
証明写真のスーツでOKな色は?NGなものや撮影のコツもあわせてご紹介
就活
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履歴書に貼る証明写真は、就活生の「顔」といえる重要なもの。そのため、証明写真を撮影する際には、どんなスーツを着たらいいか悩む方は多いでしょう。本記事では、証明写真にふさわしいスーツの色や着こなしを解説します。コーデ例も紹介していますので、参考にしてみてください。
目次
就活に使える証明写真の基本ルール

履歴書を書くうえで必要不可欠な「証明写真」は、一番最初に採用担当の目に入るため、就活生の第一印象を左右する重要なものです。だからこそ、就活に使う証明写真はルールを踏まえたものを用意することが大切です。まずは、就活に使える証明写真の基本ルールと注意点を解説します。
①写真サイズは縦4cm×横3cm
証明写真のサイズは「縦4cm×横3cm」のものを選びましょう。履歴書は証明写真を貼るスペースが決められていることが一般的です。写真のサイズが小さすぎたり大きすぎたりすると、決められたルールを踏まえていない、誠実さに欠けるなどの印象を与えてしまう可能性があるため注意しましょう。
証明写真機などで撮影する場合には「履歴書用」モードを活用すれば問題ありません。注意点としては、パスポート用などの違うサイズの写真をカットして使うのはNGであるため、すでに撮影してある写真を流用する際は気を付けた方がよいでしょう。
②背景色は白・青・グレーが基本
証明写真を撮影するときの背景色は、白や青、グレーが基本です。使う背景の色によって与える印象が異なっており、青は清潔感のある雰囲気に、白はフレッシュなイメージに、グレーは落ち着いた印象をそれぞれ与えられます。
また、背景は無地またはグラデーションであればOKです。柄が入っているものや派手なものは就活において悪目立ちしやすいため、避けることをおすすめします。
③3~6ヶ月以内に撮影したものであること
すでに撮影済みの証明写真を就活に使用する場合は、3~6ヶ月以内に撮影したものを使いましょう。証明写真はあくまで、本人であることを証明するためのものです。撮影時から期間が経っている証明写真だと、体型や髪色など見た目の雰囲気が変わっていることで、本人であるかどうか分かりにくくなってしまいます。
企業によっては、履歴書に使える証明写真の撮影期間が指定されている場合もあります。証明写真を撮影する際には、あらかじめ応募先の企業が提示しているルールをチェックしておきましょう。
④裏に名前を記載する
書類で履歴書を提出する場合には、証明写真の裏に名前を記載するのもマナーです。万が一履歴書から証明写真が剥がれ落ちた際に誰の写真かすぐ分かるようにするためにも、油性ペンで書いておくことが大切です。名前はフルネームで記載し、学校名と学部も併せて記載しておくとよいでしょう。
【メンズ】証明写真におすすめのスーツの選び方

証明写真を見たときの第一印象をアップさせるためには、撮影時に着用するスーツの選び方も大切です。ここからは、男性が証明写真を撮るときにおすすめしたいスーツの選び方と注意点を解説します。
スーツのカラーは黒か紺の無地を選ぶ
面接時と同様に、証明写真を撮影するときもスーツはブラック・紺色などの落ち着いた色で無地のものを選びましょう。ビジネススーツに多く使われているライトグレーなどの明るい色は就活において悪目立ちしやすく、業界によってはふさわしくないと評価される可能性もあります。
一般的には黒色のスーツを着用する就活生が多いため、特に堅い業界は黒で揃えるのがおすすめです。同様の理由で、柄入りのスーツも就活においてNGとされています。
ジャケットサイズは肩幅に合わせる
スーツは色だけでなく、サイズ感も重要です。特に、ジャケットサイズは肩幅に合ったものを選んで着用しましょう。証明写真では上半身が写るため、肩まわりのサイズ感は特に目立ちやすいです。スーツの肩幅が狭すぎると姿勢が悪く写ってしまうため、窮屈な印象を与えてしまいます。
また、スーツのサイズが大きすぎるとだらしない雰囲気を与えてしまうため避けましょう。スーツの肩の縫い目が自分の肩幅とぴったり合っているかをチェックして選ぶのがコツです。
シャツはレギュラーカラーまたはワイドカラーが定番
メンズスーツに合わせるシャツは、レギュラーカラーまたはワイドカラーなどのシンプルなデザインを選びましょう。柄入りのものやデザイン性の高いもの、カジュアルすぎるシャツは就活ではNGとされているため、証明写真を撮影する際にも避けた方がよいでしょう。
ジャケットに合わせるシャツの色は「白」が一般的。フレッシュ感や清潔感を演出できるため、証明写真を見たときの第一印象アップにつながります。また、撮影時にはシャツの第一ボタンまでしっかり留めてから撮るようにしましょう。
ネクタイの色は与えたい印象に合わせて選ぶ
メンズスーツに合わせるネクタイの色は、与えたい印象に合わせて選ぶのがコツです。例えば爽やかさを演出するなら青色系、エネルギッシュな印象を与えたいときは赤色系といったように、ネクタイの色で見た目の印象は少しずつ異なります。色選びに迷った場合は、応募先の企業の社風に合わせて選んでみましょう。
【レディース】証明写真におすすめのスーツの選び方

レディーススーツはメンズスーツに比べてデザインやコーディネートの幅が広いため、証明写真を撮るときの着こなしに悩む人は多いでしょう。ここからは、女性が証明写真を撮るときにおすすめのスーツの選び方と注意点を解説します。
スーツのカラーは黒か紺の無地を選ぶ
レディーススーツの色はメンズスーツと同様に、ブラックや紺色などで無地のものを選ぶのが一般的。就活用のスーツは黒色が定番であるため、ブラック以外の色を選ぶ際はできるだけ黒に近い暗い色を選ぶのがおすすめです。また、柄付きのスーツはカジュアルな印象を与える場合があるため、避けた方がよいでしょう。
スーツのジャケットはボタンに合わせる
レディーススーツのジャケットのサイズ感は肩幅に加えて、着用時のボタンまわりの状態やシルエットもチェックしましょう。スーツの胸元に適度な余裕がないと、だらしない印象を与えてしまうこともあります。着用時に胸元がしっかり入っているか、ボタンを留めたときにシワが寄らないかなどを確認するのが選び方のコツです。
シャツの襟型はシャツカラーまたはスキッパーカラーがおすすめ
レディーススーツに合わせるシャツは白色で、襟がシャツカラーまたはスキッパーカラーなどのシンプルなものであればOKです。襟のデザインによって与える印象が違ってくるため、応募先の企業の社風・業界などに合わせて使い分けましょう。
第一ボタンまでしっかり留めて着用する「シャツカラー」のシャツは、清潔感や誠実感を演出できることから、金融などの堅い業界や一般職への就活時におすすめです。対して第一ボタンがない「スキッパーカラー」は顔周りをすっきり見せやすく、明るく活発な印象を与えやすいため、接客業や営業職向けといえるでしょう。
髪型やヘアスタイリングのポイント
証明写真を撮影するときは、スーツの着こなし以外にヘアスタイルも注意点があります。清潔感を引き立てられるように、目や眉、耳が見えるように前髪をまとめましょう。特にロングヘアの女性の場合はポニーテールやハーフアップなど、ヘアゴムでしっかり髪の毛をまとめられるヘアスタイルであればOKです。
また、就活では一般的に明るすぎる髪色はNGとされているため、ヘアカラーをしている人は証明写真を撮る際はあらかじめ地毛に近い髪色へ戻しておくことが望ましいです。
【メンズ】証明写真の撮影におすすめのコーデ例

男性の場合は、スーツとネクタイの色の組み合わせによって見た目の印象を変えていくのがコーデを考える際のコツです。ここからは、男性におすすめする証明写真の撮影時にふさわしいコーデ例を紹介します。
チャコールグレー×赤ネクタイで落ち着きと情熱を演出

ビジネススーツに多く採用されているグレー系のなかでも、チャコールグレーのスーツをベースとしたコーデは色味が黒に近いことから、証明写真の撮影時もOK。落ち着いた雰囲気がありつつも、黒色のスーツに比べるとマイルドで優しい印象を与えられるでしょう。
証明写真を撮影する際に顔周りが暗くならないよう、アクセントとなるネクタイは肌の血色をよく見せられる赤色系がおすすめです。鮮明な赤色であれば情熱的に、えんじ色などの深い色味のネクタイなら温厚な雰囲気を引き立てられるでしょう。
紺色スーツは元気でフレッシュ感のある雰囲気に

就活生らしいフレッシュ感を引き立てるなら、濃紺スーツに明るい色のネクタイを合わせて、色味にメリハリを出してもOK。濃紺は青みがかっているため、コーデのベースにすれば爽やかさを引き立てやすい傾向にあります。
ネクタイの色はイエローやサックスブルーなど少し明度が高めのものを合わせることで、元気で若々しい印象を与えられます。注意点としては、明るすぎる色はカジュアルなイメージが強い傾向にあるため、コーデを考える際にはスーツから浮いていないかをチェックするようにしましょう。
【レディース】証明写真の撮影におすすめのコーデ例

レディーススーツの場合、ネクタイのようにコーデをまとめるアクセントになるものが少ないため、ジャケットに合わせるシャツのデザインで雰囲気を変えるのがコーデを考える際のコツです。ここからは、女性が証明写真を撮影する際におすすめのコーデ例を紹介します。
紺×シャツカラーで就活生らしいフレッシュな印象に

就活生らしい誠実さ・フレッシュ感を引き立てるなら、紺色スーツにレギュラーシャツを合わせたコーデがおすすめです。首元が開かないレギュラーシャツだからこそ、爽やかな紺色スーツにきっちり感をプラスできます。より清楚感を引き立てるなら、胸元が空きすぎない2つボタンのジャケットをプラスするのもよいでしょう。
華やかさを求められる業界ならノーカラー系ブラウスもあり

アパレル系や接客系など、華やかさや親しみやすさなどが重視される業界であれば、ワンポイントにネックレスをプラスした、ノーカラーシャツでコーデを考えるのもOKです。襟がない分、顔周りをすっきり見せられるうえ、ネックレスがアクセントとなってコーデを華やかにまとめてくれるでしょう。
合わせるネックレスはワンポイントのシンプルなデザインがおすすめ。主張が控えめなものを選ぶことで、コーデ全体がカジュアルになりすぎるのを防げますよ。
撮影前に要チェック!就活用証明写真できれいに写るコツ

就活にふさわしい証明写真を撮る際には、撮影時の姿勢や身だしなみも重要です。ここからは、撮影前にチェックしてほしい、就活用証明写真できれいに写るコツを紹介します。
姿勢は上に引っ張られているイメージで背筋をのばす
猫背だと暗い雰囲気になるため、撮影時には背筋をピンと伸ばした状態をキープしましょう。背筋を伸ばす際に背中を反りすぎるのは、高圧的な印象を与える場合があるためNGです。頭の上から糸で引っ張られているイメージで、背筋をまっすぐ伸ばすのがきれいに写るコツです。
顔のストレッチをしてから撮影する
あらかじめ顔のストレッチをしてから撮影するのもポイントです。証明写真を撮るときには、自然な笑顔で写ることが大切。真顔や作り笑顔は、固い印象になってしまいます。ストレッチで顔の筋肉をほぐしておくことで、やわらかな笑顔で撮影できるようになります。
撮影前にできる顔のストレッチ方法
- 1.背筋を伸ばし、姿勢を正す。
- 2.瞼・眉を上に引き上げるように、目を見開く。
- 3.そのまま口を大きく開き、5秒間「あー」と言う。
- 4.口の両端を左右に引っ張るように頬を左右へ張り出し、5秒間「いー」と言う。
- 5.眉を顔の中心へギュッと寄せながら、唇を前へ突き出して5秒間「うー」と言う。
- 6.舌を前へ突き出しながら、5秒間「えー」と言う。
ナチュラルメイクを心がける
証明写真を撮るときにメイクをする場合は、主張が控えめなナチュラルメイクを心がけましょう。アイシャドウやリップの色が目立ちすぎるとスーツを着用したときに違和感が出てしまう可能性もあります。肌の色に合わせるとともに、濃い色のアイシャドウやリップは避けることをおすすめします。
就活の場に合った色のスーツで証明写真を撮影しよう

就活は証明写真を撮影するときから始まっているといっても過言ではありません。今回紹介したスーツの選び方やコーデ例も参考にしながら、応募先の企業の雰囲気に合ったスーツで証明写真を撮影してみましょう。