
就活用のカバンはどう選ぶ?押さえておくべきポイントを解説
就活
公開日:
更新日:
就活に使うカバンは、スーツと一緒に揃えておきたいものです。とはいえ、カバンをどのように選んだらよいのか悩んでしまう方は多いかもしれません。就活を始めるにあたって、カバン選びは重要なポイントとなります。本記事では就活用のカバン選びのポイントを詳しく解説します。就活に必要な持ち物についてもまとめていますので、面接や企業説明会、インターンなどで持っていくカバン選びで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
就活用のカバン選びは重要?

結論からいうと、就活用のカバン選びは重要です。就活で使うことを考慮し、TPOに合わせて慎重に選ぶ必要があります。
会社に出向くというビジネスシーンにおいて違和感のないことはもちろん、収納のしやすさや持ちやすさなども考慮し、自分に合ったカバンを選びましょう。
就活に使うカバン選びのポイント

就活においては、カバンを用意さえすればデザインなどは何でもよいというわけではありません。会社説明会や面接などで使用することを考慮し、その場にふさわしいカバンを選びましょう。
手帳や筆記用具、会社案内の資料など、重くなりがちな就活の荷物はきれいに収納したいところです。
また、長時間持ち歩いても疲れにくいかなどもチェックするべきポイントのひとつです。よりストレスなく就活を進めるためにも、カバン選びのポイントを押さえたうえで購入しましょう。
具体的にチェックしておきたいのは、以下のポイントです。それぞれ詳しく解説していきます。
カバン選びのポイント
- ・色|黒が無難。
- ・デザイン|飾りが少ないシンプルなもの。
- ・素材|メンズはナイロン+革、レディースは合皮が使いやすい。
- ・持ち手|しっかりとした造りかどうかチェック。
- ・サイズ|A4が入るサイズがベスト。
- ・形状|自立するタイプだと安心。
- ・価格|相場は5,000円~1万5,000円程度。
- ・機能|3つの機能をチェック。
色|黒が無難
就活に使うカバンの色は黒が無難です。就活の場においてスーツや靴は黒が好まれるように、カバンも黒で統一した方がよいでしょう。黒はフォーマルなイメージが強く、堅実やまじめなどの好印象につながりやすいからです。
黒は業界や業種問わず、すべての就活シーンで対応できる色といわれています。
デザイン|飾りが少ないシンプルなもの
就活に使うカバンはできるだけ華美な装飾を避け、シンプルなものを選びましょう。
おしゃれ目的で飾りがあるものを選んでも、就活の場では不適切です。キーホルダーやストラップを後付けするのもNGなので気を付けましょう。また、シンプルなデザインなら入社後も長く使えます。
素材|メンズはナイロン+革、レディースは合皮が使いやすい
就活に使うカバンの素材は、メンズとレディースで着眼すべきポイントがやや異なります。
メンズの場合
メンズの場合は、全体的にナイロン素材が使われているものがおすすめです。ナイロンは軽くて丈夫であり、持ち運びに便利だからです。本革は高級感がありますが、ナイロンは価格が良心的で就活生でも購入しやすいというメリットがあります。
また、持ち手などの一部革素材のカバンであれば、スーツや靴、ベルトともマッチしやすく上品なビジネス感を演出できるでしょう。
レディースの場合
レディースの場合は、合皮素材のカバンがおすすめです。女性はメイク用品など男性より荷物が多くなりがちですが、合皮素材なら軽量なので持ち運びしやすいでしょう。
また、合皮素材は雨や汚れに強いのもメリットです。防水スプレーをかけておけば急な雨でも安心です。
メンズ・レディース共通の注意点
キャンバス素材のカバンは、カジュアルな印象を与えやすいため避けましょう。入社後に通勤用として使う分には問題ないかもしれませんが、就活のシーンではキャンバス生地のカバンは避けた方が無難です。
持ち手|しっかりとした造りかどうかチェック
持ち手は個人の好みが出やすい部分なので、店頭でカバンを実際に持ってみるのがよいでしょう。
見ておきたいポイントは、作りの頑丈さです。万が一、企業に向かう途中で持ち手が外れてしまっては就活に支障が出てしまうため、頑丈さは必ずチェックしましょう。
持ち手部分が革素材なら丈夫で長持ちしますが、革にこだわる必要はありません。補強されているものなら長く使えます。近年はパソコンやタブレットを持ち歩く場合も増えており、荷物が重くなりがちなので、持ちやすさまでチェックしておくのがよいでしょう。
レディースの場合は、持ち手が長いトートタイプがおすすめです。荷物が多くなりがちな方は、肩からかけられるタイプだと体に負担が少なく済みます。店頭で実際に肩にかけてみて、食い込みの強さもチェックしましょう。
また、メンズ・レディース共にカバンを床に置いた際に持ち手が自然と下がるものなら、上にコートを置けるので便利です。
サイズ|A4が入るサイズがベスト
就活に使うカバンはA4の書類が入るものがベストです。
説明会やインターンなどに参加すると会社案内の書類を渡されることがほとんどで、中には書類が分厚くなる場合もあります。そのため、余裕のあるサイズを選んだ方が書類でカバンが膨れずに済みます。
また、バッグ全体の容量もチェックしましょう。厚みのあるA4サイズの封筒でも、楽に出し入れできるものだとなおよいです。
形状|自立するタイプだと安心
就活に使うカバンは床に置いた際、倒れずに自立するタイプが望ましいです。
面接時はカバンを床に置くことが多く、倒れてしまうと見た目がよくありません。カバンが自立すれば見た目のキッチリ感が出るだけではなく、中身が散らかるのを防げます。
カバンの底に鋲(びょう)と呼ばれる金具がついているものだと、床に直置きしても汚れが生地に付着せず、綺麗な状態で使い続けられます。
価格|相場は5,000円~1万5,000円程度
入社後も同じカバンを使うことも考慮し、安すぎず高すぎない価格のものを選びましょう。相場は5,000円~1万5,000円程度で、キャリーケース対応や軽量撥水など、機能により価格が変動します。
就活カバンといっても、デザインや機能によって価格帯はさまざまです。ブランドや素材にこだわれば数万円するものもあります。一般的に何円以上や何円以下といった決まりはないので、使いやすさと価格のバランスがよいと思ったものを選ぶのがベストです。
機能①|撥水性・防汚性が備わっていると便利
カバンの撥水性や防汚性もチェックしましょう。
就活中は説明会や面接など移動時間が長くなります。移動時間が長ければ汚れも付きやすくなり、その分劣化を早めてしまう原因につながってしまいます。さらに就活が活発化する夏場はゲリラ雷雨の確率も高まります。
撥水性や防汚性が備わっていれば、カバンが汚れる心配も減るでしょう。生地に水分が染みこまないので、カバンの劣化やカバンの中にある書類などの水濡れも防げます。スマホやタブレットなどの電子機器も安心して持ち運べるため便利です。
機能②|ポケットの有無もチェック
ポケットの有無も大事なポイントです。外側や内側のポケットの種類も必ず確認しましょう。ただでさえ緊張している就活では、筆記用具やスマホ、交通系ICカードなどをどこにしまったか忘れてしまうことも考えられます。
カバンの中で1ヶ所にまとめてしまうと、必要なときに取り出すのに時間がかかってしまいます。見つかりにくい小物を分けておけるポケットがあると、サッと取り出せて便利です。
小物入れだけではなくポケットもチェックしましょう。外側に収納スペースがあるタイプや、ポケットに衝撃緩和用のクッションが付いているタイプなら、パソコンやタブレットなどの電子機器の持ち運びに役立ちます。
機能③|中が見えないファスナー付きがおすすめ
就活に使うカバンは、中が見えないファスナー付きがおすすめです。ファスナーがあれば中身を人に見られてしまう心配がなく、紛失などのアクシデントも防げます。また、雨が降った際も中が濡れないため安心です。
ただし、ファスナー付きのカバンを使う際は、常にファスナーを閉めておくようにしましょう。ファスナーがあるのに開けっ放しにしていては本来の機能が発揮できないのに加え、だらしない印象を与えてしまう恐れがあります。
就活用のカバンには何を入れる?

就活生はカバンに何を入れているのでしょうか?以下では、男女別にカバンの中身について解説します。
男性の場合
多くの就活生がカバンに入れているものは以下の通りです。
【男性】カバンに入れる持ち物
- ・財布
- ・筆記用具
- ・手帳
- ・スマートフォン
- ・モバイルバッテリー
- ・会社案内
- ・ハンカチ・ティッシュ
- ・定期券・交通系ICカード
- ・飲み物
- ・就活対策の書籍
男性ならではの持ち物はないものの、財布や筆記用具など忘れたら困るものも多くあります。事前にチェックリストを作るなどして、忘れ物がないよう注意しましょう。
女性の場合
多くの就活生がカバンに入れているものは以下の通りです。
【女性】カバンに入れる持ち物
- ・財布
- ・筆記用具
- ・手帳
- ・スマートフォン
- ・モバイルバッテリー
- ・会社案内
- ・ハンカチ・ティッシュ
- ・定期券・交通系ICカード
- ・飲み物
- ・就活対策の書籍
- ・メイクポーチ
- ・髪用ブラシ・コーム
- ・予備のストッキング
女性の場合は、メイク直し用のメイクポーチがあると安心です。とはいえ、すべてのメイクアイテムを持ち歩く必要はありません。ファンデーションやアイブロウ、日焼け止めなどの最低限のメイクアイテムで十分でしょう。
必須ではないがあると便利なもの
アイテム | 活用術 |
---|---|
提出済みの履歴書のコピー | 書いた内容を確認する |
ウェットティッシュ | 靴の汚れを落とす |
クリアファイル | 企業からもらった資料を保管する |
バインダー | 机がない企業の場合、下敷きの代わりにする |
パソコン・タブレット | 空いた時間での情報収集やES作成など |
鎮痛剤 | 下痢止めや頭痛薬など |
口臭消しのアイテム | ミントタブレットや口臭スプレーなど |
晴雨兼用折り畳み傘 | 急な雨や紫外線対策 |
コンパクトシューズ | 移動時に慣れないヒールから履き替える |
絆創膏 | 靴擦れをしてしまったときに貼る |
整髪料 | まとめた髪が乱れたときに活用する |
上記は必須ではないですが、あると便利なアイテムです。カバンのスペースに余裕があれば入れておくとよいでしょう。
就活においてカバン選びは大切なポイント

就活用のカバン選びは非常に重要です。移動が多くなることや、会社に出向くというシチュエーションを考慮する必要があります。
色やデザイン、素材、持ち手、サイズ、形状、価格、機能などをチェックして使いやすいカバンを選びましょう。