
転職フェアでおすすめの服装とは?事前準備や当日に必要な持ち物を紹介
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多彩な企業が集まる「転職フェア」は、転職者にとって自分を売り込むチャンスの場です。だからこそ、当日は失礼のない服装で挑みたいところです。そこで今回は、転職フェアでおすすめの服装を紹介します。コーデ例や好印象を与えるポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
転職フェアとは?

転職フェアとは、転職希望者と企業を結ぶ合同イベントのことです。中途採用を行っている多数の企業が1つの会場に集まり、各企業に割り当てられたブースにて転職希望者へ会社説明・面談などを行います。なかには、特定の業界に絞った転職フェアもあるため、気になる業界の情報を収集できる場といえるでしょう。
転職フェアでできること
転職フェアでは多彩な企業が集まるため、一度に多くの企業の情報を収集し、より自分の希望にマッチした転職先を探せるというメリットがあります。また、企業によっては転職フェアへ参加することで、書類選考などの一部採用試験が免除される場合もあるため、転職活動をよりスムーズに進められる可能性もあります。
また、転職フェアの会場には企業ブースとは別に、転職者向けの講座・セミナーやキャリア相談などのコーナーが設置されている場合も多いため、これからの転職活動に関する悩みをプロへ相談することもできるでしょう。
転職フェアで準備すべき持ち物
転職フェアでは服装だけでなく、持ち物の準備も怠らないことが大切です。各企業のブースで会社情報や選考に関する資料をもらうことが多いため、A4サイズの紙が入るバッグ・ファイルは必須の持ち物といえるでしょう。
また、転職フェアの会場においてスマートフォンでメモを取ることをマナー違反と感じる採用担当者もいるため、メモ帳を準備しておくことをおすすめします。会社説明や面談の際にアンケートやエントリーシートなどへの記入を求められる場合があるため、持ち物に筆記用具は必ず準備しておきましょう。
転職フェアで準備すべき持ち物
- ・A4サイズ対応のバッグ
- ・筆記用具(メモ帳・ボールペン)
- ・スケジュール帳
- ・A4サイズのクリアファイル
転職フェアで好印象を与える3つのポイント

転職フェアは気になる企業へアタックできるチャンスであり、服装だけでなく細かい所作も意識することで、より採用担当者へ好印象を与えられます。ここからは、転職フェアで好印象を与える3つのポイントを紹介します。すぐに実践できるものばかりですので、身だしなみの一環としてチェックしてみましょう。
①背筋を伸ばす
転職フェアの企業ブースを訪れたら、椅子に座るときに背筋を伸ばすことを意識してみましょう。姿勢は第一印象につながるポイントの1つです。背筋が伸びていると「自信がある」「自社に対する関心が高そう」といったポジティブな印象を与えられるでしょう。
また、背筋が伸びていると発声がしやすくなるとされており、挨拶や面談の際に明るく元気な声で対応できるようになります。椅子に深く腰掛け、おへその下あたりに力を入れるよう意識すると自然にきれいな姿勢を作れます。
②明るい表情と適度な視線
転職フェアの会社説明や面談などで採用担当者と話すときには、明るい表情と適度な視線を意識することも大切です。選考時だけでなく、説明や面談の際にも採用担当者は転職者の様子をチェックしています。そこで明るく自然な笑顔ができていれば「自社への関心が高そう」と好印象を持たれやすくなります。
無理に笑顔を作るのではなく、口角に軽く力を入れるだけで自然な笑顔になります。また、視線についても企業への関心の高さをアピールする重要なポイントです。話している採用担当者の目を見ることが基本ですが、ずっと見つめていると圧迫感を与えるため、時々資料やメモなどへ目線を外すのがコツです。
③聞き取りやすい声
転職フェアでは、説明会や面談の際に採用担当者と会話する場面も多いため、聞き取りやすい声で話すことを意識してみましょう。適度な声のボリュームに加えて、緊張で早口にならないよう普段より少しゆっくり話すよう心掛けるのがコツです。
【メンズ】転職フェアにおける服装の選び方

転職フェアにおけるメンズの服装の選び方は、スーツと私服のどちらにおいても「清潔感」が何より大切です。ここからは、転職フェアにおけるメンズの服装の選び方についてスーツ・私服に分けて紹介します。
スーツで参加する場合
一般的に転職フェアではオフィスカジュアルでの参加がOKであるため、スーツで参加する場合の服装の選び方も、実際の選考・面接時に比べるとそこまで着こなしに対して厳しくはない傾向にあります。色味やコーデの選び方にこだわって、清潔感と社会人経験をアピールしてみましょう。
黒・紺などの落ち着いた色がおすすめ
転職フェアで着用するスーツは、黒や紺色などの落ち着いた色がおすすめです。派手な色や柄が入っているものやデザインが凝っているスーツだと、派手に見えやすいため採用担当者から悪目立ちしてしまう可能性があります。
シャツは白無地が定番
スーツに合わせるシャツについては「白無地」が定番です。清潔感を演出できるのはもちろん、スーツの色を問わず合わせやすい傾向があります。転職フェアの服装においては、サックスブルーなどの薄い色のシャツを採用しても問題ありません。
シャツのデザインについてはレギュラーカラー・ワイドカラーなどのシンプルなものだとスーツのジャケットと合わせやすいです。ボタンダウンでも問題ありませんが、レギュラーカラーなどと比べると若干カジュアルダウンするため、ネクタイを締める場合は避けた方がよいでしょう。
ネクタイを着用しない場合は、ボタンダウンの方が襟が開きすぎないため、清潔感がある着こなしができます。
ネクタイの色は与えたい印象に合わせる
ネクタイの色は、採用担当者へ与えたい印象に合わせて選ぶとよいでしょう。スマートさを演出するなら青色系、熱意や行動力を押し出したいなら赤色系といったように、色によって異なる印象を服装に取り入れることで、より自分の良さをアピールしやすくなります。
また、派手な色や柄のネクタイは服装から浮いて見えてしまうため、スーツの色に合わせて落ち着いたトーンのものを選ぶことが大切です。柄は無地が一般的ですが、小紋柄・ストライプなどの主張が控えめな柄物であれば服装のよいアクセントになるでしょう。
私服で参加する場合
転職フェアへ私服で参加する場合、メンズの服装選びはシンプルにまとめることがポイントです。一般的にはメンズのオフィスカジュアルの定番といえる「ジャケパンスタイル」で服装を考えるとよいでしょう。
トップスはシンプルなシャツ・カットソーが望ましい
私服で転職フェアへ参加する場合の服装選びでは、トップスにシンプルなシャツ・カットソーを採用するのが望ましいです。襟付きシャツであれば服装にフォーマル感をプラスできますし、Tシャツやカットソーであれば適度なラフ感を演出できるでしょう。
なお、Tシャツやカットソーを服装に取り入れる場合は、無地でシンプルなものを選びましょう。クルーネックやモックネックなどのほどよく首元が詰まったデザインだと、上品にまとめられます。
ジャケットは与えたい印象に合わせて選ぶ
ジャケパンスタイルの要といえるジャケットは、与えたい印象に合わせて選ぶとよいでしょう。テーラードジャケットであれば上品な雰囲気になりますし、ノーカラージャケットならシルエットをシャープに演出できます。スーツのジャケットと同様に、黒や紺色などの落ち着いた色を選ぶとバランスのよい服装にまとまるでしょう。
パンツはスラックスにする
転職フェアの服装では、パンツはスラックスがおすすめです。スラックスはジャケットに合わせるボトムスであり、フォーマル感があることからオフィスカジュアルとしてビジネスシーンにも採用されるアイテムですので、転職フェアの服装にもマッチします。
色については黒やグレー、ベージュなどのシンプルなものを取り入れるのが一般的です。ジャケットや服装全体のバランスを見てぴったり合う色を選ぶとよいでしょう。
【メンズ向け】オフィスカジュアルとは?一般的なルール&好印象な着こなし方をご紹介
【レディース】転職フェアにおける服装の選び方

レディースの場合、転職フェアにおける服装はスカートとパンツという2つのスタイルがあるため、服装選びに悩む人は多いでしょう。ここからは、転職フェアにおけるレディースの服装の選び方をスーツ・私服に分けて解説します。
スーツで参加する場合
転職フェアへスーツで参加する場合の服装選びのポイントは、メンズと同様にシンプルにまとめることが大切です。リクルートスーツでも問題ありませんが、新卒感が出てしまう可能性があります。志望する業界の雰囲気に合わせて服装のテイストを変えることを心がけてみましょう。
上品な色のスーツを選ぶ
転職フェアの服装選びにおいて、レディーススーツは上品な色から選んでみましょう。黒や紺色などのビジネスシーンにおける定番色でもよいですが、服装自由な転職フェアであればグレーやベージュ系のスーツで華やかに見せるのもおすすめです。派手な色のスーツは悪目立ちしてしまう可能性があるため注意しましょう。
与えたい印象に合わせてパンツ・スカートを使い分ける
レディースの服装については、採用担当者にどのような印象を与えたいかによってパンツとスカートを使い分けてみましょう。パンツスタイルであれば快活でフットワークが軽い印象を与えられますし、スカートスタイルであれば服装を上品で華やかな雰囲気でまとめられます。
パンプスはヒールの高さに注意
パンツやスカートを問わず、転職フェアにおけるレディースの服装ではパンプスを着用しますが、ヒールの高さに注意しましょう。ヒールが高すぎると歩く際に不安定になりますし、低すぎてもカジュアル感が強くなるため、転職フェア用の服装としてはふさわしくないとされています。
転職活動時のパンプスの高さの目安としては、3~5.5cm程度であればスタイルを美しくみせられるでしょう。色は服装に合わせ、シンプルなデザインのものを選ぶことをおすすめします。
私服で参加する場合
転職フェアへ私服で参加する場合、レディースの服装選びのポイントはおしゃれにしすぎないことです。メンズに比べて服装の自由度が高い分、華やかになりすぎてしまい転職フェアの雰囲気にふさわしくない服装になってしまうことも少なくないため、スーツと同様にシンプルさを心がけましょう。
ジャケットの有無は服装のバランスを見て考える
私服で転職フェアへ参加する場合、ジャケットの有無は服装のバランスを見て考えることをおすすめします。ジャケットを着用することでさりげなくフォーマル感をアップさせられますが、ワンピースやブラウスのデザインによっては、トップスの特徴を消してしまい、アンバランスに見えてしまうこともあります。
そのため、シルエットにボリュームがある服装であればジャケットなし、すっきりとした印象にまとめたい場合はジャケットありといったように、組み合わせるアイテムによって活用方法を考えてみましょう。
トップスのデザイン・素材感はアピールしたい雰囲気に合わせる
私服コーデに取り入れるトップスはブラウスが一般的ですが、アピールしたい雰囲気に合わせてデザイン・素材感を変えてみましょう。スマートに見せたいならスキッパーブラウス、華やかさを引き立てたいならフリルブラウスやボウタイブラウスなどのアクセントが付いたデザインを選ぶのがおすすめです。
素材感についてはポリエステルなどが定番ですが、より上品に見せたい場合はシルクやサテンなどの控えめな光沢とやわらかさがある素材のトップスを採用すると、より大人の上品さを演出できるでしょう。
ボトムスを問わずストッキングを着用する
パンツとスカートのどちらの服装であっても、ストッキングを着用するのがマナーです。色は肌の色に合わせ、季節に合わせて適度な厚みのものを選びましょう。
暑い時期の転職フェアであればデニール数(厚み)については10~20デニール、寒い秋冬の転職フェアであれば20~30デニール程度が望ましいとされています。尚、転職フェアへの参加中に伝線する可能性を考えて、持ち物には予備のストッキングを用意しておくと安心です。
【レディース】オフィスカジュアルの基本とは?"はずさない"お手本コーデをご紹介!
【メンズ】動きやすさときちんと感を両立!転職フェアでおすすめのコーデ例

転職フェアにおけるメンズの服装は、いかに動きやすさときちんと感を両立するかが大切です。ここからは、転職フェアにおけるメンズにおすすめのコーデ例を紹介します。
【スーツ】黒スーツもシャツの色で就活生感を抑えられる

ビジネスシーンにおいて定番の服装である黒スーツですが、着こなし方によってはリクルートスーツのようなフレッシュ感が強く出てしまうことも。そこで、カラーシャツをプラスすることで就活生感を抑えつつ、こなれ感を演出できます。採用するシャツとネクタイの色を合わせればより上品なコーデにまとまります。
【スーツ】ジャケットと小物の色を合わせて統一感をアップ

転職フェアのスーツコーデに悩んだら、ジャケットと小物の色味を揃えるだけでも統一感のあるコーデになります。特にネイビーやグレーのスーツであれば、ネクタイなどの小物の色はジャケットより彩度・明度を上げた色を採用することで、さりげないアクセントになります。
【私服】明るめスラックスでシャープな装いに

ダークカラーのジャケットに明るい色のスラックスをプラスしたジャケパンスタイルであれば、スマートな雰囲気を演出できます。
モックネックやクルーネックのトップスをプラスすれば、フォーマル感のあるジャケットにほどよいラフ感をプラスできます。靴の色をジャケットに合わせれば、見た目の雰囲気をシャープに引き締められるでしょう。
【私服】柄物シャツでさりげなく個性をプラス

柄物を取り入れたジャケパンスタイルであれば、さりげなく個性やユーモア感を演出できるでしょう。特に柄物シャツであれば、コーデが派手になりすぎない丁度よいアクセントになってくれます。小さめのチェック柄であれば上品に、ストライプ柄であれば縦ラインを強調できるためスマートなシルエットを引き立てられます。
【レディース】きれいめなシルエットで上品な雰囲気に。転職フェアでおすすめのコーデ例

レディースの服装は、シルエットを意識することで多彩な雰囲気を演出できます。ここからは、転職フェアにおけるレディースにおすすめのコーデ例を紹介します。
【スーツ】スーツ×ニットで温かみのある雰囲気に

転職フェアのスーツコーデなら、トップスにニットを取り入れるのもOKです。特にケーブル編みやリブ素材のニットであればスーツのVラインをすっきり見せられるため、温かみのある雰囲気にまとめつつシルエットを美しく引き立ててくれるでしょう。寒さが強まる秋冬にはもちろん、春まで活用できるコーデです。
【スーツ】縦ラインを意識して美しいシルエットを演出

パンツスーツコーデであれば、縦ラインを意識した着こなしでスタイルアップをしてみましょう。ボウタイブラウスや長めのジャケットなどといった長さのあるアイテムを取り入れれば、身体の縦のラインを強調できるため、シルエットをシャープに演出できます。
【私服】広がりのあるトップスで上品なノージャケットコーデに

ノージャケットでの私服コーデであれば、トップスやスカートの広がりを活かした着こなしもおすすめです。特にフレアスカートとパフスリーブ系のトップスを組み合わせれば、やさしい雰囲気を引き立てる華やかなコーデになります。
【私服】ダークトーンで揃えて大人の落ち着きを演出

ダークトーンで揃えれば、大人の落ち着いた雰囲気を引き立てられます。ボトムスにはブラウンカラーをプラスすることで、新卒感を抑えつつ温かみのあるコーデに。パンプスやバッグはボトムスの色と揃えることで、コーデ全体に統一感も出せます。
転職フェアにおける服装・身だしなみで注意すべきポイント

選考前とはいえど、転職フェアは採用担当者から直接チェックされる場面でもあるため、服装の選び方だけでなく、細かい身だしなみにも注意することが大切です。ここからは、転職フェアにおける服装・身だしなみで注意すべきポイントを解説します。
服装にシワ・汚れが付いていないか
たとえ場にふさわしい服装であっても、シワや汚れが付いたままだと「不潔」「だらしない」といった印象を与えてしまいます。そのため、転職フェアの前日には一度当日着用する服をチェックしてシワや汚れ、毛玉などがあればお手入れしておきましょう。
露出は多くないか
服装を考える際には露出は多くなっていないかもチェックしましょう。服装自由であることが多い転職フェアですが、あくまで転職活動やビジネスシーンの一環であるため、露出が多いとだらしない印象を与えてしまいます。
気温が高くなる夏の転職フェアでは露出が多くなりがちですが、転職フェアの服装では冷感素材や通気性のよい素材を選んで暑さ対策をしましょう。
髪・メイクはナチュラルで清潔感があるか
転職フェアでは、ヘアスタイルやメイクに厳格なマナーはありませんが、ナチュラルかつ清潔感を意識したスタイルを心がけることが大切です。髪はボサボサにならないように整髪料などでまとめ、メイクは濃くなりすぎないように注意しましょう。
香水や制汗剤などのニオイが強すぎないか
転職フェアに参加する場合は、香水や制汗剤などのニオイにも注意することが大切です。ニオイが強すぎると他の参加者の迷惑になる可能性があるため、制汗剤はできるだけ無香料のものを使用し、香水は香りがやさしいものを選ぶとよいでしょう。
好印象を与えられる服装で転職フェアに参加してみよう!

転職フェアはたくさんの企業と出会える場であるため、当日にマナーを踏まえた服装で好印象を与えられれば、その後の選考もスムーズに進められるでしょう。本記事で紹介した服装の選び方やコーデ例、準備すべき持ち物などを参考にして、ぜひ転職フェアに参加してみてください。
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