メンズスーツのインナー(肌着)の選び方!着心地のよいアイテムと着用マナーをご紹介

メンズスーツのインナー(肌着)の選び方!着心地のよいアイテムと着用マナーをご紹介

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スーツを着用するときに欠かせないのがインナー(肌着)です。「インナーの種類や選び方がイマイチわからない」「いつもなんとなくで選んでいる」という方も多いのではないでしょうか?こちらの記事では、メンズスーツに合わせるインナーの選び方や着用マナーをご紹介します。季節や着用シーンに合うインナーを選んで、ビジネスシーンを快適に過ごしましょう。

メンズスーツにインナーは必要?

メンズスーツにインナーは必要?

ヨーロッパでは、ワイシャツは「下着」という認識があり、素肌にワイシャツを着用します。しかし、日本ではワイシャツの下にインナーを着るのが一般的なマナーです。

メンズスーツのインナーには肌が透けるのを防いだり、汗や皮脂汚れを吸収したりする働きがあるため、湿度の高い日本においてはワイシャツの下にインナーを着用するのがマストです。

インナーを着用し汗染みやベタつきを抑えて、清潔感のあるスーツスタイルを目指しましょう。

メンズスーツ着用時のインナーの役割

メンズスーツ着用時のインナーの役割

メンズスーツを着用するときに、インナーは具体的にどのような役割を果たすのでしょうか?ここからは、メンズスーツにインナーを着ることで得られるメリットを細かくご紹介します。

汗を吸収する

インナーには吸水性があり、汗や皮脂を吸い取る役割があります。蒸れやベタつきなどの不快感を軽減できるだけでなく、メンズスーツやワイシャツの汗染みを防ぐことが可能です。

インナーを着用することでメンズスーツやワイシャツを清潔に保ち、着心地のよさを長持ちさせましょう。

体臭を軽減させる

体臭が気になる方は、吸汗速乾タイプのインナーがおすすめです。汗を素早く吸収して蒸発させることで菌の発生が抑えられ、気になる体臭を軽減できます。

より体臭の軽減を重視してメンズスーツのインナーを選ぶ場合は、繊維上の細菌の増殖を抑える抗菌防臭機能付きのタイプを選ぶとよいでしょう。

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保温性を高める

寒い季節は、コートだけでなくインナーでも防寒対策が可能です。メンズスーツに保温効果のあるインナーを着用することで、冬場のビジネスシーンが過ごしやすくなるでしょう。

コートを羽織れないようなビジネスシーンや、服装の調整が難しい季節の春や秋はインナーで保温性を高めましょう。

AOKIでは、繊維が汗や湿気を吸うことで発熱する吸湿発熱機能付きの「ヒートウォーム超暖シリーズ」をご用意しています。温かいインナーをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。

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肌が透けるのを防ぐ

ワイシャツの色や生地によっては、インナーを着ないと素肌が透けてしまうことがあります。肌が透けるとだらしない印象に見えてしまうため、透けるのを防ぎ好印象へ導くこともメンズスーツのインナーの重要な役割といえるでしょう。

特に汗ばむ季節は汗によってワイシャツが貼り付き透けやすいため、インナーは必須アイテムとなります。

メンズスーツにおけるインナーの着用マナー

メンズスーツにおけるインナーの着用マナー

メンズスーツに合わせるインナーは、私服でTシャツとして着用するようなアイテムは避け、肌着専用のインナーを選ぶのがマナーです。

特に、色や柄、ワンポイントのあるものはワイシャツから透けて見えてしまうため注意しましょう。また、Tシャツは生地の厚みによって着膨れしたり、デザインによっては襟や袖が見えてしまったりすることがあります。

だらしない印象にならないよう、ワイシャツやスーツに響きにくい薄手のインナーを着用しましょう。

インナーの選び方のポイントとは?

インナーの選び方のポイントとは?

メンズスーツのインナーには幅広い種類がありますが、どのような点に着目して選ぶとよいのでしょうか?ここからは、インナーの選び方のポイントを解説します。

デザインや素材別におすすめの着用シーンもご紹介しますので、ぜひメンズスーツのインナーを選ぶ際の参考にしてみてください。

袖のデザイン

メンズスーツのインナーに使いやすいデザインである「半袖」「長袖」「タンクトップ」の3種類の袖について、おすすめの選び方や注意点をご紹介します。

半袖

半袖はメンズスーツのインナーに最もおすすめのデザインです。オールシーズン着用できるスタンダードなデザインなので、迷ったときは半袖を選ぶとよいでしょう。

オフィスでの勤務時や通勤、外回りなどシーンを選ばずいつでも着用できます。

長袖

長袖インナーは、寒い季節におすすめのアイテムです。ワイシャツの下に着込むことで簡単に防寒対策ができ、秋冬のビジネスシーンを快適に過ごせます。

厚手だとワイシャツやスーツの袖周りがもたつくことがあるため、薄手のタイプを選ぶのがポイントです。フィット感のある長袖インナーを選べば、ワイシャツを着たときに邪魔にならず、すっきりとした見た目になるためおすすめです。

タンクトップ

タンクトップ型のインナーは、脇がカバーされないため汗染みができやすいのがデメリットです。涼しげな印象ですが、メンズスーツに合わせるにはやや不向きなアイテムといえるでしょう。

一方で、肩の動きに制限がないため動きやすいというメリットがあります。メンズスーツに合わせる場合は、その日の気候やスケジュールを考慮しておくとよいでしょう。

襟のデザイン

メンズスーツをおしゃれに着こなしたいなら、インナーの襟のデザインにも気をつけましょう。襟には幅広い種類のデザインがありますが、今回はメンズスーツのインナーとして人気の「クルーネック」と「Vネック」に絞ってご紹介します。

クルーネック

クルーネックは、最もスタンダードな丸首デザインです。クルーネックのインナーには首元が詰まっているタイプが多く、ワイシャツの第1ボタンを開けると見えてしまう恐れがあります。

そのため、ワイシャツのボタンを上まで留めてネクタイを締めるようなフォーマルな場面におすすめです。

ベーシックなホワイトのクルーネックインナーを選んでおけば、万が一インナーの襟元が見えてしまっても目立たないでしょう。

Vネック

Vネックのインナーはワイシャツの第1ボタンを開けても見えにくく、クールビズやオフィスカジュアルで活躍するアイテムです。

襟の空き具合やサイズによってはワイシャツから見えてしまうこともあるため、襟の位置を確認してからインナーを選ぶと失敗が少ないでしょう。着替えた後に鏡で首元をチェックすると安心です。

カラー

メンズスーツのインナーは、ワイシャツを着たときに透けにくいカラーを選ぶことが重要です。ここからは、透けにくく清潔感のある「ホワイト」「ベージュ」「ライトグレー」をピックアップしてご紹介します。

ホワイト

メンズスーツのインナーにおいて最もスタンダードなカラーがホワイトです。清潔感がありビジネスシーンで使いやすいため、1枚は持っておくとよいでしょう。

ホワイトはメンズスーツのインナーとしてベーシックなカラーですが、肌のトーンに比べると明るいため、透けやすいというデメリットがあります。

派手な印象を与えないので透けても問題のないカラーですが、気になる方は透けにくい生地やカラーのワイシャツに合わせるのがよいでしょう。

ベージュ

肌の色に近いベージュは、最も透けにくいカラーです。インナーが透けて見えやすいホワイトのワイシャツにも合わせやすく、メンズスーツをスマートに着こなせます。

スーツスタイルの見た目の印象がアップするため、メンズスーツのインナーをお探しの方はぜひ一度手にとってみてください。

ライトグレー

メンズスーツのインナーとして、ライトグレーもおすすめのカラーです。肌の色とトーンが近いため、ホワイトに比べて透けにくく、またベージュの肌着と比べてスタイリッシュな印象を与えます。

ライトグレーは汗染みが目立ちやすいカラーですが、メンズスーツのインナーであれば見た目を気にせず取り入れられます。それでももし汗染みが気になるという方は、汗取りパッド付きのものを選ぶとよいでしょう。

素材

メンズスーツのインナーの素材は、主に「綿100%」「化学繊維」「混紡」に分けられます。それぞれ違った特徴があるため、着用する季節や好みの着心地に合わせて選ぶのがおすすめです。ここからは、インナーの素材による着用感の違いと選び方を解説します。

綿

綿は、夏は涼しく冬は暖かく着られることで季節を問わず人気の素材です。繊維の中心部分が空洞になっているため、通気性と吸水性がよいという特徴があります。

ふんわりと柔らかく、着心地がよいこともメンズスーツのインナーの素材として人気がある理由といえるでしょう。

一方で、吸水性のよさから深部まで水分が入り込み、乾きにくいのがデメリットです。大量に汗をかく場合においては、乾きにくく体が冷えてしまうため注意が必要ですが、一般的なビジネスシーンでは問題なく着用できるでしょう。

化学繊維

化学繊維は人工的に合成された繊維で、耐久性や強度が高く長持ちするのが特徴です。

メンズスーツのインナーには、丈夫でシワになりにくい「ポリエステル」、柔らかく伸縮性に優れた「ナイロン」、なめらかな手触りで発熱性のある「レーヨン」といった化学繊維が使用されています。

機能性の高いインナーに使用されることが多いので、好みの着心地に合わせて選んでみてください。

混紡

混紡とは、2種類以上の異なる繊維を混ぜて糸を紡ぐことをいい、混紡糸を使った生地を混紡生地と呼びます。

綿と化学繊維を混紡したものや、化学繊維同士を混紡したものなど、幅広い組み合わせがあります。異なる種類の繊維を混紡することでそれぞれの繊維の短所を補い、機能性や品質を向上できるのがメリットです。

混紡生地は、単体の繊維で作られる生地と比べて洗濯方法が複雑なため、洗濯する際は必ず洗濯表示タグを確認しましょう。

サイズ感

メンズスーツのインナーは、サイズの選び方が見た目にも着心地にも大きな影響を与えます。大きすぎるとワイシャツを着たときにもたつきやすく、小さすぎると窮屈で動きにくくなってしまいます。

メンズスーツのインナーを選ぶときは、快適に過ごせるよう体にフィットするサイズ感のものを選ぶようにしましょう。インナーは試着できないことが多いため、自分の胸囲やウエスト、着丈などを把握しておくのがおすすめです。

着心地のよいインナーで快適なビジネスライフを

着心地のよいインナーで快適なビジネスライフを

メンズスーツのインナーには豊富な種類があり、着用する季節ごとに合う機能性だけでなく、好みの着心地やフィット感に合わせてアイテムを選ぶことが重要です。

生地のタイプやデザインによって得られるメリットとデメリットを知っておくことで、より快適なメンズスーツのインナーを選ベます。

メンズスーツのインナーは表に見えないものですが、選び方を工夫して取り入れることで、毎日を快適に過ごせるこだわりのスーツスタイルが叶います。

メンズインナー(肌着)一覧はこちら

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