ネクタイピンの位置はどこが正しい?ネクタイピンの種類やスタイル別の正しい位置もご紹介!

ネクタイピンの位置はどこが正しい?ネクタイピンの種類やスタイル別の正しい位置もご紹介!

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ネクタイピンの位置や使い方を正しく知って、スーツをよりよく着こなしてみませんか?機能性に加えて、ファッション性としての役割も兼ね備えているのがネクタイピンの魅力です。本記事では、ネクタイピンの種類や特徴、シーン別のおすすめについて解説します。「ネクタイピンをなんとなく付けていた」という方はぜひ参考にしてみてください。

ネクタイピンの役割とは?

ネクタイピンの役割とは?

ネクタイピンはネクタイを固定するだけでなく、アクセサリーとしての役割を担うこともあります。以下ではそれぞれについて詳しく解説します。

機能性|ネクタイを固定

ネクタイピンの主な役割は、ネクタイを固定することです。ネクタイを固定していないと、ジャケットを脱いだ際にネクタイがブラブラと揺れてしまいます。

例えば、食事中に剣先が食べ物についてしまったり、手を洗う際に濡れてしまったりすることも考えられます。また、何かを持ち運ぶ作業をするときも、ブラブラとしたネクタイが邪魔になってしまうでしょう。

ネクタイピンで固定しておけば、ネクタイが過度に揺れることはありません。あらゆるシーンで、ネクタイが邪魔だと感じることがなくなります。

ファッション性|印象付けるアクセサリーの1つ

ネクタイピンにはさまざまなデザインがあり、ファッションの1つとして楽しむことも可能です。シーンによって色や質感を使い分ければ、その日のコーディネートの幅も広がるでしょう。

シンプルなデザインなら、ビジネスシーンでプロフェッショナルな印象を与えることもできます。また、華やかなデザインはパーティーシーンに最適です。見た人の印象に残りやすく、個性のアピールにもつながるでしょう。

スーツをおしゃれに着こなしたい方は、ネクタイピンのデザインにもこだわってみましょう。

ネクタイピンの正しい位置はスタイルで違う

ネクタイピンの正しい位置はスタイルで違う

ネクタイピンを付ける位置は、スタイルによって異なります。ジャケットを着用する場合と、ジャケットを着用せずワイシャツのみの場合でも位置が変わってきますので、間違えないように注意しましょう。

正しい付け方

正しい付け方

基本はネクタイの大剣、小剣にシャツを加えた3枚を一緒に留めて使います。その際、水平になるように留めるのが原則です。スーツを着たまま動いているとネクタイピンの水平が崩れてくる可能性があるので、お手洗いに行った際などに鏡の前で確認しましょう。

なお、カジュアルな着崩しが可能な場面では、少し斜めに留めても問題ありません。基本を守りつつも、シチュエーションに応じてアレンジを加えてみましょう。

ジャケット着用時

ジャケット着用時は、シャツの第3ボタンと第4ボタンの間(ジャケットの第1ボタンの少し上の位置)で留めるのがベストです。

ジャケットを着用しているときは、ネクタイピンがなくてもある程度ネクタイが固定されるため、機能性よりもファッション性を重視して使用されることが多いです。

シャツの第3ボタンと第4ボタンの間で留めれば、ジャケットからネクタイピンが見えて、こなれ感を演出できます。

ワイシャツのみの場合

ジャケットを着用せずワイシャツのみの場合は、シャツの第4ボタンと第5ボタンの間を目安として低めに留めましょう。この位置であれば、ネクタイをしっかりと固定することができます。

ワイシャツ1枚のみだと、ネクタイピンなしではネクタイが揺れて邪魔になってしまいます。そのため、機能性を重視してネクタイピンを付けましょう。

ベスト(ジレ)着用時

ベスト(ジレ)を着用していればネクタイは固定されるため、ネクタイピンは原則不要です。ファッション性から見ても、ベスト(ジレ)を着用したときに露出するネクタイは範囲が狭いため、ネクタイピンを付ける必要はないとされています。

ただ、室内の温度が上がり暑くなることが想定される場合などは、ベスト(ジレ)を脱いだときのためにネクタイピンをシャツの胸ポケットなどに携帯しておくのがよいでしょう。

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ネクタイピンの種類とそれぞれの特徴

ネクタイピンの種類とそれぞれの特徴

ネクタイピンには、以下のような種類があります。

ネクタイピンの種類

  • ・タイクリップ(ワニ口式)
  • ・タイバー(クリップ式)
  • ・スティックピン
  • ・タイタックピン
  • ・タイチェーン
  • ・ショートクリップ

それぞれの特徴について、詳しく解説していきます。

タイクリップ (ワニロ式)

タイクリップは「ワニ口式」とも呼ばれており、ネクタイピンの中ではもっとも人気のあるタイプです。

棒状のパーツが2本合わさっており、間にあるバネの力を活用してネクタイを固定します。その形状がワニの口のようになっていることから「ワニ口式」といわれています。

ワンタッチで留められるため、初めてネクタイピンを使う方におすすめです。また、一度留めると外れにくく、使い勝手のよさでも定評があります。

タイバー(クリップ式)

「クリップ式」とも呼ばれるタイバーは、紙を挟むクリップと似た形状をしています。ワニ口式のようなバネはないものの、一見大きな違いはありません。

ワニ口式はスタイリッシュなデザインが多く、ビジネスシーンに最適です。シンプルなデザインを好む方やビジネスでの使用が多い方へのプレゼントにもおすすめです。

ただし、留めたり外したりを繰り返すことで、いずれは挟む力が弱くなることがあります。何度も使用し、留めてもすぐに落ちてしまうことがあれば、買い替え時と考えられます。

スティックピン

スティックピンは、針をネクタイに刺して使用します。

針の部分が長めで、本来はスカーフを留める際のアイテムとして使われていました。しかし、いつしかアスコットタイ(幅の広い蝉型のネクタイ)の結び目に刺して使うのが浸透し、やがてネクタイピンとしても活用されるようになったといわれています。

スティックピンは機能性よりファッション性の役割が高く、華やかな装飾が施されたデザインが多数あります。そのため、お祝いの席やプライベートにおすすめです。

ただし、同じ箇所に針を刺すと穴が広がり、生地を傷める恐れがあります。刺す際は、穴を広げないよう注意しましょう。

タイタックピン

タイタックピンはスティックピン同様にファッション性に優れたネクタイピンです。針と留め具部分でシャツとネクタイを刺して固定します。付け方が少し複雑なので、ネクタイピン初心者は扱いにくいと感じてしまうかもしれません。

表面は宝石などで装飾されているものが多く、ネクタイピンのデザインを強調したいときに使用するのがおすすめです。ブローチのようにおしゃれ目的で使われることが多く、フォーマルシーンではよいアクセントになるでしょう。

タイチェーン

タイチェーンは、シャツのボタンに金具を引っ掛けて使用します。前から見るとチェーンの輪がネクタイを横断するようになっているので、ネックレスで着飾ったような雰囲気になるのが特徴です。

遊び心のあるデザインなので、結婚式やパーティーなどの華やかなシーンでは人目を惹きやすくなります。反対にビジネスシーンでは、華やかすぎるためやや不向きです。

また、おしゃれの意味合いが強く、ネクタイピンとしての機能性には少々欠けるともいわれます。特に固定する力が他のタイプに比べると弱いため、機能性を重視する方はワニ口やクリップ式を使いましょう。

ショートクリップ

ショートクリップは名前の通り、横幅が短く作られたネクタイピンです。一般的なネクタイに付けるとバランスが悪くなってしまいます。そのため、細身のナロータイに合わせるのがベストです。

使い方はワニ口式やクリップ式と同じで、ホールド性にも優れています。ナロータイを愛用している方におすすめです。

シーン別!ネクタイピンのおすすめとは?

シーン別!ネクタイピンのおすすめとは?

ネクタイピンはフォーマルなシーンや華やかなシーンなど、用途に合わせて適したものを選ぶのが大切です。以下では、シーン別に適したネクタイピンを解説します。

就職活動やビジネスシーンでのネクタイピン

就職活動やビジネスシーンで使うなら、シンプルで装飾が少ないものがおすすめです。汎用性が高く使いやすさを実感できるでしょう。色はシルバーが無難です。

ワニロ式のようにワンタッチで留められるものを選べば、食事や作業時も邪魔になりにくく重宝します。

結婚式やパーティーシーンでのネクタイピン

結婚式やパーティーシーンなどの華やかな場には、装飾が付いたネクタイピンがおすすめです。

タイタックピンは宝石などの装飾がついたものが多数あるので、コーディネートを楽しめるでしょう。タイチェーンのような遊び心のあるネクタイピンも、人とは少し違ったコーディネートを作るのに役立ちます。

合わせるスーツの色や柄によって変えてみるのも、楽しみ方の1つです。

ネクタイピンを正しく活用してスーツを楽しもう

ネクタイピンを正しく活用してスーツを楽しもう

ネクタイピンには機能性はもちろん、ファッション性としての役割もあります。また、ネクタイピンの正しい位置は着用スタイルによって異なるため、間違えないように注意しましょう。

ネクタイピンにはワニ口式やクリップ式の他、スティックピンやタイタックピンのように種類も豊富にあります。

スーツを揃えるのと同時に、シンプルなネクタイピンを1本購入しておくと、いざ必要なときにサッと使えるので便利です。使いたいシーンに合わせてネクタイピンを活用してみましょう。

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