防ぎつつ上品な雰囲気にまとめられます。
Tシャツでほどよいカジュアル感を演出

明るい色のチノパンにTシャツのジャケパンスタイルであれば、ほどよいカジュアル感のある親しみやすい雰囲気のメンズコーデが完成します。
Tシャツを合わせる際には、ネックデザインの種類にも注目しましょう。丸首(クルーネック)であればコーデがシンプルにまとまりますし、浅めVネックであればシャープな印象を与えられます。
多彩な種類のメンズパンツでオフィスカジュアルコーデを考えてみよう!

メンズパンツは種類によって見た目の印象を大きく変えられることから、まさにメンズコーデの要といえるアイテムです。今回ご紹介した種類別の特徴やコーデ例なども参考にしながら、多彩な種類のメンズパンツを使ってコーデを考えてみてください。
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